#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha
日: 2017年5月20日
バナナ
さえずり季題【337】バナナ 実芭蕉 フィリピン等から1年中輸入される日本人にお馴染みの果物。
最近バナナは値上がりし毎朝バナナヨーグルトを食べている私は安くなるのを願う日々です。
「川を見るバナナの皮は手より落ち」高浜虚子 #saezuriha_odai #saezuriha— さとう みちこはん (@burukosan) May 20, 2017
総本家 更科堀井
今日はひとつ「大エルミタージュ美術館展」を見てやろうと、六本木まで出てきた私である。
さて、展覧会を見終わって、昼めしはどうしようかな、と思案する。もう14時ほどにもなろうとしている。
こうなれば、六本木まで出てきたついでだ。やはり麻布十番へ行って、名代の「
「総本家 更科堀井」へ歩いていく。六本木ヒルズから麻布十番まで、10分とはかからない。
「一人ですがかまいませんか」と有名店「更科堀井」の
まずは蕎麦前に「純米・名倉山」の冷や一合と焼海苔。通しものの揚げ蕎麦を
更科の総本家に来たからには名代の更科を手繰るのが本当なのだろうが、今日は気まぐれで、この店の一方の名物である「太打ち」を頼んでみた。
断面が5ミリ四方はあろうかというごく太打ちの蕎麦で、歯応えがあり、そのため、一見少なめの見た目なのに満足のいく喰い応えがある。蕎麦
微醺を帯び、秋葉原で少し買い物をして、上機嫌で帰宅した。
大エルミタージュ美術館展
起床して、梅雨前の晴れた空を見上げる。暑くなりそうだな、などと思う。朝風呂を使う。昨日深酒して、そのまま寝入ってしまったからだ。
最近、土曜日には何かした方が休日が長く感じられるな、と思うようになり、金のかからないこと、図書館に行くとか、そういう行動をとるようになった。……ただ、そのたびに蕎麦を手繰りたくなり、立ち喰いで済ませておけばよいものを、砂場や籔に足を伸ばすものだから、なんとはなし、小遣いは減る。
さておき、前から見たいなと思っていた「大エルミタージュ美術館展」に行ってみようと思い立った。
大エルミタージュ美術館は、人ぞ知る、ロシアの一大美術館である。ロシア帝国時代、エカテリーナ女帝の治世に始まって、ロシア革命でも
最近よく巡回展示があり、数年前にも関西で展示があったようだが、東京方面にはこの春から回ってきていた。ゴールデンウィーク中、行きたいな、と思わないではなかったのだが、混雑に辟易していたのだ。
それで今日ようやく行ってみた。
そりゃもう、眼福というのはこういうことだろう。
展示の説明で初めて知ったが、フランス革命の頃のロシア女帝として知られるエカテリーナ2世は、ドイツからロシア帝室に嫁入りしたのだという。私は生粋のロシア王女だとばかり思い込んでいた。ところが、このエカテリーナ2世と言うのは、亭主のピョートル3世からクーデターによって帝権を奪い、皇帝になったというスゲェ女なのだそうな。知らなんだ。
で、そのエカテリーナ2世は、自分の出身地であるドイツ(プロイセン)と戦争をしていたのだが、そのゴタゴタで、ロシア帝室から借金を負うハメになった大商人があった。その大商人から貸金のカタに巻き上げた超一級品の絵画の数々を収蔵したのが、この「大エルミタージュ美術館」の始まりだそうである。
恥ずかしながら、展示品に関する予備知識は「ゼロ」で見に行った。だが、洋画はキリスト教関係の題材が多いので、キリスト教嫌いのくせによく聖書を読む私には、含まれる情報を理解できる絵が多いのであった。
幼少の頃のイエスと
また、聖母マリアの想像画もよく描かれるが、その中に幼少時のマリアを描いたものも多いらしく、「お前、ソレ、見たんかい!」というほど写実的である。その一つがこれだ。
どれもこれも、ヨーロッパが最もヨーロッパらしかった時代の絵であり、見るべきものであった。
図録と、お土産に絵葉書、
さて、森美術館のある森ビルは、500円払うと屋上に行ける。もとより、高いところが大好きな私。「アホと煙は高いところにのぼる」なぞというが、高いところは楽しい。折から、今日は光化学スモッグが発生していたということを後から知り、その通り眺めはあまりよくはなかったが、それでも、都内が一望の下であった。
東京タワーが真正面だ。
清々とした気持ちで六本木ヒルズを後にしたことであった。