嬉しく新しい愛機、ローランドFP-7は非常に便利である。さまざまな機能が満載だが、その中の一つに「演奏データを市販のUSBフラッシュメモリにサクッと保存できる」ことがある。
しかも、そのデータはそのまんま拡張子が「.mid」だったりする。
だが、残念なことに、このデータをPC上でダブルクリックしても、そのままでは音は鳴らない。PCで鳴らすためにFP-7本体側でなにか調整項目があるのかも知れないが、私にはわからない。
PCで鳴らす方法はそれほど難しくないのだが、どうもその方法はメーカーのサイトにもネット上にも、どこにも書かれていないようだ。
そこで、私が見つけた、ローランドFP-7から吐き出されるmidiデータをPCで鳴らすための手っ取り早い方法を紹介する。このブログで既に発表している2~3のつたない演奏データも、この方法で修正してアップロードしている。
- 用意するソフト: フリーソフト「Music Studio Producer」(ダウンロード:窓の杜)
- 上記ソフトを使用して、 保存されたデータの不要なイベント(初めの3つ)を消去することでPCでも鳴るようになる。すなわち・・・
- USBフラッシュに保存されているFP-7のデータ(『FP007なになに.MID』というファイル名、例えば『FP007001.MID』等)をPCにコピーする。
- 前記「Music Studio Producer」を起動する。コマンドメニューを「ファイル」 → 「開く」と操作し、1.項のファイルを選んで開く。
- 通常、トラックナンバー「004」に演奏データが入っている。このトラックの左端の選択欄をクリックして黒くする。
- イベントリストを表示するボタン(右図に赤矢印で示す)をクリックする。
- 表示されるイベントのうち、上から3個(『コントロール』・『コントロール』・『プログラム』)の左端の選択欄をクリックして黒くし、Deleteキーを押してこれら3個のイベントを消去する。消去したらイベントリストは閉じる。
- 「トラック」のウィンドウに戻り、トラックナンバー「004」の「Patch」の欄をクリックする。楽器の名前の一覧が出るので、番号1の「Piano 1」を選んでOKボタンをクリックする。
- コマンドメニューを「ファイル」 → 「上書き保存」と操作して保存する。
以上で、保存したデータはPCで鳴るようになる。