読書

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 司馬遼太郎「菜の花の沖」、全6巻を読み終わる。

 最終巻の第6巻では、第5巻で詳しく語られたロシアの背景をばねに、物語が急展開して「結」に向かう。主人公高田屋嘉兵衛の、人生最大の、高田屋嘉兵衛を高田屋嘉兵衛たらしめた有名な事件が起こるのである。

 ロシア海軍人・リコルド少佐との濃密な人間関係の構築が余すところなく描かれる。嘉兵衛の人間力は破天荒なまでに発揮され、かつ、また、彼が商人として篤実に培ってきた実務能力が日露両国の関係を完全に調停する。

 後日談として、高田屋嘉兵衛が亡くなるまでのことが淡々と語られる。

 さて、もともとこの読書は、去年の立春頃、つまり、今の季節より2~3週間後頃、同郷の先輩Hさんと「矢切の渡し」を見物に行った際Hさんから聞いていたのを、最近になってやっと読めた、というものであった。Hさんお(すす)めのものであるだけに、読み応えがあり、楽しい読書であった。

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