Today’s drinking and snacks 今日の酒肴・えのき茸と茗荷の酒肴

投稿日:

 えのき茸と茗荷と梅肉で酒肴を作って一杯やった。

 例によって動画に撮り、YouTubeに上げた。

 動画の中で飲んでいる酒は、「会津ほまれ からくち米だけの酒 純米酒」である。

 動画の中で読んでいる本は「平凡社 世界教養全集第2 随想録/箴言と省察/パンセ/覚書と随想」から、モンテーニュの「随想録」である。

読書

投稿日:

 先日手に入った50年前の古書、平凡社の「世界教養全集」。先々月、1巻の哲学物語から読みはじめた。

 ちょうど先ほど、読み終わった。

 この本は戦前にアメリカで出版され、空前のベストセラーとなったものだ。哲学を一般の人にわかりやすく、しかも的確に紹介した名著である。

 原題は「The story of philosophy, The lives and opinions of the greatest philosophers 哲学物語 ~偉大な哲学者たちの人生と示唆~」という。文字通り、哲学のみならず、哲学者の人生について触れ、その人間的魅力を味わうことができるように書かれており、それが面白さを際立たせる。

 ソクラテスから語り始められ、プラトン、アリストテレスが語られる。時代は飛び、フランシス・ベイコン、スピノーザ、ヴォルテール、カント、ヘーゲルが語られ、ショーペンハウエル、スペンサー、ニーチェが語られる。最後に近代ヨーロッパの哲学者、ベルクソン、クローチェ、ラッセルの3人と、近代アメリカの哲学者、サンタヤーナ、ジェイムズ、デューイの3人が語られる。

 浩瀚(こうかん)で、読むのになかなか歯応えがあった。去る3月16日から読んでいるので、読むのに2カ月弱ほどかかった計算になる。

 引き続き第2巻、「随想録/箴言と省察/パンセ/覚書と随想」を読み始める。それぞれモンテーニュ、ロシュフコー、パスカル、ブーヴの著作である。

葦と日本人

投稿日:

 数学者にして哲人、ブレズ・パスカルの「葦」の一節は学校で習うから誰でも知っている。あの一節は彼の遺稿集成「パンセ」の中にあるという。

 同じ「パンセ」の中の、あまり知られぬ一節に、こういうのがある。

「人間にその偉大さを示さないで、彼がいかに禽獣(きんじゅう)にひとしいかということばかり知らせるのは、危険である。人間にその下劣さを示さないで、その偉大さばかり知らせるのも、危険である。人間にそのいずれをも知らせずにおくのは、なおさら危険である。しかし、人間にその両方を示してやるのは、きわめて有益である。

 人間は自己を禽獣にひとしいと思ってはならないし、天使にひとしいと思ってもならない。そのいずれを知らずにいてもいけない。両方をともに知るべきである。」

 この「パンセ」の一節の「人間」という単語をそのまま読まず、「日本人」と置き換えて、中国や韓国、またアメリカとの関係を念頭に置きつつ読むと味わい深い。

 パスカルは30代で死んだ。若かった彼をして、人間にある偉大さ・悲惨さの二重性と、理性の知らない心情の論理を発見せしめたものは、宇宙の神性と言うほかにない。