東京オリンピックの招致デザインの、皆が知っている5色の桜のリースは、さまざまな理由から大会のエンブレムには使えないのだと言う。
気分の問題で、「しょうもない理由」だが、決まりとあればしかたがない。
だが、この優れたデザインを考えた人は、偉い。
島峰藍という人で、当時は美大生だったという。
オリンピック本大会には使われなくても、こういう優れたデザインを考えたすばらしいデザイナーであることは疑いがない。
この人の優れっぷりに比べると、盗作疑惑のおっさんとか廃止が決定したアワビみたいなデザインの変なスタジアムとか、巨額の金の動くものに限って、なんとみすぼらしくみじめなことか。
そもそも、オリンピックはさまざまな運動競技に取り組んできたアスリートをほめたたえるべきもので、なんで会場のデザインとかポスターのエンブレムデザインなんていう競技の外側のどうでもいいことでこれほどの巨額が動き、すったもんだの騒動をしなければならないのかさっぱりわからない。
しかも、大会時には犯罪人が流入してきて、テロの恐れがあるという。
そんな変な催し、やめてしまえ。損失以外のなにものも
それはそれとして、島峰藍氏は偉いッ!!島峰藍先生には、オリンピックデザインの騒動はもうどこかに置いておいて、優れたデザイナーとしての人生を堅実に歩み、またどこかで「あの島峰藍先生のデザインだそうだ」と騒がれるような、すぐれた芸術家の道を開いて頂きたいと思う。