唐辛子落ちて食はれず猶 ほ怒る
刃 秘 む観賞用の唐辛子
唐辛子圃 場 遠くに列車過ぐ
唐辛子
佐藤俊夫
オッサンは生きている。
さえずり季題【563】は「唐辛子」です。茄子科の一年草で、秋に完熟すると真っ赤になります。代表的な香辛料のひとつ。傍題に「南蛮」「鷹の爪」「天井守」など。「吊されてより赤さ増す唐辛子」森田峠#saezuriha #saezuriha_odai
— 茶公 (@ochiey) September 17, 2021
引き続き60年前の古書、平凡社の世界教養全集を読んでいる。
第17巻を読みはじめ、最初の「日本文化史研究」(内藤虎次郎著)を往きの通勤電車の中で読み終わった。秋葉原での乗り換え前、仲御徒町の駅辺りであったか。
著者の内藤虎次郎は戦前に活躍した中国学者である。本文中で何か所も「日本史については私は専門外である」という意味のことを言っているが、その実、東洋文化に関する幅広い視点から日本史を俯瞰し、しかもその通低ぶりたるや、日本史専門の学識をはるかに凌駕するものがある。
本書は “読書” の続きを読む