読書

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 引き続き世界教養全集を読む。第25巻の二つ目、アンドレ・ジイド André Gide「一粒の麦もし死なずば Si le grain ne meurt」(堀口大學訳)を休日のファミレスで寿司なぞ(つま)みながら読み終わった。

 子供の頃、一昨年亡くなった母に(すす)められて(めく)ってみたことがある。母は「これはエエ本よ」と言ったのだが、小学生の私にはつまらなく、何ページかで放り出してしまった。ジイドが幼い頃の遊び友達で、ムートンと呼ばれていた少年の目が見えなくなった、というあたりで読むのをやめたのだったか。

 本書はジイドの自慰(オナニー)三昧(ざんまい) “読書” の続きを読む