永久に罪を背負う

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 昨日放映のNHKスペシャル、「本土空襲 全記録」の録画を見る。

 戦闘機のガンカメラ映像には、どう見たって軍人ではない、逃げ惑う女子供を情け容赦なく掃射する様子が写っている。

 サイパン陥落後、そこから最初に東京に指向された空襲は、「中島飛行機・武蔵工場」を狙ったものだった。高々度爆撃であったため、ほとんどの爆弾は工場から外れ、敷地外に落ちた。

 はじめは鬼畜米国と言えども、軍事目標を狙った。また、自軍の被害を避けるため高々度を飛行した。だが、雲とジェット気流に阻まれ、命中率はわずかに7パーセントであった。

 米側指揮官が鬼畜カーチス・ルメイに代わってから、事態は一変した。酸鼻極まる日本本土空襲の惨劇について、ここでは改めて記すまい。

 私はここから、何者かが私に学ばせようと仕向けているような、戦争反対や人命尊重といったことは学ばない。それはマスコミを通じた誰かからの誘導だ。

 私は次の事を学ぶ。アメリカ人が我々に教えてくれていることはただ一つだ。

「敵国を倒したければ、敵の槍先を相手にしていてはだめだ。敵の本国の罪のない女や赤ん坊を皆殺しにしろ。」

ということだ。すなわち、

「アメリカ人を倒したければ、アメリカ本国の罪のない女や赤ん坊を皆殺しにしろ。」

ということである。そして、その罪を永久に背負え、ということだ。

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 朝晩、秋めいて感じられる。今日から新暦月遅れ盆。今夕は迎え火だ。私の自宅には仏壇はないので特段の(まつり)はしないが、ゆかしい行事だと思う。

 盆は仏教語の盂蘭盆会(うらぼんえ)、これは梵語の「ウラヴァーナ」であるということはよく知られるところだ。

 盆も色々ある。「私の田舎じゃ7月にやるんだけど……」と言う人も多い。俳句の季語としては盆は秋の季語に含まれる。「この暑いのになんでだ」なぞと思う人も多かろう。あるいは「地蔵盆ってやってたけど、アレ、何?」と言う人もいるかもしれない。

盆・新暦旧盆・旧盆 7月15日
新暦地蔵盆 7月24日
盆・月遅れ盆 8月15日
地蔵盆 8月24日
旧暦盆 旧暦七月十五日(今年は新暦の9月5日にあたる)
旧地蔵盆・旧暦地蔵盆 旧暦七月廿四日(今年は新暦の9月14日にあたる)

 端的に整理して書くと、右の表のとおりである。つまり盆はこれだけある。

 なぜこんなことになっちまっているのか、簡単に解説しよう。

  •  まず、「盆」と「地蔵盆」は別。
    •  盆は初秋の招魂行事、地蔵盆は地蔵菩薩の縁日。
  •  盆は、本来七月十五日。但し、「旧暦」。
  •  日本は明治時代に新暦に移行。
  •  いろんな行事の日取りに混乱が生じ、盆は以下、3派に分かれてしまった。すなわち、……
    •  素直派「新暦ならしょうがない。暦が変わったんだから、盆も新暦の7月15日にするしかない」
    •  中庸派「いや、いくらなんでも、新暦7月なんて、下手すりゃ梅雨の最中だぜ?真夏に盆でもないだろう。やるならせめて次の月の新暦8月なんじゃねえの?」
    •  守旧頑固派「盆は絶対旧暦七月十五日(新暦の9月はじめ頃)にやるに決まってるだろ」

    ……の3派。

  •  今の「旧盆」は「旧」とついていても旧暦とは全然関係ない。
  •  上記3分派の経緯は地蔵盆についても同じ。

 盆はこのように今でも混乱してしまったままだが、「正月」などはそれにくらべれば新暦でまとまっていると思う。いわゆる「旧正月」の行事は今ではどこの地方でもそれほど大きくはやらない。