妻の携帯電話を安いものに替える

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 先週の日曜日、妻の携帯電話を安SIMとともに新調した。今日(6日後の土曜の昼)に届いた。ASUSの「ZenFone 4 Max (ZC520KL)」だ。

 SIMは加入しているプロバイダ「OCN」がサービスしている「モバイルONE」だ。マツコ・デラックスが宣伝しているアレである。

 これまでにも娘二人の携帯電話はキャリア純正からMVNOの安SIMに移行してきており、経験済みの事ではある。

 妻と一緒にさっそくセットアップを始める。この際、妻は常に傍に居させなければならぬ。パスワードなどのセットアップがあるからだ。

 用意するものは、前の電話で使っていたLINEやGmail、プロバイダのpopメールその他のアカウント、申し込んでおいた「MNP予約番号」、クレジットカードの番号、その他一切である。

 それらを手元においておき、箱をあけ、中に入っている紙を読み、全部を書いてある通りに進めれば、なんてことなく移行は終わりである。

 あとは妻に携帯電話を渡し、「しかるべくイジり倒して研究せよ」と言っておけば終了、である。特に気を付けることもない。

 購入した「ZenFone 4 Max (ZC520KL)」だが、気を付けておきたいことがある。スペック表の「無線LAN」の欄を見ると、

無線LAN IEEE802.11b/g/n (周波数帯域:2.4GHz)

……とあることだ。つまり「a/ac」がない、ということで、要するに、

「5GHzのWiFiが使えない」

……ということである。私も私の妻もこれで特段不便を感じるわけではないが、Bluetoothやご近所の無線LANとの干渉が気になる向き、また、(もっぱ)ら5GHzのWiFiを利用しておられる向きなどは、この点を把握しておいた方が良いかもしれない。

キャリア回線、家族で一人になってしまった

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 妻の携帯電話を買い替え、同時に「MVNO」、つまり安いSIMに替えることにした。これで、家族のうち妻と子供たちは皆MVNOになり、キャリア純正回線はついに私だけになってしまった。

 妻と私の携帯電話はNTTドコモのもので、6年前の「SONY Xperia A SO-04E」である。当時二人で揃えて買ったのだ。同じものにしておけば、私が利用方法などを調べ、ITに(くら)い妻に手っ取り早く教えることができたからである。

 私のほうの電話は一昨年の夏に一度、「ほとんど丸ごと交換」というくらいの大修理が無料で施されているからまだまだ使えるが、妻のほうはUSBの端子などがダメになってしまい、修理の見積に持って行くと「ウン万円」で、しかも新機種への交換を勧められ、これがまた「ウン万円」だという。

 これはもう、安い端末買って、回線もMVMOのSIMに乗り換えだな、ということに決した。多少の途中解約金を払うことになるが、そんなの、3カ月ほどで相殺されてしまう。

 妻は携帯電話の多彩な機能を大いに活用するというほうではない。そこで、無駄な機能がなく、しかも普及している「iPhone SE」を妻にすすめた。長女の携帯電話がiPhone SEなので、使い方などをお互いに聞けるだろうと思ったのだ。だが、妻は画面の小さいのが嫌だという。さりとて、iPhone Xなどには使わぬ機能が多すぎる上、高価すぎる。それで安いAndroidを選ぶことにした。結局ASUSの「Zenfone 4 Max」にした。

 SIMは娘たち二人に与えているOCNの「モバイルONE」、月3GBの回線で、月々1500円かそこらで済む。それに、OCNはNTTの系列企業なので、物理回線は結局のところNTTドコモのものを使っており、回線の網羅度合いや品質の点で安心である。

 「MNP」で同じ電話番号を引き続き使えるようにした。

 すべては自宅からのネット手続きだから、居ながらにして手軽に契約できるが、免許証の画像を送信するなど、細々(こまごま)としたことが多少あり、小一時間ほどかかる。

 さて、妻の回線が安くなったが、うーん、もういっそ、自分のもMVNOにしてしまおうかなあ……。

iPhone SE

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 長女が高校に入学したとき、褒美にスマート・フォンを買い与えた。ガチガチにキャリアの純正回線で、結構高くついてきていた。

 長女はこのスマホを使いに使い倒したので、傷んでボロボロになってしまった。USBのコネクタなどもう「スカスカ」で、もはやPCに接続ができないどころか充電さえする(あた)わざる状況である。長女は充電ドックを使ってなんとかしのいでいる。

 そんな折、長女は先日19歳の誕生日を迎えた。「お父さん誕生プレゼントにスマホ新しくしてよ~」と言う。美大に通っているので、パソコンなども「Appleでないと話にならない」ほどの事らしく、学校のパソコンもほぼApple一色だそうな。

 そのせいで、「iPhone買って~」と言うのだった。

 うーん、高くつくなあ。

 機種変更だと、どうしたってキャリアのiPhoneを買わなければならず、ずいぶん高い。

 そこで、意を決し、長女の携帯電話は

  1.  本体はAppleストアでSIMフリーのiPhoneを直接買う。
  2.  キャリア(NTTドコモ)の回線は解約。
  3.  長女の回線はMVNOに変えてしまう。MNPで電話番号を移行。

 ……という、最近はやりの3点セットで買い替えることにした。

 MVNOはマツコデラックスの宣伝でおなじみ、「OCN モバイル ONE」を選ぶ。実は既に次女のスマホはそうしており、スピードや品質、商品の継続性もいいと思うからだ。

 iPhone SEを選び、Appleストアで注文した。同時に、「OCN モバイル ONE」も注文。音声回線付きで月々1600円ほどであり、今までの高額なキャリア回線が馬鹿々々しくなってしまう。

 これまでのように「壊れてしまいました」というようなときに、とりあえず近所のドコモショップへ持っていけば何とかなる、というふうにはいかなくなったが、しかし、そんなの、iPhoneであればAppleストアに送るなり持ち込むなりすればどうにかなる理屈だ。

 プッシュのキャリアメールが使えなくなるのはどうも不便なような気もするが、長女はLINEユーザで、特にそれで不便もないようだから、それでよし、となる。大学関係で使っているメールもGmailを主に使っており、まったく問題がない。

 私も同じようにMVNOに乗り換えて安くしたいが、それをやってしまうと、職場の連絡にLINEとかFBを使うことになってしまう。さすがにそういうわけにはいきかねる。キャリアのメールでないと具合が悪いのだ。それで、私は長女と同じようにはできない。

img_4862 そういう風にして昨日注文したiPhone SEだが、もう今日届くという素早さだ。誕生日プレゼントにするにはどうにも味もそっけもない段ボール箱で届いたので、何か適当な包み紙は、と探すが、ない。ふと棚を見ると、昨年仕事でアメリカへ行った時の古新聞があったから、それで包んでやる。そしたら、表面に来たのが偶然iPhoneの新製品発売を報じるApple関係の記事で、ちょうどよい。

タダでスマホ直っちゃった

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 先週携帯電話が壊れ、先週の連休明け、19日の火曜日に修理に持って行った

 「修理代金によって修理するかどうかを決めるから、とりあえず見積もりをお願いします」ということで、見積もりには2週間程度を要するなどとえっらい時間のかかることを言われたのだが、まあ、高価なものだし、ゆっくり考えるわい、とも思って向こうの言いなりに品物を預けた。修理代が3万円以上かかるなら即、ドコモ解約、MVNOのSIM買ってSIMフリーのスマホへ、と思っていた。

 なかなか見積もりの返事が来ないなァ、と思う内、今日になって突然メールで「修理ができたので取りに来てください」という。ハテ面妖な。取りに来い、ったって、見積もり金額聞いてないぞ。取りに行って突然4万とか言われても困るぜコッチは。それで品物を預けた麹町のドコモショップへ電話してみるのだが、20回くらい電話しても「混み合っています」の音声テロップが流れるばかりで、一向につながらない。

 ええい、しょうのない。……行けば何か答えはあるじゃろ、というので、真夏の炎天、燃えるような暑さ、すンばらしい青空の下、新越谷からエッチラオッチラ、麹町まで出かけた。

 30分ほど待たされたものの、「無料で直りましたので、そのままお引渡しです」と言われ拍子抜けした。

 ひょっとしてリセットしたら直ったとかいう(たぐい)かな、とも思ったのだがさにあらず。パネルがダメになっていたから交換し、ついでに防水機能が傷んでいたから各部を直し、さらについでに背面カバーを交換しときました、と作業記録に書いてあり、そのとおり、ピカピカになっている。

 この電話の保証期間は4日ばかりオーバーしており、切れていたのだ。実に惜しかったが、結果としては新品同様に直ってしまった。しかも無料で。

 窓口のお姉さんもハテこれは……というような、不思議そうな表情で伝票を確かめ、だが改めて、「部品の調達が潤沢にあったりしますと、こういう場合もあるんですよね」という。

 別に携帯電話の性能には不満はなかったので、めでたしめでたしではあった。安いSIMフリーのスマホでもいいのだが、「おサイフケータイ」、とりわけ通勤定期に「モバイルSuica」を常用しているので、これがないと困るのだ。窓口のお姉さんも「それでしたら、よかったですね」と言う。

「いやいや、お姉さん、御社にとってもよろしうございましたなァ」

「は……、と、申しますと?」

「だって、修理代3万以上かかるって言われたら、私、即、御社の回線解約して、MVNOのSIM買って、よそのスマホ買おうって思ってたんだもの」

「あ、そうでしたか。では、これからも末永く弊社を御贔屓(ひいき)に、うふふ……」

……なんぞという会話をしつつ、ピカピカに直ったExperia Aを持って帰ってきたのだった。ま、こういう場合もあるわな。

か、歌舞伎町じゃなくて

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 携帯電話のパネルの、一番下の行、Androidのいわゆる「バック・ホーム・アプリ切替」の三つのボタンがまったく反応しなくなってしまった。

 時節柄、職場関係の連絡がつかないと困るので、昼間に時間を貰って、職場の近くのドコモショップへ持って行った。そうすると、担当のお姉さん、にこやかに、

「修理すると悪くすれば4万円、待ち時間は40日。機種変更は今すぐ可能だが、今のと同じクラスの機種なら9万。」

……と、端的に言えばそういうことをまことに親切かつやさしく言ってくれちゃうのであった。

 ぬぅ、デフレ脱却への寄与とはいえ、こ、ここは一体、どこのぼったくりバーですかのう、あうあうあう……。確かに新宿区ではあるが、歌舞伎町ではないぞ。

 まあ、以前、「月々通話料に2年間上乗せしますと実質負担はxxxx円です」なんていうややこしい説明が槍玉に挙がったものだから、最近は正直な値段を端的に言うようになってしまい、結果として「9万円でござい」なんつー説明をせざるを得ない店頭のお姉さんも、会社の方針に振り回されているだけであって、別に営業が下手なわけでもあるまいけれども……。

 それにしても数字が心臓に悪い。高齢化社会への対策のためワシの生命を縮めて平均寿命などの数値を低下させようとでもいうのか。

 お姉さんが悪いわけでもないのだが、「いやあ、お姉さん、9万って数字は、心臓に悪いよ~……」と、一応言ってみたら、お姉さんもそんなこたぁ分かりきってることですわよ、おじさんだってわかってるでしょ、と、テレパシーで伝わってくるほどの複雑な無言の笑みで答えてくれるのであった。ぬぅ、勤労者ってものはツラいねえ、お互い。

 とりあえず、モバイルSuicaがないと定期が使えず、帰宅できなくなってしまうから、代機はおサイフケータイ付きのを出してもらい、修理金額の見積もりだけたのむ。

 さて、爾後(しかるのち)の行動方針じゃのう。……3万以下なら修理、3万以上なら、ドコモ即解約、Nexus5にOCNのMVNO挿したやつに乗り換えだ。キャリア回線は海外出張でローミング使った時には、さすがは日の丸キャリア、文字通りどこでも通じるわい、と思ったが、そんなこと10年に1度もあるでなし。やめたやめた。もうMVNOにいっちゃえいっちゃえ。