明るい才能の対極

投稿日:

 「Google後」について論考しようとして、とてものことに私などその器ではないと思い直す。

 タブレットやモバイルにしても、ポンとアイデアを思い付きで出して、運よく資本エンジェルが金出して、スクスク一発屋商売がヒットした、というわけではない。

 私にとってのスマートフォン元年は平成21年の夏ごろだ。ドコモから「HT-03A」が発売されたところから、スマートフォンの盛り上がりを感じはじめた。古くからのiPhoneユーザにとってのスマートフォン元年は、もう少し早いだろう。

 が、これはポンと出してポンと売れたものではない。HT-03Aは、更にそれを遡る2年前に、Googleが組織した「OHA」(Open Handset Alliance)に、日本3大キャリアや有力IT企業が参加して、営々とAndroidの研究を続けていたのである。ようやく台湾HTC社のハードウェアの発売に漕ぎ付けるのにそれくらいかかったということだ。

 そのGoogleにしても、どれほどの努力の年月を重ねたか。

 Web2.0を標榜したAmazonの商売が、やっとこさ軌道に乗るのに何年かかったかを振り返るのも分かりやすい。

 iPhoneにしても、日本での最初のスタートなんか散々なものであったと記憶する。それを、それこそソフトバンクがタダ同然でばらまくようなふるまいに及んで、ようやく今のような市場を握ることに成功したのだ。しかも、それすら、2年後3年後にどうなるかなど、誰も予測できない。

 そこからは、血の臭いすら、する。文字通り血のにじむような営業努力だ。

 Google後はますます、ピカッと光るような才能とクリエイティビティが世界を変える、と、多くの人が考えているように感じられるが、私はそうは思わない。

  死んだジョブズのプレゼンになんか、私は騙されないぞ。

 クリエイティビティの対極にある、ゲロのにおいの、血と苦汁とションベン臭い汗のしたたりにじむ、蟻が地を這うような、サラリーマンのおっさんの活動が、実は世界を変えている。

南越谷のレストラン「イタリアの台所・クローチェ」は嫌な店である。

投稿日:

 先週、5月31日の金曜日、南越谷のホテル「サン・オーク」B1階にあるレストラン「イタリアの台所・クローチェ」(越谷市南越谷1丁目22−1)でイヤな目にあい、この店にはもう二度と来るまいと思ったので、悪口を広めておきたい。

 本当は先週すぐに書こうと思ったのだが、忘れていたのだ。しかし、先ほど近くを通りかかって思い出した。

 店をやろうと言う人は、ネット時代であるから、気をつけて置くが良かろう。私も男だ、ちょっとググれば私の顔も住所もわかる、特段逃げも隠れもすまい。

以下、事実---------

 店がオープンして2~3分ほど経った18時過ぎ頃、店に入った。「OPEN」の札が出ているし、「本日貸切」とも「ご予約ダレソレ様」とも、張り出されてはいない。

 客は誰もいなくて、席は全部空いていた。

私  「えーっと、かまいませんか?」
店の人  「はい、いらっしゃいませ。…何名様でしょうか?」
私  「あ、一人なんですが…」
店の人  「すいません、今日は予約のお客様で一杯でして。」
私  「…。はあ、そうですか。お邪魔しました。」
店の人  「またのお越しをお待ちしております。」

 そのまま素直にきびすを返して、私は店を出た。

 帰り際、入り口周りをもう一度良く見たが、「本日貸切」とか「ご予約ダレソレ様」とも何も書かれておらず、単に「OPEN」の札が出ているだけだ。

 私の服装は、半そでの白いワイシャツに、ベージュのスラックス、通勤かばんを持ち、髪は真っ黒の短髪である。

---------事実ここまで

 ここからは推測と、悪口だ。

 店がオープンして2~3分後の、誰も客がいない店に、たった一人の客が入ってきて、「予約で一杯」などというバカな話があるだろうか。ただ一人の客も座れない、カウンター席すらない、というほどの満席ということではないか。

 それなら、なんで、店の中ほどまで私が入ってくるのを漫然と見ていて、

「何名様ですか」

と聞くのだ。本当に予約で一杯で、早い時間のたった一人の客も入れることはできないなら、

「いらっしゃいませ。ご予約のお客様でいらっしゃいますか?」

となぜ聞かないのだ。人数を聞いて、「ゼロ人です」と答えたら座らせてもらえる、ということはありえないし、そんな答えなどあるはずない。だから、これは「一人以上」の答えを期待してする質問だ。

 そもそも、「早い時間のたった一人の客」すら座らせられないというなら、店の前に「本日満席」とでも書いておくべきである。

 私はヤクザのようななりをしていたわけではないし、一人で入ったからと言って追い出されるような乱暴な言葉遣いをした覚えもない。

 おおかた、「金曜日のかきいれ時に、一人客にテーブルを占領などされてはたまらない」というような気持ちで私を追い出したのだろう。私が4人連れででもあれば、座らせるつもりだったに違いない。そうでなければ、人数を聞いてから「今日は一杯です」などという言葉が出てくる説明がつかない。

 一人の見慣れない客だからと言って追い出すようなメシ屋など、看板を上げて商売をする資格がない。それならそうと看板に書くか、看板など出さず、高級店然として、人づてに紹介される有名人だけ相手にでもしておけばよかろう。

 数年前にこの店で飲食したことがあるが、このご時勢に店内がきちんと「分煙」されておらず、「禁煙席、喫煙席どちらになさいます?」と聞かれて「禁煙席を」と言ったにもかかわらず、背中合わせの真後ろの席でプカプカと煙草の煙を立てられて非常に迷惑した。

 その時に「イヤな店だな」と思ったのに、また入ろうとした私がバカだ、と言えばそれもそうだ。

 なので、私より知性のある人は、この店には行くべきではない。

 腹が立つから、店の名前をもう一回、特筆大書しておいてやろう。南越谷のホテル「サン・オーク」B1階にあるレストラン「イタリアの台所・クローチェ」(越谷市南越谷1丁目22−1)である。場所は次のURLのとおりだ。

http://maps.google.com/maps?hl=ja&ll=35.876363,139.792652&spn=0.000004,0.001725&t=m&z=19&layer=c&cbll=35.876266,139.792658&panoid=q1jK8AoNEImcOtT2DuhJWw&cbp=12,45.59,,1,1.87

乳守(ちもり)」片聞

投稿日:

 同窓生と雑談チャットをしていて、「堺・乳守(ちもり)」というゆかしい地名を聞いた。

 私は大阪・堺、世界最大の陵墓として有名な伝・仁徳天皇陵や、東京・府中に次ぐ規模の巨大刑務所、大阪刑務所に程近い、田出井町というところの生まれ育ちである。

 乳守。乳守と書いて「ちもり」と読む。たしかに、聞き覚えがある。昔、大人たちの雑談の端にあらわれていた。「堺の旦那衆」の御大尽な遊びの話の中に「戦前にナ……」などという前置きとともに語られていたものだ。

 だが、忘れていた。だから、「乳守」は、同窓生にほとんどはじめて教わった地名と言ってよい。

 遊里である。同窓生によると、京・祇園よりもまだ古い、鎌倉・室町のむかしにまでさかのぼる遊郭(正しくは花街(かがい))であったそうな。堺の古い遊里は高須、乳守の両地区が渾然一体となっていたようだ。

 だがさきの大戦は由緒にも容赦なく、乳守は戦災で壊滅し、今はその片鱗すらもない。現在の地図ではこのあたり(Google Maps)である。

 かの一休禅師宗純が傾城(けいせい)地獄太夫に会ったのは、乳守の(くるわ)であるようだ。一休は堺の名刹・南宗寺に住んだので、乳守の遊里に遊んだとしても不思議はなかろう。「門松は冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」という歌や、「聞きしより見て美しき地獄かな」「生き来る人の落ちざらめやも」という歌が乳守と一休の由緒として伝えられてあるようだ。

 上方落語に「すみよし茶屋」という噺があり、その中に、この地獄太夫と一休禅師の話がでてくるらしい。また、「三枚起請(きしょう)」という(はなし)にも出てくる。三枚起請のほうは、舞台を吉原に直して、東京でもかかるという。手元の蔵書「上方落語」(ISBN4-06-203330-5)を繰ってみると、「すみよし茶屋」は載っていないが、「三枚起請」は載っている。だが、この蔵書では由緒のある乳守ではなく、「堺の新地から難波(なんば)の新地へ移った(こども)」ということになっているようだ。

 この「三枚起請」のサゲは、「別に(からす)に怨みはないけども、あたいも勤めの身。世界中の烏を殺してゆっくり朝寝がしてみたい」となっている。東京では高杉晋作の作と言われている都々(どど)(いつ)「三千世界の烏を殺し(ぬし)と朝寝がしてみたい」にからめて語られるようだ。

 子供の頃の私などが度々耳にすることがあった遊所というと、旧軍隊の衛戍(えいじゅ)地にはつきものの「新地」(『青線』であったろうか)、「信太山(しのだやま)新地」などである。乳守は、いわゆる「新地」の信太山などとは比べものにならぬ、「一見さんはお断り……」の、由緒と格式を持ったれっきとした遊里であったものであるらしい。

CTB-701「フルマーケット化」一件

投稿日:

 Androidのタブレットが大変安くなっており、ひとつ欲しいなあ、と思っていた。

 近くのPC DEPOTで、中国製のものが1万円以下で売られている。そのうちの手ごろなものに「Flead Tab CTB-701」というのがあり、9970円だ。Android 4搭載で、カメラなども付いている。そう悪くない。だが箱を見てみると「Google Playには対応しておりません」などと書かれていて、残念である。

 だがしかし、これを回避する要領がネットに出回っており、簡単に修正できることを知った。このようなことをマニア達は「フルマーケット化」と呼んでるようで、中国製の安価なものなどを入手しては、このようにして快適に使っていると言う。

 さっそく買ってきて、試してみると非常に快適なので、以下にその要領を記しておきたい。

 SDを挿し、ネットワークの設定などまでを説明書を見つつ行う。

 次URLの記事を見て、ファームを変える。


○ http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000398539/Page=2/SortRule=1/ResView=all/

多分ですが、、下記のURL(DROPBOX)にPlaystore対応版ファームが公開されているようです。
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?p=29687480#post29687480
あっ、でもメーカーサポート受けられなくなるかもしれないのでご注意!


○ http://forum.xda-developers.com/showthread.php?p=29687480#post29687480

[CTB-701 Unlocked]

I was successfully unlocked the CTB-701 and combined Google play/map. Now I am publishing the new image for everyone who are interesting in.

(我成功unlock了CTB-701,並導入了Google Play和Google MAP。現在公開給大家,如果有興趣的話,歡迎下載試試看。)

http://dl.dropbox.com/u/95580430/update.zip


○ http://fleadroid.blog.fc2.com/blog-entry-27.html

ファームウエアの更新方法
1. 新しいファームウェアをサイトからダウンロードする。
そのファイル名称は必ずupdate.zipである必要があります。

2. MicroSDカードにコピーして、CTB-701に挿入する。
ファイルはルートディレクトリに置く必要があります。

3. 設定> タブレット情報> SystemUpdateを選択する。
画面に従ってアップデートが開始されます。必ず電源アダプタを挿入して行うようにしてください。


 画面にしたがってアップデートを始める。一度再立ち上げがかかる。ドロイド君の「アップデート中」の絵が出て、更にもう一度再立ち上げがかかる。

 アプリメニューを見ると、「Playストア」のアイコンが現れて、使えるようになっている。

 Playストアのアイコンをクリックするとアカウントの登録手順が始まる。Googleアカウントを登録して進めると、Playストアの名前が「Google Play」に替わる。

 アプリをダウンロードして使うことができるようになる。

欧風レストラン ココ・パームス

投稿日:

 八潮にある「欧風レストラン ココ・パームス」という店へ2年ぶりに行った。

 前回行ったのは2年前(その時の記事)だ。そのときと変わらず、実に美味しい。値段も安い。メニューはシンプルだが、一つ一つの料理が、野菜や肉の切り方ひとつとっても、びっくりするぐらい丁寧に作ってある。こういうおいしい個人の店がずっとあるのはいいことだ。

 個人の店、というと、いつぞや行ってから気に入って何度か使っていた店「くつろぎ茶房 時を止めて」というところは、どうも閉めてしまったらしい。吉川の、三郷に近いあたりにあった。店の跡はステーキハウスの「けん」になってしまったという。

 店主は女性で、コックであったイタリア人の亡父を偲んでやっているという店だったが、閉めてしまったのは実に残念だ。

「かわせみ河原」

投稿日:

936725511jpg_awsaccesskeyid0zryp5x 5月1日(土)~2日(日)、去年の夏に行った「かわせみ河原」というところへ、知人のIさん御一家とキャンプに行った。

 実にいいところで、管理費を300円ほど払うほかは、お金はかからない。

 天気もよく、私たちは早発ちをして行ったので、場所も空いており、大変面白く遊ぶことが出来た。

 「かわせみ河原」は関越道花園ICの近くである。その花園ICのすぐ近くにいちご農園があり、今の季節はいちご狩りができる。

939254641jpg_awsaccesskeyid0zryp5x キャンプ場にテントを張ったあと、子供たちをつれ201005011401211ていちご狩りをした。1人1800円というと高いような気もしなくもないが、スペシャルコース60分、ドリンク飲み放題・いちご食べ放題・いちごパフェ作り放題で、オリジナルいちごジェラートがついていての値段なので、非常に満足感が高い。おすすめできる。

 キャンプ場に戻り、焼肉をするほか、燻製を作ったり、お好み焼きを焼いたり焼きそばを作ったりした。

 今の季節は暑くなく、夜は焚き火が良い。子供は遊びつかれて早々とテントで寝てしまい、大人は火のそばでウィスキーなんぞを試しつつ、夜更けまで語り合うなどした。

 安上がりで楽しいレジャーだった。

またしても世界的第一人者にッ

投稿日:

 また、ふと思いついて「パケット供養」でググッてみた。
  ↓
 Googleで「パケット供養」を検索

 ・・・本日(平成21年9月6日)現在、検索ランキングのトップを疾走中。

 ぬぅ、「おっさん・バイエル」に続き、またしても1位になってしまった。今後私は、「パケット供養」の世界的第一人者として知られることになるであろうッ(阿呆)。

バイエル#92 その2

投稿日:

 昨日深夜、またぞろネット上をうろついていて、バイエルを練習している人のブログを見つけた。

 見つけた、というか、Google等でよくヒットすることがあるので、以前にもこのタイトルとニッカさんのハンドルは見たことがあった。そういえば、こっきーさんのブログでもこの人のハンドルを見かけたことがあるような気がする。

 昨日はアクセスログの文字化けなどのことで盛り上がっていたのでその件でコメントしたのであるが(その記事とコメント)、ほかのところを拝見すると、バイエルのほうは目下92番を弾いておられるようである。(ニッカさんのバイエル92番の記事

 見ていると自分もまたバイエル92番を弾きたくなったので弾いてみた。

 私の使っている全音の「最新バイエル」では、移調してあって、前のでは「変ホ長調」で弾いたのだが、ニッカさんのを見ていたら自分も原調のヘ長調で弾きたくなったので、ヘ長調で弾いた。

笑うて(ワロテ)まうわい(笑)

投稿日:

 意を決してブログの表題を変えてみてから、ふと気づいてGoogleで検索してみた。

 本日現在、なんとトップ。

 ついに「オッサン バイエル」界の世界的第一人者(シャレ)になってしまった。

もちとこんにゃくゼリー

投稿日:

 今年も多くの方々が餅をのどに詰まらせて亡くなった。実に残念である。

  •  googleによるニュースの検索の仕方(為念)
    •  ブラウザのアドレスバーに「http://www.google.com」とタイプする。
    •  調べたい言葉をテキストボックスにタイプし、ページ上部にある「ニュース」というリンクをクリックする。

 「もちとこんにゃく」というタイトルにビリビリと反応して、すわと身構える(笑)向きもあろうかと思うが、残念ながら期待には沿えない。「こんにゃくゼリーは悪くてモチは良いのかッ!?ああン!!??」などとすごむ悪趣味は、私にはない。

 年始にあわせて、消防ほか、関係官では「餅は小さく切って食べるよう」指導しているという。ならば、こんにゃくゼリーも小さく切って食べるよう指導すべきなのだ。だが、それが不自然なこともまた自明である。ならば、もちの食い方にいちいちああせよこうせよと官憲が立ち入るのも不自然である。

 「こんにゃくゼリーは一私企業の製品であって、餅のように自然、家庭で作って食べるようなものではない、よってこんにゃくゼリーは指導されるべきなのだ」という意見もあろう。だが、いまや餅は立派な食品加工工業製品である。

 こうした議論はこの数年来、もはやされ尽くしたことであろう。

 マンナンライフ社には、ナタデココのように、蜜豆寒天大に細かく切った各種の味のこんにゃくゼリーをデザートの構成物として売り出してはいかがかと提案してみる。「クラッシュタイプ」ということで、突き崩した食感のものもラインナップにはあるようだが、もうひとつこんにゃく特有の食べ応えは楽しめまい。