一杯

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 今日の酒肴は、「海鼠(なまこ)の柚子果肉和えぽん酢」。最寄りの魚屋に海鼠があったので、柚子と一緒に買ってこしらえてみた。

 季節の歯応え。シコシコ、コリコリ、ヌルヌル、海の香りと柚子の香り馥郁(ふくいく)。おいしい。

一杯

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 昼間ッから一杯やる。

 酒でも飲むに()かず。……気持ち的には縦書きで「飲酒不如(さけのむにしかず)」とでも書き、返り点を打ちたいところ。

 ()に、アラビアの大詩人、オマール・ハイヤームもその詩篇「ルバイヤート」に(いわ)く、

如何にひさしくかれこれを
あげつらひまた追ふことぞ、
空しきものに泣かむより
酒に酔ふこそかしこけれ。
(矢野峰人訳)

……とこそ、()んでいるのである。

 安い酒を生のまま。

 無論、BGMは「Straight, No Chaser」(Thelonious Monk)でイッてみたい。

 そのあと、昼めし。

 めし。ピーマンの浸し物。汁。

 旨い。

一杯

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 一杯やるのに揚げ出し豆腐を作る。

 豆腐の水を切るのが面倒臭くって、パックから出した豆腐にそのまんま粉をはたいて揚げたら、「ツルンツルンのフワッフワのトロットロ」の揚げ出し豆腐になった。

 なるほど、レシピに従わぬのも、たまにはエエもんですね。

一杯

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 一日雨模様だった。

 10年使わないものは捨てよう、というわけで、屋根裏部屋にため込んでいる古いデジタル機器やケーブル類を捨ててしまうことにした。

 その中に「Lotus Super Office 96」同じく「97」なんていうズッシリと重い大箱もある。当時はオフィス・スィートをめぐって、ロータスとマイクロソフトが争い、当初は機能で劣るマイクロソフトが苦戦したものの、すぐに競り勝ち、ロータスを叩きのめしてしまった。

 ロータス社の「Notes」は一時代を画したグループウェアの泰斗と言えたが、今はそれを言うべくもない。

 メルコの「Melware」のフロッピーディスクも出てきた。私はMelware派ではなく、メガソフトの「MemoryPro 386」を愛用していたのだが、そのディスクは見当たらなかった。

 Lotusの「123」と並ぶワードプロセッサソフトの名品、「AmiPro」なんていう懐かしいフロッピーディスクも出てきた。

 「CCT-98」というのはパソコン通信ソフトで、高機能だったものだ。「MIFES」に「TURBO C」、「Windows 3.1」、「WXⅡ」なんてのもある。

 ディスクのラベルを見てもらえばわかる通り、これらはすべて、正規品を私費で購入したものだ。

 懐かしい。

 Turbo Cでは、職場で使うプログラムをたくさん書いたっけ。本当に、色々書いた。

 ディスアセンブラの名品、「SOURCER」なども一番右の下から2番目にある。これで市販のソフトのプロテクトを外したりしたっけ。

 よく見てもらうと、「SOUTHERN ALL STARS」というフロッピーディスクがある。一番下、右から二つ目だ。当時Rolandから出ていたMIDIデータで、サザンオールスターズのヒット曲集である。考えてみれば、これらのフロッピーディスクの中で、生のまま生き残っているのはサザンオールスターズだけである。なにやらいろいろと示唆しているような感じがして、考え込んでしまわざるを得ない。

 犬小屋みたいな大きな箱に入った、「Borland C++」のフロッピーディスクも出てきた。CD-ROMが一般的でなかったので、フロッピーディスクのほぼ100枚組であったりした。インストールに丸1日かかったものだ。

 しかし、今はこれを持っていたからと言ってどうなるものでもない。捨てるにしかず、である。

 数時間、梯子(はしご)を上ったり下りたりして、だいぶ汗をかいた。

 一息つき、一杯やりはじめる。

酒肴 冷蔵庫の野菜入れから茗荷(みょうが)、ピーマン、(ねぎ)胡瓜(きゅうり)を取り出し、同じくらいの長さの細切りにして塩を少々、マヨネーズをかけ回して一味唐辛子を適量ふる。

 それでウィスキーを飲む。旨い。

 今日も動画はなし。