応用曲「エリーゼのために für Elise」その0.69

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 台風一過。

 今日はもともと、沢山溜まった代休のため、仕事は休みだった。これを有意義に過ごさんものと、次女のピアノの先生に「単発レッスン」をお願いしていた私である。

 私はもともと独学にこだわっているわけではない。単に時間やお金がないこと、また、あまり頭が良くないので、レッスンに通って、普通の人のようなカリキュラムに放り込まれたら、溺れ死にそうになってついていけないであろうことがわかっているから一人我流をやっているのであって、事情さえ許せば専門の先生に指導して頂きたいのが本音のところなのだ。今日はその貴重なチャンスだ。

 楽譜と筆記具を持って、約束のとおり、まだ台風の強い10時に教室に伺った。今年の1月、次女の発表会の「トルコ行進曲」の連弾のパートナーをするためにレッスンして頂いたことがある。その時は無料で見て頂いたが、今回は私自身に稽古をつけて頂くためであるので、相応の謝礼をする。

 その「トルコ行進曲」の時も思ったことだが、いやァ、やっぱりプロの先生に教えて頂くというのは、違いますなァ。一人で「通し練習」をする回数で例えると、50~60回は練習したのと同じくらいの手応えがある。

 先生によると、私が使っている全音の「最新バイエル教則本」付録の「エリーゼのために」は、だいぶ「大人向け」の楽譜であるらしい。私は逆に子供向けだとばかり思っていたので、少し驚いた。先生の見解は、「更に言えば、このバイエル教則本自体、世間で思われている『子供向け』というのとは違い、大人向けである」そうな。どちらかというと、音大生など向けであると。知らなかったこととはいえ、思えばえらいモンを買ってしまったものだ。

  •  弾き始め

 アウフタクトの分の、1拍目と2拍目を数えるようにする。それにより、続く曲本体の拍が、本来の拍の感じになる。「(イチ・ニ、)ミ#レミ#レミシ♮レドラ~・・・」という風である。

  •  ペダルをかなり整理

 楽譜が「大人向け」ゆえ、だいぶ弾き手任せなところがあったり、ペダルなどは「踏めるもんなら、これくらいの踏み方も挑戦してみてチョ」と言う位沢山書いてあるのだそうだ。だから、第1中間部で16分音符でペダルを細かく踏む所などは、私の場合なら省略してしまって良いらしい。

 それで、先生は第1中間部のペダルを殆ど整理して下さった。各小節の頭だけ踏んでいく感じだ。その代わり、単にペダルを踏まなくて良いと思ったらダメで、「手でスラーする」ことが大切である。

  •  第1中間部の入り口

 曲の全体像から考えていくと、楽譜どおりをやめ、ペダルせず、軽く弾くとよい。作文で例えて言うなら、段落が改まるところで、「そして、」などという言葉を入れる感じである。

 チナミに、他の楽譜では、ここは「メゾスタッカート」になっている。

 「シ~ララソファミレドシ~ラ~」(25小節目)の、最初の「シ」は一番高い音で、大事だから、気合いを入れて弾く。だが、強く大きく弾けというのとは違う。頑張って大事に弾く。

 また、このあたりの左手は「ファラド・ファbシレ・ファソbシミ」のキレイな和音を分散にしているので、和音を感じながら綺麗にやる。

  •  指使いをかなり修正

 指使いを合理的にして下さった。ただ、なかなか弾き慣れるものではないから、例えるとイビツながらも概ね組みあがっていた機械をもう一度分解したようなもので、通して失敗しないで弾くことは私にはかえって難しくなってしまった。直して頂いた指使いに変えるには、おそらくまだ数ヶ月の練習を要するだろう。

  •  終盤前のオクターブ(ラドミラドミレドシラドミラドミレドシ・・・)

 入り口の、「ド~・ミ」のところの、「ミ」が、私のだと短く弱すぎる。もっと「厚く」してよい。ただ、「イチニィ(サン)・イチ(ニィサン)」の音の長さを守る。

 オクターブを飛んで弾くのに「指くぐり」風の親指の型を指導して下さった。そのコツとして、「肘を使う」ようにするとよい、とも。親指をくぐらせるとき、少しばかり肘を外に張るのである。

  •  曲の最後の「レドシラ~」

 「間」を。「レドシ」と「ラ~」の間のところは最も重要である。

 このような具合で、他にも書ききれないほど多くのことを教わった。一生懸命教わっているうち、ハッと気付いたら、あっという間に2時間が経過してしまっていた。

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