テーマ詠「タクシー」

投稿日:
運転手(はぎ)()ふ道を()しにけり
タクシーの止まる土手(どて)(ぎわ)曼殊沙(まんじゅしゃ)()
タクシーを()むる人ゐて(ふゆ)(どなり)
(ひな)みちを()くタクシーや(やま)()(どう)
柿の下ゆくタクシーの黄色かな

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #jtbt

 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

靴の踵に金物を打ち付ける

投稿日:

 今通勤などに毎日履いている靴は、ホーキンスの「AL IT5 PLAIN5 HB80150」というスクエア・プレーン・トゥのシンプルなモデルだ。安いが天然皮革で磨くとよく光り、気に入っている。靴底は特殊な素材でできており、雨の日でも滑りにくい。

 しかし、滑りにくいのはいいのだが、それと引き換えに柔らかく、踵がよく減る。

 靴本体は頑丈でなんともないので、踵の摩耗のためだけに靴を替えるのはもったいないなあ、と思っていた。

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(さか)()

投稿日:
人の子よ怒る(なか)れと木通(あけび)()
刀豆(なたまめ)(ひょう)(きん)独り箸をとる
(まん)(じゅ)(しゃ)()枯るやいましも晴れあがる
(さか)()けの手で茸飯(たけめし)をすゝめけり
自転車や(ぞう)()紅葉(もみじ)を散らすベル
枸杞(くこ)の実や粥吹く(くち)もくれなゐに
はる〴〵と茶室(たず)ぬや竹の春

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha