梅雨明けもとうに済んだ。いよいよ増々、ピカッと真夏の太陽に焦がされるかなと思いきやさにあらず、昨日は朝から土砂降りだった。
雨は上がって、今日は曇り模様だけれども、新越谷の駅に帰ってきてみると、梅雨明けにもかかわらず
濡れるという程でもなく、手を洗ってうがいをして顔を洗って、ホワイトホースを一杯やって上機嫌になる。
日々是好日、である。
オッサンは生きている。
梅雨明けもとうに済んだ。いよいよ増々、ピカッと真夏の太陽に焦がされるかなと思いきやさにあらず、昨日は朝から土砂降りだった。
雨は上がって、今日は曇り模様だけれども、新越谷の駅に帰ってきてみると、梅雨明けにもかかわらず
濡れるという程でもなく、手を洗ってうがいをして顔を洗って、ホワイトホースを一杯やって上機嫌になる。
日々是好日、である。
世間では日曜日の宵を「サザエさん症候群」とか「大河ドラマシンドローム」などと言って惜しむようだが、私はどちらも見る習慣がないから、あまり共感は覚えない。日曜日は早い目に風呂に入り、子供たちには「オイ、さっさとテレビを消せ。寝ろ」などと訓戒の一つも与え、明日の仕事の事でも考えながらさっさと寝るに限る。
そんな折には慣れた寝酒の一杯もあれば、これほど幸せなこともない。
無造作にハイボールを作ったら、どういう加減か、いつもより大変旨く、思わず妻に「かーちゃん、一口、ひとくち」と声をかける。飲ませてみたらやっぱり「うんうん、おいしいおいしい」と言う。
いつものウィスキー、いつものソーダ、なんにも変わらないのに、何が違うのか、さっぱり謎だが、やっぱり旨いものは旨い。
今日は旧暦五月の
気象庁から「梅雨入りらしい」という発表があったのは先週のことだが、暦の上の「入梅」は今日で、名実ともに梅雨入りしたと言えるだろう。
それにしても雨が降らない。今のところ空梅雨らしい。一昨夜も昨夜も晴れて、夕方には月が綺麗だった。昨夕など気圧が下がったか、水の匂いがして風向きが変わり、遠雷が聞こえ、頭上に積乱雲が成長する気配すらあったが、結局私の周囲には雨は降らなかった。その後晴れて、暑い夜になった。
さっさと汗を流したら、冷蔵庫から氷の塊を出してカチワリをたくさん作り、ウィスキーを飲むのが良い。飲み慣れたバランタイン、ひと瓶千円しない。風呂上がりに飲むなら、
あちこちの植栽の、
ネット情報によると、おっさんがバレンタインデー近くにチョコレートを食うのは、すべてこれ、「ホモチョコ」と呼ぶべきものだそうである。
ホモ、というのも、急進的なGLBT方面の人から言わせれば差別語ということになるのだろうが、非難と憫笑もまた
神戸元町一番館の「ポーム・ダムール」、
秋晴れ、……と言いたいところだが、既に立冬は過ぎており、暦の上では今は冬である。秋晴れとは言わず、「
さえずり季題【309】は「柚子」を詠んでみましょう。もう冬も近くなりましたが、柚子は秋央よりも冬隣のほうが色づき柚子らしくなります。
鈴のごと星鳴る買物籠に柚子 岡本眸#saezuriha #saezuriha_odai… https://t.co/A6ujyeQjYD— 佐藤俊夫 (@SatoToshio) November 4, 2016
先週、晩秋のさえずり季題当番が回ってきたので「
さえずり季題【310】は「紅葉散る」です。散紅葉とも。散り敷かれて、まだ鮮やかなのも。かっさかさに飛んで積もるも、美しいですね。まだまだ紅葉を詠みますか。
「岩へ散り紅葉のなほも日を透かす」八木絵馬
#saezuriha_odai #saezuriha— boubun (@boubun) November 11, 2016
次をどなたに回そうか、と迷った末、 @boubun さんにお願いした。何を出題なさるかな、と楽しみにしていたところ、「紅葉散る」の見事な出題である。
この「紅葉」に関する季題を選ぶのは難しい。
その点、 @boubun さんの選択はまことに良かったと思う。
そんなことを考えつつ、陽の高いうちから一杯やる。もはや俳人にもなりきれぬ廃人である。
飲むうち、ふと違和感を覚える。長年、意味のない文字列なら無限に出力できる特技があったのだが、なんだか、最近文章が変になってきたし、書いていて詰まることが多くなった。喋っていても単語が出てこなかったりする。
何か、脳に問題があるのだろう。いわゆる「郵便的伝達物質」が減っているのだと思う。
因みに「俳人」というのはもともと「廃人」の意であるという。
毎日のように野暮用があって、不自由きわまる。
今日もなにかと用事があり、ああ不自由だ、嫌だなと思っていたら、ふとキャンセルされてしまう。こういうことが必ずあるとハナからわかっているから、かえって責任のある約束をすることもできず、面白くない。
ただ、こうしてポッカリと空いてしまった時間と言うのが逆に自由なもので、これはこれで悪くない。
だから、これしきのことで腹など立てないのが処世というものだろう。
それならばひとつ、というわけで、毎回同じことばかりだが、こういう時には好きな食い物に限る。都内の職場近くにいるならまっすぐここだ。「神田・やぶそば」。
まず菊正宗を一合、焼海苔をたのむに決まっている。
飲み終わったら、そりゃあ、もう、決まったように「せいろ」を一枚、ツルツル~、……と、これに限る。
今日は曇りのち雨との天気予報だったのだが、雨などとは言うも愚か、真っ青な空がどこまでも広がって、しかも秋の匂いがそこかしこに吹き散っている。
万世橋のあたりから水面を眺めているうち、そういえば、この川にも観光船があったな、と思い出す。たしか、「神田川クルーズ」というようなことだったはずだ。
スマホは便利なもので、「神田川クルーズ」で検索すると、すぐに出てくる。日本橋のたもとから出発すると言う。
地下鉄・神田から日本橋までは二駅。「やぶそば」から神田の駅までは、ダラダラ歩いて10分弱ほどだ。
銀座線に乗り、日本橋駅を適当に降りると、銀座高島屋のあたりへひょいと出る。地上は紺碧の空が眩しい。
日本橋の看板のある、この景色の右手に観光船の乗船場がある。神田川観光は90分で2500円だ。近くのミニストップでウィスキーのポケット瓶を一本買って、迷わず乗ってみる。
築地に魚市場が移る前は、今の日銀があるところの対岸辺りが「魚河岸」で、ここで江戸の食べ物を引き受けていたのだそうである。
観光船は出ると早速、ガイドさんの名調子で日本橋の下側の焼け焦げを案内する。これぞ関東大震災で火だるまになった船によって焼け焦げた、まごうかたなきその跡だそうな。
船は日本橋川から神田川、隅田川にも出てぐるりと一周する。都内の「濃い……」ところを、年季の入ったガイドさんの案内でミッチリ90分回るわけだから、面白くないわけがない。
明治時代から変わらない橋や建造物も多い。が、バリアフリーのために工事中である、という、一時的に殺風景なものも多くあり、これは東京オリンピックを睨んでのものでもあろうか。
隅田川まで出てくると東京スカイツリーの眺めも良く、残暑とてまだ暑いものの、青天白日、補って余りある川風の豊かさである。
ウィスキーのポケット瓶を空けてしまい、面白おかしい暇つぶしになった。