屈折

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 ハードディスクの隅っこの方を漁っていたら、「fortune.php3」というファイルが出てきた。かれこれ20年弱くらい前に書いたものだ。

 その内容は摘記すれば次のようなものであった。

fortune.php3
<?
$hitokoto[] = "事態は好転しない。";
$hitokoto[] = "どのやり方もダメだ。";
$hitokoto[] = "人生下り坂。";
$hitokoto[] = "おしまいなのか・・・。";
$hitokoto[] = "暗黒と涙。";
$hitokoto[] = "夜と冬。";
$hitokoto[] = "青函トンネルから出られない。";
$hitokoto[] = "・・・破綻。";
$hitokoto[] = "生涯に一度の光もなく";
$hitokoto[] = "即身仏が鳴らす鐘の音が止んだ。";
$hitokoto[] = "合掌。";
$hitokoto[] = "老いてゆく。";
$hitokoto[] = "永久の苦痛";
$hitokoto[] = "君のすべてが疎ましい。";
$hitokoto[] = "助けを求める声が次第に弱々しくなっていった。";
?>
<table>
<tr><td>ラッキーカラー:</td><td bgcolor="#ff7777">システムエラー あなたのラッキーカラーが見つかりません。</td></tr>
<tr><td>ラッキーナンバー:</td><td bgcolor="#ff7777">システムエラー あなたのラッキーナンバーが見つかりません。</td></tr>
<tr><td>ラッキー方位:</td><td bgcolor="#ff7777">システムエラー あなたのラッキー方位が見つかりません。</td></tr>
</table>
<p>
<center>今日の一言:<h2>「<?echo $hitokoto[rand(0,count($hitokoto) - 1)];?>」</h2></center>

 当時、何か、相当私は屈折していたのだな、ということがうかがわれるわけである。

更科堀井の年始品

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 去る1月4日、旧友にして畏友のF君と蕎麦屋の梯子(ハシゴ)をしたが、その時の2軒目、麻布の総本家更科堀井を出る時、帳場(レジ)に出ていた店主さんから「これは御年始に」と小さな箱を貰った。

 家へ帰って開けてみると左の写真の通り、私も常日頃愛用している浅草・やげん堀の七味唐辛子であった。

 気が利いていて、うれしい。饂飩(うどん)、蕎麦、鍋物、関東煮(おでん)など、何に振りかけてもぴりっと旨い。さすがは更科堀井。