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タグ: 夏
夕凪
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夕凪
さえずり季題【294】は「夕凪」です。夏の夕方の海辺では、風が絶えてひどい暑さとなり、瀬戸内海では油凪とも呼ばれます。海の日も過ぎたところで、夏本番の海辺を詠んでみましょう。「こときれてゆく夕凪のごときもの」(五十嵐秀彦)#saezuriha #saezuriha_odai
— June,born in Apr. (@no_ra_co) July 22, 2016
そろそろ
湿度が高く、光の散る晴れ方の朝だ。このところ、近所の家々の
旧暦六月十五日。十五夜だが天文観測上の望月は明後日だという。新暦7月の和名は
そろそろ梅雨明けかな、という雰囲気もあるが、あらためて天気図を見ると、列島はまだまだ長く伸びた梅雨前線の水蛇にとりまかれており、もう少し我慢というところか。
- 平成28年(2016)7月の天気図(気象庁)
関東に住んでいると、今年は
思いついて手元の歳時記を繰ると、見出し・傍題含めて、雨に関してはたくさんの季語がある。試みに書き出してみよう。
日本は高温多湿、雨が多く、四季のはっきりした風土なのだなあと改めて感じるのである。とりわけ、梅雨に関する言葉の多さときたら。
また、「雨喜び」などという季語には、本当に農民の心が表れているな、と思う。
「驟雨」という言葉には品と格があり、心に響く。それに比べて、最近「ゲリラ豪雨」という言葉が報道などで使われるが、これはまったく品もへったくれもない言葉だ。「ゲリラ」で「豪雨」だよ?いや、勿論、人的被害が出ているようなときに驟雨などと言って澄まし返っているわけにはいかないが、場面場面にちょうどよい言葉を使ってもらいたいものだ。
テレビで美しいアナウンサーが、その美しさとはうらはらに「凄いゲリラ豪雨になる可能性がアリマス!」などと言い放つと、本当にがっかりする。「凄い」もどうかと思う。まあ、被害が出るような場面での「ゲリラ豪雨」は仕方がないが、「可能性」という言葉をここで選んではいけない。せめて「強い雨が降る恐れがあります」と言うべきだ。
可能という漢語は「
こう書いて来るとまるで爺ィの繰り言だ。オッサンから爺ィになってきた。
言葉は時と人により変化していくものなのだから、あまり偏屈な繰り言は言うまい。
何か雨の面白いものは、と検索すると、Youtubeにジーン・ケリーの「雨に唄えば」があった。
名作だなあ。これでも見て、繰り言は休題にしよう。
梅干
さえずり季題【293】は〔梅干〕です。手塩にかけた婆ちゃんの梅干は逸品だ。子供の頃は苦手な刺激だったが、今は食卓に欠かせない存在だ。例句「干梅の匂ひの満つる生家かな 藤田岳洋」 #saezuriha_odai #jhaiku ☆~ pic.twitter.com/GuqbCwmtqm
— 平坂謙次 (@hedekupauda) July 15, 2016
ラムネ
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推敲、「涼し」は夏季語で、季がさなりなので……。
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ラムネ
さえずり季題【291】ラムネ 飲む時の瓶とビー玉の触れ合う音が涼しげな夏の風物詩。ラムネの名称はレモネードの転訛したものです。それにしても地下鉄の電車とビー玉はどこから入れるのか?謎?「ラムネ玉かちんと空のまぶしかり」黛執 #saezuriha_odai #saezuriha
— さとう みちこはん (@burukosan) July 2, 2016
節季に、土用に、鰻に、泥鰌
夏至も過ぎた。だいぶ暑い。夏至を過ぎれば次の節季は半夏生が7月1日、7月7日が小暑で七夕、その次が土用、ということになろうか。
今年の夏の土用は7月19日、正確にはこの日の15時3分だという。これは太陽高度で決まるので、このように時間まで出ている。細部は国立天文台の暦要項に詳しい。今年(平成28年(2016))のものはこれだ。
こう書いて来ると、「じゃ、
暦を繰ると、7月19日は旧暦六月十六日で、この日は「寅」の日である。この日から
鰻を喰うのはこの日、「土用の丑」の日である。
こう書いて来ると、土用の丑に鰻を喰うのは、まるで古来の由緒正しく
土用の丑まで待たずとも、今の時季、淡水魚で旨いものというと、やはり
浅草の「駒形どぜう」が呼んでいる気がする。アレはうまい。また行きたいなあ。
泥鰌に舌なめずりしなくても、私の住む
夏は暑さで食欲も減退し、相対的に旨いものが減るが、なに、気の持ちようだ。氷もビールもウィスキーも日本酒もワインも肴も、どうしても旨い。
納涼
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納涼
さえずり【季題290】は「納涼」(すずみ)です。夕涼み、涼みなども。
暑さを避け涼しい場所を選んで涼を求めるのは、夏の楽しみでもあるでしょう北斎の絵より抜け出て涼みけり 津森延世
水音に濡れては帰る夕すずみ 千代女#saezuriha #saezuriha_odai— Blueberry7015 (@NHotozuka) June 25, 2016