熱燗

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牡蠣

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近所と俺の叙景

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img_4920 良い天気の週末だった。近所の植栽の柿が赤い。

 秋晴れ、……と言いたいところだが、既に立冬は過ぎており、暦の上では今は冬である。秋晴れとは言わず、「冬麗(とうれい)」「(ふゆ)うららか」と言うべきものだろう。また、もはや「小春日和(こはるびより)」と言ってもよい。
 

 先週、晩秋のさえずり季題当番が回ってきたので「柚子(ゆず)」を出題した。柚子は秋の季語だが、それでいて、実際に美味しくなってくるのは冬だ。秋とも冬ともつかぬ端境(はざかい)のこのごろには丁度良いと思って出した。

 次をどなたに回そうか、と迷った末、 @boubun さんにお願いした。何を出題なさるかな、と楽しみにしていたところ、「紅葉散る」の見事な出題である。

 この「紅葉」に関する季題を選ぶのは難しい。(わきま)えておかなければならないことがあるからだ。すなわち、「紅葉(もみじ・こうよう)」「黄葉(こうよう)」、また俳句特有の「紅葉(もみじ)()つ散る」は秋の季語だが、「紅葉散る」は冬、就中(なかんづく)初冬の季語なのだ。晩秋から初冬の微妙な季節感がここには横溢している。

 その点、 @boubun さんの選択はまことに良かったと思う。

img_4924 そんなことを考えつつ、陽の高いうちから一杯やる。もはや俳人にもなりきれぬ廃人である。

 飲むうち、ふと違和感を覚える。長年、意味のない文字列なら無限に出力できる特技があったのだが、なんだか、最近文章が変になってきたし、書いていて詰まることが多くなった。喋っていても単語が出てこなかったりする。

 何か、脳に問題があるのだろう。いわゆる「郵便的伝達物質」が減っているのだと思う。

 因みに「俳人」というのはもともと「廃人」の意であるという。

紅葉散る

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柚子

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柚子(ほう)り上ぐれば()かし我が五十路(いそぢ)   佐藤俊夫

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※ 昨日が立冬ですので、当季ではありません。 

柚子

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さえずり季題【309】は「柚子」を詠んでみましょう。もう冬も近くなりましたが、柚子は秋央(しゅうおう)よりも冬隣(ふゆどなり)のほうが色づき柚子らしくなります。

鈴のごと星鳴る買物籠に柚子 岡本眸
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