「米尽くし」と言ったって、
なにしろ、米の精である日本酒を飲み、酔い醒ましに玄米茶を飲み、小腹が減ったと言っては
まこと、よく豊葦原の瑞穂のうまし国にこそ生まれて生きざらめやも、なぞと思うわけである。
これで、
オッサンは生きている。
朝から掃除、
終わって、新しい徳利を買いに行く。この前2合入りの徳利の首を割ってしまったからだ。徳利がないと正月の酒が飲めない。趣味の良い酒器も良いが、ここは質実剛健に蛇の目の奴を買うことにする。食器棚に蛇の目ばっかり並んでいるのはいかにも酒呑みめいていて品がないが、やや「通」じみた感じもするから、まあ、いいかというわけである。
築地の道具屋あたりへ買いに行くのもいいが、北千住の東急ハンズにも売っているから、そこへ行き、蛇の目の猪口の、3勺入り、1合入りをそれぞれひとつ、それから1合の徳利を2本、2合の徳利と3合の徳利を1本づつ。合計3千円ちょっと。
ガソリンスタンドへ灯油を買いに行く。40リットル、3154円。高くなったなあ。
朝から曇天、やがて雪がちらついた。曇りにもかかわらず
ぼちぼち、居間に落ち着き、買って来た3合の大徳利と1合の蛇の目で、品もへったくれもなく一杯。
今日、年用意の買い物に出かけたので、ついでに「高島暦」を買った。いつも買うものだが、今回は奮発して、「百彩暦」と題されたカラー版を買った。
実のところ私は、易断の方にはとんと興味がない。毎年正月に
高島暦を買うのは、「旧暦」を引くためだけに買っていると言っても過言ではない。
それで、来年の年初あたりをパラパラとめくってみたところ、来年(平成30年(2018))は、元旦が旧十五日でその夜が十五夜、正月二日が天文学上の望であることがわかった。これは晴れればいい夜になりそうだ。除夜の鐘で外に出れば、
そして、当然と言えば当然だが、旧元旦(旧正月、来年は新暦2月16日)は
平成30年は望と朔がそれぞれ元旦と元旦、となって、面白いし分かりやすい。
朝から年賀状書き。
先ほどやっと終わり、投函した。ふう。
朝、玄関先と庭を掃除。腰が痛く、なかなかつらい。
草取りをしたが、冬なのでたいして伸びておらず、ゴミ袋二つが一杯になった程度。無心に掃除をしていたらあっという間に昼になった。
昼めしにうどんを食べたあと、雑巾を絞り、あちこちの拭き掃除、埃取り。
階段のワックスが部分的に剥げてみすぼらしくなったのを、ワックス・リムーバーの剤とブラシでゴシゴシとこそげ取る。踊り場の床板が難物で、ゴシゴシこすったところ、中途半端にワックスが落ちて余計に汚らしくなってしまった。歯ブラシを使ったがダメで、ならばと真鍮のワイヤーブラシで隅々までワックスをこそげ取り、ようやく一息。
階段に新しいワックスを塗ってしまってから、作業順をよく考えていなかったことに気付く。ワックスが乾くまで階段を昇降できない。
乾かして、やっとこさ掃除道具を片付ける。これで、まる一日。
疲れた。冷蔵庫を開けたら竹輪があったので、それを肴に一杯。
Twitterのフォローを見ていたら、長期間ツイートしてない人や、鍵をかけてしまった人が多くあった。だいたい、平成24年(2012)頃に相互フォローになった人たちに集中している。
私がフォローしているアカウントは2、300がところで、さして多い方ではない。全部見て、半年以上ツイートのないアカウントは全部削除してしまった。
15年ほど前、自宅を建築した際にその記録をHTMLで書き、OCNのホームページサービス「Page ON」を使用して公開した。
日々の変化事項などは、その中に日誌風に書き加えていたが、そうするうち、当時流行しだした「ブログ」サービスをOCNもやりはじめた。「ブログ人」だ。Movable Type ~ TypePadを活用したサービスだった。
当時はいろいろ面白い試みもなされており、無料だったので私もそれを使うようになった。「Web2.0」などと言うことが当時言われており、スタティックで一方向だったWebが、ブログのトラックバックPingシステムにより双方向リンクを持てるようになったことが、私にとっても目新しかった。
10年以上「ブログ人」を使っていたが、3年前、Page ONとともにサービスが終了してしまった。
サービスが終了する前に、見たままを残しておこうと思い、wgetで丸ごとスナップショットをとった。
その後、一時Gooブログなどにも移行してみたが、自由でないのが気に入らず、思ったように書けないのが不便なので、意を決してドメインを立て、レンタルサーバを借り、WordPressに移行した。それがこのブログだ。
一方、レンタルサーバの容量には余裕があったので、wgetで丸ごとコピーした古い方のブログもそこに丸ごと放り込み、ずっと公開していた。
しかし、記事そのものはこのブログにもインポートしており、並立の状態にあった。
無駄だな、とも思ったので、意を決して古いブログのバックアップの公開はやめることにした。
早風呂に入って一杯やりつつ本など読んでいたら、妻が「お父さん、(次女を)ちょっと迎えに行ってくるから、お鍋の番をしていて」と言う。
不肖、私こと佐藤俊夫宅では、妻の命令は絶対厳守ということに決められている。
お、
これは、こういうもので呑めという妻の優しさではないかいッ!(違)
妻が玄関から出ていくのと同時に、ガスレンジのかぶりつきのところへ、酒を持って行って、立ち呑み、
熱い。ホフハフホフ、……である。
煮えばなの大根のうまさと言ったらない。
至福だ。もう、人生などどうでもよくなってきた。