フィデル・カストロ逝去

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 キューバの英雄、フィデル・カストロが亡くなったという。

 単独力行の、今からはもう考え得ないような、パワフルで、そして、変わっていて、愛すべき独裁者だった。共産主義者だから私とは精神が相容れないが、巨星()つの感が胸に迫る。

 カストロが樹立したキューバ共和国は、貧しくとも福祉の充実をはかり、国家予算の2割を教育に、更に2割を医療福祉にあててきたという。このため、小学校から大学までの教育費はすべて無料で、教員ひとり当たりの生徒数は5人ほどである。日本の場合は教員ひとり当たり生徒17人ほどであるから、キューバの教育がどれほど手厚いかがわかる。識字率も教育のふるわない南米諸国ではトップレベルで、ほぼ100%であるという。医療も行き届き、スポーツも盛んだ。

 だが、貧しいがため、そしてなによりもアメリカの冷酷な制裁のために亡命者も多く、先頃ついに米国と握手したことは記憶に新しい。

 ともかく、往年の名革命家、チェ・ゲバラの盟友、最後の共産主義者、フィデル・カストロだ。

 祈冥福(めいふくをいのる)

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