変ロ調長音階の練習譜

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 全音最新バイエル、今度は「変ロ長調」の練習とて、またいつもの「指くぐり練習譜」のようなものが出てくる。

 「変ロ長調」、つまり、「ロ長調」が「変」であるワケだ。ナニが「変」なのか。私は素人であるから、確かめてみる。

 「ロ長調」は、「ロ」、つまり、鍵盤の「シ」の音から弾き始めて「ドレミファソラシド」に聞こえるように黒鍵もまじえて弾く調、これが「ロ長調」である、というのが私の理解である。

 で、問題の「『変』ロ長調」である。なにが「変」なのかというと、単に「シ」から弾くのでなく、「シ」を半音下げて弾く、つまり、黒鍵から弾き始めて、「ドレミファソラシド」に聞こえるように他の黒鍵も交えて弾く調、・・・と理解した。

 幸いなことに、私が使っている全音の「最新バイエルピアノ教則本」は、付録として巻末に「24の長音階と短音階」として網羅的に全部の例譜がある。それで確かめてみると、概ね上記の理解でいいようだ。

 この理解がいいかどうか、付録でその他の調の例譜も見て確かめる。すると、例えば、「ホ長調」は鍵盤の「ホ」すなわち「ミ」から弾き始めて「ドレミファソラシド」に聞こえるように別の黒鍵をまじえて弾くことだが、「変ホ長調」はどうかというと、やはり「ミ」を半音下げて黒鍵から弾き始め、それが「ドレミファソラシド」に聞こえるよう、他の黒鍵を交えて弾くことであると読める。

 この理解の仕方だと、「変」というのは引きはじめの音を半音下げること、となるのだが、この24の長短両音階の例譜を見ていると「嬰ヘ長調」等と、「嬰」の字が冠された音階がある。「変」が半音下げた弾きはじめなのに対し、「嬰」は半音上げた弾きはじめである。

 なんで「嬰」の文字が半音上げた弾き始めのことを言うのか、よくわからない。大修館の諸橋漢和を引いても、「嬰」の漢字の意義については、「みどりご・ちのみご・おさない・かよわい・めぐる・おびる・まとう・つなぐ・かかる・かける・ふれる・くわえる」とあるのみで、なんで「最初の音を半音上げること」に、音楽用語としてこの「嬰」の漢字を使ったものか、不明である。

 さておき、「変ロ長調」の練習譜ふたつ、とりあえず弾いてみた。「シb」から弾き始めると、左手は中指から弾き始めて一オクターブに「指またぎ」が2回ある。そのうちの最初は、いつもの「1→3」の指またぎではなくて、「1→4」、つまり親指から薬指にまたぐ指またぎである。二度目の指またぎは「1→2」、つまり親指から人差し指への指またぎである。

 右手も人差し指からの弾き始めで、一オクターブに「指くぐり」が2回ある。右手のほうは最初の指くぐりが「2→1」、つまり人差し指から親指への指くぐりである。二度目はいつものとおり「3→1」、つまり中指から親指の指くぐりである。

 簡単に「シbドレミbファソラシb~」と弾きあがっていくだけなのであるが、この「指くぐり・またぎ」がいつもと違い、また左右の手で違うため、どうにも苦労した。

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