恥ずかしい機械

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 空気清浄機の(そば)でスカシっ()をこいたところ、表示ランプが振り切って真っ赤な色で点滅し、モーターも焼き切れよというような勢いでゴォーッ、とうなりを立てて清浄気を吐出しはじめた。

 その感度、技術的完成度の高さには舌を巻かざるを得ないが、「オッサンっ!!()りにも()ってワシの(そば)で何しやがんねん、臭いやんけボケっ!!」と嫌味を言われているようで、まことにコッパズカシい。

 忠実過ぎる機械も考え物である。

投稿者: 佐藤俊夫

 50代後半の爺。技術者。元陸上自衛官。2等陸佐で定年退官。ITストラテジストテクニカルエンジニア(システム管理)基本情報技術者

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