読書

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 引き続き世界教養全集を読む。第25巻の二つ目、アンドレ・ジイド André Gide「一粒の麦もし死なずば Si le grain ne meurt」(堀口大學訳)を休日のファミレスで寿司なぞ(つま)みながら読み終わった。

 子供の頃、一昨年亡くなった母に(すす)められて(めく)ってみたことがある。母は「これはエエ本よ」と言ったのだが、小学生の私にはつまらなく、何ページかで放り出してしまった。ジイドが幼い頃の遊び友達で、ムートンと呼ばれていた少年の目が見えなくなった、というあたりで読むのをやめたのだったか。

 本書はジイドの自慰(オナニー)三昧(ざんまい) “読書” の続きを読む

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 引き続き世界教養全集を読む。第25巻に入った。一つ目はジャン・ジャック・ルソー Jean Jacques Rousseau「孤独な散歩者の夢想 Les Rêveries du promeneur solitaire」(太田不二訳)である。

 誹謗中傷と失意の底にあって記された本書は、現代のネットでの誹 “読書” の続きを読む

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 引き続き世界教養全集を読む。第24巻の最後「たった一人の海 Seul à travers l’Atlantique, A la poursuite du soleil, Sur la route du retour」(アラン・ジェルボー Alain Gerbault 著・近藤等訳)を帰宅後の自宅で読み終わった。

 一書にまとめられているが、これは「たった一人の大西洋 Seul à travers l’Atlantique」「太陽を求めて A la poursuite du soleil」「故国への道 Sur la route du retour」という3書の合本(がっぽん)だ。この巻の半分ほどを占める大著である。

 子供の頃からこの巻は私の愛読書だったのだが、読んでいたのは「アムンゼン探険誌」 “読書” の続きを読む