その人に陽差す里なり曼珠沙華
曼珠沙華むさし野によき微醺 帯 ぶ
身一つに彼岸花沁 む如く燃ゆ
天高し行幸啓碑峨然 たり
出世とは何ぞ残暑の高麗 神社
法師蝉やまぬ日暮れや巾着田
曼珠沙華むさし野によき
身一つに彼岸花
天高し行幸啓碑
出世とは何ぞ残暑の
法師蝉やまぬ日暮れや
佐藤俊夫
オッサンは生きている。
さえずり季題【615】は、「子規忌」です。糸瓜忌、獺祭忌でも。9月19日は正岡子規の忌日。偉大な足跡を残した子規を偲んで一句詠みましょう。「伏して見る子規忌の草の高さかな(南うみを)」
#saezuriha #saezuriha_odai— 茜 (@Akane_an) September 16, 2022
さえずり季題【614】は、「龍淵に潜む」です。春の「龍天に昇る」に対応するもので、同様に秋分の頃の想像上の季語。難しい季語ですが想像を膨らませて詠んでみましょう。「龍淵に潜んで碧き瞳なる(五島高資)」#saezuri_odai. #saezuriha
— yamanobe (@donsige) September 10, 2022
さえずり季題【613】は「夜学」です。本来は夜間の定時制高校や夜間中学の意味ですが、最近は受験のために遅くまで熟睡や予備校で勉強する学生も増え、かつての意味をこえた解釈がされています。「ややありて遠き夜学の灯も消えぬ 谷野予志」
#saezuriha #saezuriha_odai— 茶公 (@ochiey) September 2, 2022
さえずり季題【612】は「蜻蛉」です。大きな目玉に細い胴、飛び立てば真横に広がる四枚羽根が印象的な昆虫。虫取り遊びに好まれる虫の一種でもあります。お好みの蜻蛉を詠んでみてください。
例句:蜻蛉やとりつきかねし草の上 芭蕉
#saezuriha #saezuriha_odai— 壱岐津 礼@大阪文フリE-48 (@ochagashidouzo) August 26, 2022