一杯

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 晩秋の青空がひろがり、やっと秋らしいと言える晴天の一日、明治節らしい、文化の日らしい、美しい日であった。

 早々と風呂に入る。

 私も文化、とばかり、年表など繰りつつ歴史本を読む。太平記の釈本。

 柿の種で一杯。

ホンビノス

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まだある「ボテフリ」のウェブサイトの魚拓

 近所に「ボテフリ」という海鮮浜焼屋があり――夏に閉店してしまったが――何度か行ったことがある。

 「(はまぐり)の食べ放題」があって、「アチチチチっ……!」なぞと言いながらこれで酒を飲むのはこたえられなかったが、メニューなどには「当店の蛤は『白蛤』を使用しています」などと添え書きがしてあった。

 なんだろ、白蛤、って。「白」というくらいだから、蛤の質が上等だ、ってことでも言ってンのかな、くらいに感じて、別に気にも留めていなかった。

 別の時。最近よく行く「磯丸水産」で旧友F君と飲んだ時に、肴に焼蛤(やきハマ)を頼んだ。カッコ書きで「白蛤」「ホンビノス貝」と書いてあり、またカウンター席の天井近く掲げられた品書札には「本美之主(ほんびのす)貝」とも書かれていて、なんだろ、ホンビノスって、……と思っていたが、それほど気にしていなかった。

 今、あらためてググッてみると、なるほど、ホンビノス貝というのは蛤によく似たアメリカ原産の外来種なのだそうで、これを「白蛤」と通称するのも、まあ、嘘でもないような、そうでもないような……というところらしい。

 いいとか悪いとかいう話ではなく、安くて美味しいので、まあ、そういうものが普及するのもやむを得まい。スーパーなどでよく見る、「アフリカのどこやら原産のナンタラ鯛」とか書いてある、安くてうまいナンタラ鯛みたいなものだろう。

颱風(たいふう)

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颱風(たいふう)に肴切らしてゐ寝にけり   佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha

一杯

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 近所の「ウェルシア」へ酒を買いに行く。

 風向きが変わり、積乱雲の底が頭上を灰色にし、周囲がむくむくと温気(うんき)めいて、ひょっとするともうすぐ夕立ちかな、という感じがする初秋・残暑の午後だ。

 冷えたやつを一杯。肴は塩昆布。

 我が住む街新越谷は、今日は「南越谷阿波踊り」という阿波踊りのお祭りがあるが、人混みだし暑いし、出かける気もあまりせず。

一杯

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 よく晴れた。風薫る、と言うには少し早いが、初夏らしい初夏である。近所の旧家の柿若葉が照り照りと光る。

 酒を買ってきて冷蔵庫で冷やす。

 北大路魯山人の本2冊を図書館へ返しに行く。

 帰宅して早々と入浴してしまい、涼しい服装に着替えて、良く冷えたところを一杯。肴は昆布醤油。

肴を代えてもう一杯

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 肴を「昆布とろ」風の醤油昆布に代えて、もう2合。

 これは昆布を鋏で細かく切り、醤油をかけ回してよくかき混ぜるだけだ。気分で味醂や酒を加えるのも良い。かき混ぜてしばらくすると粘りが出てきて旨い。