かわせみ河原

投稿日:

 「海の日」の連休の一日、子供たちの同級生つながりの知人どうしであるSさん、Iさん、私佐藤の3家族でキャンプに行った。

 有名な「長瀞」の下流のほうにある「かわせみ河原」というところだ。荒川の河川敷である。Iさんが前から知っていた取って置きの場所だそうで、道路が空いていれば家から2時間弱ほどのドライブで着く。

 近くに「川の博物館」という施設があって、ごく小さな子供でも遊べる。公営の保養施設があり、入浴もできる。公衆トイレがすぐ近くにあるから、女性でも心配がない。

 時間が遅いと混むので、8時前には着くような計画がよい。私たちは5時出発、6時半過ぎには着いたのだったか。

Dvc00169_3 河原の利用には、環境美化協力費として300円ほどかかるだけだ。その費用によりきちんと整備されたゴミ捨て場が利用でき、ゴミの持ち帰りに悩まなくて済む。

 特に区画などの取り決めはなく、広大な河川敷でのびのびと遊ぶことができる。水はわりときれいで、水遊び程度のことには何の支障もない。流れは緩やかで、子供が遊んでも安心である。残念ながら釣れるほどの魚はいないようである。

 川水は飲むには不向きかもしれないが、近くに公共トイレの水道があり、水汲みが可能だ。

 雨の降らない曇り空、蒸し暑くはあったが陽には照られずにすみ、のんびりできた。河原からほんの5分ほども車を走らせるだけで、国道沿いの郊外に出られ、スーパーでもなんでもある。バーベキューの材料などはそこで現地調達が出来るし、忘れ物をしてもホームセンターで買うことが可能だ。

 卵、チーズで燻製を作り、「まる鶏」を2羽、まる焼きにした。

 卵やチーズの燻製は簡単で、私はバーベキューに行くとこれをよく作る。1斗缶を利用した自作の燻製釜を使う。1斗缶の高さの半分くらいのところに1段目の網棚、その上に2段目の網棚を作ってある。下の段には下味をつけたゆで卵、上の段には市販の四角チーズを縦割り半分にしたものを並べる。ホームセンターやアウトドアショップで売っている「スモークウッド」の端に火をつけ、4時間ほど放置すれば、スーパーの安売りの卵やチーズがまるで高級な珍味セットにでも入っていそうな本格燻製に変わる。おいしいので、一緒に行った人はだいたい褒めてくれる。

 意外にも、この燻製作りでいちばん困難を覚えるのが、「角チーズ」を買うことだ。ふた昔ほど前なら、チーズというとこの四角いボール紙の箱に入ったプロセスチーズしかなかったものだ。ところが今では、スーパーマーケットに行くと、カマンベール、エメンタールにミモレットといった本格チーズや、スライスチーズ、袋入りのピザ用チーズはいくらでも見つかるのに、この単純きわまる四角い安チーズが見つからない。たくさんの家族で切り分けるには、この四角いチーズに限るのだが、今は流行らないらしく、手に入りにくいのだ。幸い、近所のディスカウントショップ「ロヂャース」の食料品売り場にはいまだにこれが置かれているので、そこで買っている。

 バーベキューで「まる鶏」を焼いたのは初めてだった。うまく出来るかどうか不安だったが、幸い、食えるものに仕上がった。

 「まる鶏」は、肉屋に言うと仕入れておいてくれる。今回はサムゲタンに使うほどの小ぶりの若鶏2羽である。下ごしらえは前日にする。塩と胡椒とガーリックパウダーを、表とおなかの中にまんべんなくしっかりとすり込み、冷凍してしまう。出発前にクーラーボックスに詰めていけば、保冷剤がわりになるし、ほどよく解凍されて塩味もなじむ。

 こいつを炭の熾きたバーベキューグリルにのせ、初めは焦がさないようせっせとひっくり返して表を焼く。1時間ほども貧乏人のようにせかせかとひっくり返しておれば焦げない。そのうち炭が静まってくるから、そうすると今度はグリルにふたをして蒸し焼く。5分に一度はふたを開け、ひっくり返す。3時間ほど焼くとこんがりと焼き締まり、うまい丸焼きになる。あっという間に食べてしまい、3家族12人に2羽では少々量が少なかったようである。

 Sさんが近所の木材店に臆せず入り、焚き木にする材木の端切れをたくさん仕入れておいてくださった。ダメもとで「焚き木にするようなものが欲しいのですが・・・」と材木店の親方に言ってみたら、「ああ、そこらへんにあるヤツ、いくらでも持ってきナ」と快い答えで、タダでくれたそうな。蒸し暑い真夏とはいえ、川でびしょ濡れになって遊ぶと冷える。子供たちはSさんが用意したありがたい焚き火で尻をあぶって喜んでいた。

 奥さんたちが大騒ぎしながらそうめんをゆでて冷やし、みんなですすり込んだ。花火をし、ビールを飲み、子供たちを寝かせたあと、Sさんが別に買った薪を火に補って、大人6人でキャンプファイヤーを囲んだ。のんびりと話をし、楽しかった。夏の夜空は星がたくさん出ていた。

「かわせみ河原」への2件のフィードバック

  1. いやあ、楽しそうですね。子供たちの歓声が聞こえてきそうです。お父さんが連れて行ってくれたキャンプ、子どもたちは一生忘れないでしょうね。家族にとって、こうした一日一日が本当にかけがえのない出来事なんだと思います。うちの子供はかなり大きくなっていますが、私も見習って、夏の思い出をお父さんとして企画したいなと思いました。感謝です・・・

  2. >パパ様
     いえねぇ、本当に楽しかったッスよ。少々暑かったけど、ウチの子供たちはテントで寝たのなんか初めてで、しかも3家族で行ったから、「子供ばっかりテント」ができて、子供だけ寝たりして、喜んでました。
     本当に、一日一日を大切に生きたい気持ちが、コメントを拝見してかえって意識されました。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください