夫婦善哉

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 「織田作」、などと通ぶって口に出すほどの文学通でもないのだが、たまたまいっぱい飲む前の道すがら通りかかった書店の店先で、改めて売り出している織田作之助の「夫婦善哉」が表題作の文庫本をひとつ買ってみた。

 自分の親と、自分の女房と、女房の親と、自分とのことを比べながら読んで、それぞれを思って、しばらく考え込んでしまった。

 その飲み会で、あまり面白くない先輩にこれまたあまり面白くないことを言われて、その先輩には悪気はなかったにせよ、不貞腐れたような気分になり、ここのところ数年の自分の来し方なんて、痰唾と一緒に吐き捨ててしまいたいくらいのばかばかしい自嘲感に苛まれた。

 できるだけ早くさっぱりと忘れたいもの。


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