「ITストラテジスト試験」に合格

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 「泊まり込み仕事」の最中、とても嬉しいことがあった。

 「ITストラテジスト」の合格発表があり、合格したのだ。世間では「IT最難関」ともされている資格だ。

 この資格がまだ「システムアナリスト」という名前だった頃、一度受けて落ちたことがある。5年前のことだ。その後、少し忙しかったこともあり、受験できなかった。

 前の上司や、今一緒に仕事をしている相棒から刺激を受け、もう一度頑張ってみようかという気になり、勉強した。去年の春から、夏をはさんで秋までかかった。そのために、この数年間、毎年出ていた次女のピアノの発表会の連弾相手は、今回は見送った。

 通勤電車の中で、毎日立ったまま論文を書いた。本番では予想していなかった論文題が出題されたが、今までの長い経験で3200文字をほぼ満杯に埋めつくし、押しきることができた。

 これで、「日本ITストラテジスト協会」正会員への入会資格を得た。さっそく加入申請をして、幅を広げたいと思う。

 今年は懐かしい人々に会えて、再び友達になれたり、年の瀬に近くなってから良いことが沢山あった。正月の酒は、だから、旨いだろう。

秋の情報処理技術者試験

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 今日は秋の情報処理技術者試験の試験日であった。前回合格したテクニカルエンジニアの試験から、半年空けて立て続けの受験である。

 今回は最難関、「システムアナリスト」にチャレンジした。実のところ、8月を過ぎる頃までは、かなり懸命に勉強した。が、9月に入ってから難しさに音をあげ、すっかり勉強を投げ出してしまっていた。

 だから、周りの者にも、予て「俺、落ちますから」と言いふらしていたし、試験場におもむくにも、「ま、どうせ今日は落ちるんだからさ、問題が手におえなければ、さっさと帰ればいいんだよな」というくらいの気持ちである。

 試験は、東京・芝の「共立薬科大学」というところで行われた。東京タワーの眺めがよいところである。It_exam_tokyotower 今日も秋晴れ、雲が少なく、紺色の空が広がっていた。私はそこの4階の大きな講堂で試験を受けた。

 結果は、マァ、落ちたと思う。落ちたと思うのだが、それはそれとして、試験を受け始めてみると、「あれ、これは解ける。あ、これもわかる」と、ひと月近くも勉強を投げ出してしまっていたわりには、けっこう、どんどん解けて、調子が良いのだ。

 試験は午前試験、午後I試験、午後II試験と日中まる一日あるのだが、結局、そんなわけで、途中でやめずに全部受けてしまった。そうなると、投げてしまっていたわりには、その投げ出したラスト一ヶ月間が急に惜しくなってしまう情けなさである。

 この試験の午前中の問題は、だいたい75%正答すれば、合格する。「だいたい」というのは、「IRT理論」とて、受験者の回答具合によって配点の比率が動的に変わるからで、70%の正答では、正答数が同じでも、落ちる者と合格する者が出てくるのである。つまり、70%は悲喜のボーダーラインなのである。

 試験にまったく歯が立たなければ、家に帰ってもそのまま問題などうっちゃらかしてしまっているところだった。だが、こうしたわけで未練の出てしまった私は、さっそく自己採点をした。今は、試験終了次第、ウェブサイトで解答が出るのである。そうすると、その「70%」という、実にビミョーな、期待して待てばよいのか、あきらめてさっさと寝ればよいのか、どうすればよいのかわからない「ピッタリ」ボーダーラインの正答数ではないか!!

 まったく、勉強を投げ出してしまったことが、これほど更に未練を引きずることにつながってこようとは・・・。

 発表は12月17日。それまで2ヶ月、あきらめていながらひょっとして・・・?という不安定な気持ちで過ごす。これも私らしいか。

悪夢

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 私は、先だって受けた情報処理技術者試験(テクニカルエンジニア・システム管理)の合否を調べようと、自宅か職場か、どっちかわかんないが、とにかくブラウザを見ていた。IPA(情報処理推進機構)のサイトを表示させ、所要の操作をし、現れた文字を見る。

 「・・・合格」

 やった、合格だ!!・・・って、ん?「・・・合格」?

 よく読むと、ただの合格ではなく、「合宿合格」と書いてある。な、なな、なんだ合宿合格って!?

 文字の周りにあるリンクに用語の説明みたいなところがあり、それをテキトーにクリックすると「合宿合格」の意味が書いてある。

 「アナタは、要するに一言で言うと、不合格であった。だが、実に惜しい不合格である。点数がごくわずか、2点ほど足りなかった。そういう惜しい方には、所定の合宿研修に1日参加すると、合格とみなされる制度が用意されている。研修費用は8万円(!)なので、下リンクから申し込め。」

 みたいなことが書いてあるではないか。ぬぅううう、ゼンゼン知らなかったが、合宿合格とはこれか!!だがしかし、8万円もなァ。8万払ってテクニカルエンジニアになったって、周囲の者は「アイツの資格はカネで買ったんだぜ」って言うに決まってるし、だがしかし、2点の差だからなァ、もう一回受けるのはモッタイナイしなぁ、それにしてもIPAもアザとい商売してるよな、なんか悪徳商法みたいなもんだぜこれじゃあ、しっかし、資格はほしいし、どうしようかなぁ・・・・

 ・・・などと葛藤したり憤慨したりしているところで目が覚めた。悪夢だった。日が射し昇る涼しい6月の週末の朝である。ヤレヤレ。