行楽の支度等

投稿日:

 今日はあまりピアノの練習はせず。

 次女はピティナのコンペティションを二つ併願しており、ひとつは先週惜しい点数で終わったが、来週の土曜日にもうひとつ出願している。どうも練習に身が入らないようだが、あと0.何点ごとき、マグレか何かで運良く稼いで地区予選を通過しないものかと期待している。親馬鹿もいい加減ではある。

 それが済んだら、知人同士3家族でキャンプに出かける予定である。仕事がチョイと忙しいのだが、無理やり休暇を申請した。今日はその支度をしていてあまりピアノを弾かなかったのである。

 越谷「イオン レイクタウン」の「SPORTS AUTHORITY」で、コールマンの4~5人用のテントを中心にいろいろ入った6点セットが2万9千800円。お得感があったので買い。ディスカウントショップへ行って、その他、炭やら燻製チップやら花火やらを買い込む。丸焼き気分を楽しもうと、肉屋には「まる鶏」を一羽、注文してある。

 20年以上前の若い頃にしばらく北海道に住んでいて、仕事が休みの度に大雪山系を跋渉した。トムラウシ山やクヮウンナイ川の景色が、肉体の苦しさの記憶とともに懐かしく今も瞼裏に五体に蘇る。周りの若者が皆街へ出て女の尻を追いかけるのに余念のなかった時、私はそれらの友人たちと一線を画して山通いばかりしていて、変わり者だと言われたものだ。仕事が忙しくなったこと、また結婚したことで、危険を避けるべく山には行かなくなり、アイゼンだのハーケンだのザイルだの、数多くの山行き用具は他人にやってしまった。山行きの記憶は封印してしまい、アウトドアとも縁遠くなった。北海道のすばらしい自然に親しんだことがあれば、関東・関西の自然になど何の魅力も感じなくなるということもある。

 それがまた、家族のためにテントなど買い込むことになろうとは。わからぬものだ。

 流しの蛇口が気に入らないと家内が言うから、システムキッチン用の手頃な水栓を三郷のホームセンターで買い、脂汗流して取り付け作業をする。業者に頼めば6千円も取られるが、自分でやればタダだ。

 ずいぶん買い物をしてしまった。給料がだいぶ減らされているから、支出が多いと不安を覚える。家計はなんでも家内任せにしていて、家にいくら金があるかすらも私は知らない。だが、家内は真面目な女だから心配はない。給料は減ったものの、定額給付金と新車購入の補助金でプラマイ零くらいにはなっているだろう。