投稿日:

 キーボードへのMIDIデータのダウンロードがうまくいかなかったのが気になり、仕事の帰り、近所の楽器店にYAMAHA純正のUSB-MIDIインターフェイスを求めに行くが、店頭に無く、あきらめる。

YAMAHA USB-MIDIインターフェース UX-16[UX16] YAMAHA USB-MIDIインターフェース UX-16[UX16]
Joshin web

阪神大震災から10年

投稿日:

 そうか、もうそんなに経つのか。
 私は、その日は出動して救助に当たった。それが私の仕事である。当時は神戸にほど近いある町に住んでいたのだ。
 被災地神戸には、そのまま100日あまりとどまり、救助活動を行なった。己の及ぶところを尽くして職責に没入した。あまりにも濃密だったそれらの日々を、ブログにすべて書くことは無理である。
 某新聞に何日間か私の話が連載されたこともあったし、また、沢山の機会に自分が知ったこと、教訓、見聞を人々に伝えた。しかし、最近はそれも絶えた。
 当時20歳代だった私も今や30歳代、それどころかもう40歳に手も届こうかという年齢だ。
 記憶は薄れつつもある。しかし、被災地神戸の方々、家族や友人を亡くした方々には、今もまだ事態は進行中で、私ごときがその記憶を云々することは、あつかましくもあろう。
 光陰あって、今私は埼玉に住まいしている。折々、家具や重量物をネジ止めもせず、日々を浮かれ不注意に暮らしゆく自分を見出す。
 どうか、どうか安らかにあれ、6000有余の魂。お父さんやお母さんと死に別れた子供たちが、その後、どうか、健やかであったように、また、今後も健やかであるように。
ブログ人・日本応援地図のお題・「阪神大震災から10年・・・あの日あなたは何をしていましたか?」

家の色

投稿日:

 私の家の色は黄色である。黄色が好きなのだ。

 私の黄色好きは、しかし、作られたものでもある。どこまでが芯からの黄色好きで、どこまでが作られた黄色好きか、自分では良くわからない。

 私は3人兄弟で育った。姉、兄がいた。親が私たち子供のために何か買ってくるとする。なんでも良い、まあたとえば歯ブラシとでもしておこう。子供向けのものの色なんて、それが安いものであればなおさら、大抵決まっている。3つ買えば、まずは赤と青の二つ、そして残りが黄色か緑のどちらか。黄色が多かったと思う。まず赤は姉が取る。これは問題なし。次の青だが、これは年子の兄弟であった兄と喧嘩して取り合いになる。大抵は年長の兄が勝ち、青は取られてしまう。残りは黄色になる。だんだん大きくなってくると、この残り物の黄色がいかにも幼児用のようで、子供っぽく感じられ、イヤになった。他の色が欲しいのだが、そんなことを口に出すと、親などからも「アンタは一番年下なんやろ?黄色にしとき!」とかなんとか決め付けられてしまい、黄色になる。

 そういう日々が長く続くと、今度は色なんてどうでも良くなってくる。自分が欲しい色、好きな色もなんだかわからなくなり、たまに好きなものを選べと言われてもどうでもよく、残ったものや安いもの、仮に他の色があっても、他の人と競合しそうなものを避け、人気のなさそうな変な色のものを自分で選ぶようになってしまうのである。

 ある日、使っていた筆入れが破れた。たんすの引き出しに新品の真っ赤な筆入れがあったので、なにという意識もなくそれを使っていたら、今度は親に激しく怒られた。「なによ!!アテコスリみたいに!」というのである。「アンタみたいなヒョロが机の上にチョロリとこんな小娘が使うみたいな赤い筆入れ乗せてると思ったら、お母さんナサケナイわ!!」こうなってくると、もう、ワケがわからない。

 私は十代の頃から今まで、ずっとユニフォームを着る仕事をしているので、好きな色の服だの好きな色のネクタイだの、好きな色の靴下だのとはまったく縁がない。

 ある時、作成したコンピュータソフトのアイコンを自分で作っていて、自然それが黄色い稲妻に濃い橙色のシャドーをあしらったものになった。何を考えていたわけでもない。稲妻の形がイメージとしてまずあり、その形のイメージに合った色を選んだらそれが黄色であったと言うだけのことである。そばでそれを見ていた人に「キッツイ色かたちですねぇ。・・・色ってのは、けっこう性格なんかを現すって言いますよ」と言われた。そのことをきっかけに、「好きなように色を選べ」と言われると、なんとなく黄色を選ぶようになった。だがしかし、大人なので、さすがに服の色や靴の色は黄色と言うわけに行かない。黒や濃紺を選んでいる。

 家の色は、まったく迷いもなく黄色にした。明るくて好きだ。周りの家々とのバランスを考えるということも世間ではよく言われているようだが、そんなことまったく考えもしなかった。

色のことをいろいろ書いておられる方のサイト
 ○ 好きな色・イメージカラー
  ○ 黄色が好きな人のこと

 こうした説明を読むと、いちいち納得できると同時に、なんだか、「こういうふうに自分を作ろう」としていたような意識をギクリギクリと言い当てられているようで、そんな演技派な自分の浅ましさそのものを指摘されているようなふうにも感じられ、いちいち長いこと考え込まされてしまう。

価値のない質問

投稿日:

 ここに、仕事は身過ぎ世過ぎの業か、社会と人とがかかわっていく上での理想を追求するための業か、どちらか、という問いがある。
 以前はこうした問いを真剣に考え、答えを出そうとした。
 しかし、最近は違う。
 こうした問いを作る者に不快を覚えるようになった。すなわち、これは答える価値のない問いである。
 無理に迫られれば、「どちらでもなく、かつ両方である」と答えることになる。問答は次のように続く。
「あえてどちらかを選べ」
「両方なのでどちらも選べない」
「それは両方等分、50%ということか?」
「否。どちらも選べず、どちらでもなく、かつ両方であるので、何割づつということはできない。この問いは、『自動車と黄色はどちらが正義か?』というわけのわからない問いと同じである。性質の違うものをどちらか選べと言うような問いに答えることはできない。」
 一体、こういう馬鹿げた質問を考えるのはどこの誰であろうと今は思う。
 これが何か、試験のようなものに対する答えである場合もある。言おう、そのようなアホな質問に答えなければならないような試験であれば、落ちたほうがマシである。

自分の値段、てかぁ・・・。

投稿日:

 こういうところ(あなたのお値段鑑定します)を見つけた。
 自慢じゃあないがこのワタシ、占いその他、ヒジョーに点数が良い。この種サイトも好むところよホッホッホ~、てなもんで、何の気ナシにヒジョーに正直に解答した。そしたら・・・。
tsatoさんのお値段は(1億2321万6676円)
階級は「ピカソ級」です(42階級中5番目)
内訳
心 2159万2900円 17.5 %
才能 1189万2190円 9.6 %
境遇 673万9910円 5.4 %
人徳 2469万8020円 20 %
運 5829万3656円 47.3 %
合計 1億2321万6676円 - -
総合評価
tsatoさんがもっている最も高い財産は「運」です。最も重要な要素ですが悲しい結果といえるでしょう。確かにあなたはこの運さえあれば大部分の人生は難なく乗り切れることでしょう。しかしそれは自動的に世界が動いているだけで、あなたが生きていることとは違います。才能にも充分な評価があるので、力で世界を捻じ伏せる人生も悪くないのではないでしょうか
ジャンル別評価
心のAライセンス tsatoさんはかなり美しい心の持ち主です。その心が伝われば、あなたの周辺には穏やかな空気が流れることでしょう。ただし優しさや誠実さなど何も評価しない人もいるので要注意です
才能のCライセンス 才能は乏しいと言わざるを得ません。創造力や応用力に欠け、ナイスアイデア!と思ってもハタから見れば稚拙なものが多いようです
境遇のCライセンス やや境遇は悪いと言えます。自分ではどうしようもない不利な点がすでにあるなどして、「もしこうだったら…」と悔しい思いも多いようです。後ろを向くより前を向きましょう
人徳のAライセンス かなり人徳があります。何もかも投げ出す覚悟でtsatoさんを支えてくれる人もいるはずです。ただしそのカリスマ性は一方で重責を担います。見込まれた以上は期待に応えられる実力も備えましょう
運のSライセンス 何もしないで幸せは転がり込んでくる、強運の持ち主です。もうダメだ、と思っても絶対に破綻しないその吸運力は、才能も境遇も飛び越えて、きっと何より頼れる武器になるでしょう
商品化
例えばtsatoさんを商品化すると以下のものとなります
・マイホームを2軒
・世界一周旅行を2周
・新婚旅行(海外)を3回
・全自動洗濯機を2台
・高枝切りバサミを1セット
・コシヒカリを10kg
・回転寿司を13皿
・うまい棒を11本
また、一日三食を肉まんだけで生活すると466729日(1278年と8ヶ月)生きられそうです
さらに、普通の生活をすれば24643日(67年と6ヶ月)生きられそうです
 なんか、ちょっと腹立つ。てぇ~い!!多くのヤカラみたいに、どっかで聞いて来たみたいな歯の浮くようなエエカッコシイの解答で塗り固めてやるわ!!
・・・ってんで、解答を調整してやりなおしてやった。そしたら・・・
名無しさんのお値段は(1億5620万2012円)
階級は「世界征服級」です(42階級中3番目)
内訳
心 3078万0209円 19.7 %
才能 3235万3089円 20.7 %
境遇 3489万9470円 22.3 %
人徳 4772万6660円 30.5 %
運 1044万2584円 6.6 %
合計 1億5620万2012円 - -
総合評価
名無しさんがもっている最も高い財産は「人徳」です。憎めない雰囲気や得体の知れぬオーラを発するタイプで、ピンチにもチャンスにも誰かが協力してくれることでしょう。心の値段も高く、この点でも人の心を捉え、人間関係は磐石です。あなたの人生はあなたの能力より、常に「人」がキーとなることでしょう
ジャンル別評価
心のSライセンス 名無しさんの心はとてもキレイで、きっとあなたの笑顔に何人もの人が救われることでしょう。愛し愛される、そんなキレイごとだけでも生きる価値はぐっと高まります。どうかそのままで。
才能のSライセンス 才能豊富です。クリエイティブな仕事や学問でその能力は特に活かされます。その秘めた才能を発掘し伸ばし発揮する機会があるかは運次第と言えるでしょう
境遇のSライセンス 境遇は恵まれていて、現時点から一定の幸せを勝ち得ているように思われます。名無しさんへの「うらやましい」が憎しみに変わらないよう、謙虚であることを心掛けましょう
人徳のSライセンス 名無しさんの人徳は大変優れています。あなたの求心力、カリスマ性があなたを一段高いステージへ押し上げてくれるはずです。くれぐれもこの人徳を利用して詐欺師にはならぬよう…
運のCライセンス かなり運がないようで、思わぬ悲劇もあるかもしれません。しかしそれも才能や境遇でカバーできれば乗り切れるでしょうし、また窮地からの脱出こそが名無しさんの人生のテーマかもしれません
商品化
例えば名無しさんを商品化すると以下のものとなります
・マイホームを3軒
・名無しさんの豪華結婚式を1回
・新婚旅行(海外)を1回
・全自動洗濯機を2台
・回転寿司を16皿
・うまい棒を9本
また、一日三食を肉まんだけで生活すると591674日(1621年と0ヶ月)生きられそうです
さらに、普通の生活をすれば31240日(85年と7ヶ月)生きられそうです
 フンッ。ザマァ見やがれってんでェ(笑)

仕事の帰り

投稿日:

 家の近所の暗い道路の真ん中で、猫が車に轢かれて死んでいた。血がまだ濡れ光っている。
 このところ、猫のことをよく考えていた。そこへ、このこと。心がぼんやりと痛む。哀れ。

財布を縫う

投稿日:

 自宅の新築とは何の関係もない話だが。

 長年(約17年ほど)持ちつけていた財布がボロボロになってしまい、遂に使用する能わざる状態に陥ってしまった。本皮の財布で、「EDWIN」のロゴが入ったジーパン屋のブランドだ。頑丈で風合いも良く、気に入っていた。しかし頑丈さに甘えて、山に持っていったり仕事に使ったりして酷使していたらやはり革がダメになってしまった。さすがに17年も使ったんだから、モトはとったと思っていいだろう。当時で6千円のモノだし。

 そこで新しいものを見つけに買い物に行った。しかし、ないね。気に入った財布ってなかなかないものだ。あっ、ちょっとコレいいな、と思うと、途端に\15,000以上はする。

 それにしても、なんで色んな機能がついた、いかにもその機能が壊れやすそうな財布に限って安く、余計なものがついていないシンプルなものは高いのであろうか。財布にセルロイドのパスケースなんかついてても、すぐに割れてしまうし、イヤなんだけど。

 探せど探せど、予算の範囲で気に入ったものがない。そこで、ついに、革と針と糸を買ってきて、自作してしまった。

 「えっ、そんな、かえって高くついたでしょう!?」と思ったそこのアナタ。それがそんなことはなかったんですよ。40センチ×40センチ×厚さ2ミリの「オイルレザー」という材料の革を買ったらこれが\2,400である。それから、皮革用の針、「菱目打ち」という、縫い穴を空ける一種のキリ、麻糸、ファスナー、ファスナーのカシメ工具、鳩目ポンチ、その他どうしてもないと困るというような道具類が\5,000。合わせて\7,400ほどである。それで財布を作った。

 それだけの革があると、財布だけ作ってもかなり余る。そこで女房にカードケース、自分用のパスケースを作る。それでもまだ余る。そこで、子供がままごとのお買い物ごっこにつかう財布を作る。(子供用に本皮の手縫い財布とはなんというゼイタク!)

 そうして出来たのがコレ。紳士ものセットなどという揃いを買えば2万円以上はするんだから、これは格安。