便々(もやもや)もあらず

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 自分が詠んだ俳句のことをくどくどと解説するのは、誰が言ったのだったか、「女形が楽屋で()(ズネ)をあらわすようなもの、()めるに不如(しかず)」という感じもしてどうかと思いはするのですが、それでも少し解説しておかなければ、と思うことがあります。

 8年前に書いた「月は忌むべきものではない」という記事の中で、

便々(もやもや)もあらざる()(すぎ)小望月

佐藤俊夫

と一句詠んであります。8年前に 便々(もやもや)もあらず” の続きを読む

秋分の日

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天皇陛下万歳

秋分の日 祝日「秋分の日」である。自宅の軒先に国旗を掲げ拝礼する。

 (かしこ)し、皇室におかれては「秋季皇霊祭」、また我々庶民にとっては秋彼岸の(ちゅう)(にち)で、いずれも先祖の霊を敬う日である。

 考えてみれば、あらゆる人には何万年前、何十万年も前の、文字もない時代の先祖がいる。欧州、アジア、アメリカ、アフリカ、その他あらゆる地方の人に親があり、先祖がある。

 まことにもったいなく、ありがたいことだ。自分が今いることが、どれほどの天文学的確率をかいくぐった偶然であるか、思い見ると茫然となってしまう。

 それを、先祖への感謝としたい。