最新バイエル p.75 「G dur | ト調長音階」及び「三連符」

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 盆休暇の初日である。バイエル練習を進める。

 原書外の番外譜で、ト長調の練習と、3連符の練習である。

 さて、これらの練習は、全部YAMAHAの「PSR-E303」というキーボードで行っているわけであるが、このキーボード、どうも後ろの電源コネクタのところが出っ張って弱く、少し何かが擦過しても破損してしまう。

 ウチのも、買って1週間目ぐらいにコネクタ部分を傷めてしまった。コネクタのプラスチック部品に欠けができてしまったのだ。だが、電源をつなぐことはでき、使用上支障がなかったのでそのまま使っていた。一応、修理の見積もりはしてみたが、1万5千円ほどかかるということで、1万9800円のキーボードに1万5千円の修理というのもバカらしく、そのままにしていた。

 ところが、最近になって、家内か娘がまたこの部分をぶつけるか、電源コードに強いテンションをかけるかしてしまったらしく、コネクタ部分が砕け散り、電源コネクタを差し込むのがなんとも危うい状態になってしまった。

 今日録音したト長調と三連符の練習をMIDI出力するためにキーボードを移動しようと電源コネクタを抜いたら、危うい状態でなんとかもっていた本体側コネクタ部品から黒いプラスチック破片がポロポロと砕け飛び、電源コネクタを差し込んでもポロリと外れてしまうほどになってしまった。もうダメだ。

 思案して、自分で修理することにした。代用部品はないかと家の中を捜すと、20年程前の16ビットマシン、なつかしい「PC-9801 NS/E」というノートパソコンが出てきた。もう使うつもりもなく、捨てようと思いつつ、なんとなく捨てずに取っておいたものだ。この98ノートのDC電源コネクタ部品に目をつけた。YAMAHAと98ノートを両方分解して調べると、ほぼ同じ部品が使用されていることがわかった。付け替えれば修理は可能なはずだ。

 修理に失敗したなら、貯金箱の中の今ひとつ足りないピアノ代に、家内からいくらか上乗せさせて(だって、壊した責任の半分は家内だし(笑))、目当てのローランドのデジタルピアノを買ってしまえばよい。うまくいったら、それはそれでメデタシメデタシだ。

 そこで急遽、近所のDIYショップで半田ごてとソルダーバキュームを買ってきて──私は技術者だが、工具の類は全部職場にあり、家には置いていないので──コネクタの付け替え修理を敢行した。

 ともかく、ウラ側のビスを全部はずすと、キーボードと一緒に上ふたが外れる。上ふたに各種基盤は全部くっついている。キーボード側を手前にして左側にある基盤に、問題の本体側電源コネクタ部品がある。この基盤のビスをすべて外すと、簡単にひっくり返すことができる。

 回りの樹脂を誤って溶かすことがないように気をつけながら、買ってきた半田ごてで基盤裏の電源コネクタ部品のはんだ付け部分をあたためる。はんだが溶けたら、ソルダーバキュームで「ブシュッ!」とはんだを吸い取り、壊れた本体側電源コネクタ部品を取り外す。

 同様の要領で98ノートの正常な部品も取り外し、YAMAHAに取り付ける。基盤用のはんだでしっかり付け、分解したときの逆の順序で本体を組み立てる。

 バラしてみた感じたのだが、YAMAHAのキーボードは、驚くほど標準部品ばかりで出来ている。分解しにくいプラスチックのハメ込みではなく、ほぼ全部ビスの締め付けで組み立てられており、JISのドライバーが一本あればバラバラに出来るのである。

 最近の電子機器はハメ込みばかりで、簡単には分解の仕方はわからない。たとえビスで締め付けられていても、そのビスはいわゆる「いじり止めビス」(十字やマイナスではなく、三角や星型のビスヘッドのアレ)になっていて、素人が思いつきで簡単にバラすことはできなくなっているのだ。だが、愛機PSR-E303は、まったくそのようなことはなく、簡単に分解できた。

 おかげで、見事に修理することができ、キレイさっぱり直ってしまった。

 けっこう楽しい修理だった。早くにピアノをゲットするチャンスが遠のいたのは残念だったが。

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