(かん)()

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 昨夜思い付いたとおり、朝から庭に出て、花壇の敷砂利と防草シートを上げ、(かん)()を施した。

 躑躅(つつじ)皐月(さつき)(じん)(ちょう)()馬酔木(あせび)の紅白それぞれ、それから枯れたかに見える矮性の百日紅(さるすべり)の根元の周囲にも肥料を()き込み、乾き気味の土にたっぷりと水をやった。

 残念ながら、5株の折鶴蘭(オリヅルラン)は枯れたかに見える。根からまた生えればよいのだが、とわずかに希望を残し、抜かずそのままにする。

 不食(クワズ)(イモ)の葉がすっかり萎れてしまったのを鋏で伐る。これは放っておいても暖かくなるとまたニョキニョキ大きくなることは、多年にわたり実証済みである。

 白花のほうの馬酔木に少し元気がなく、ちょっと心配な感じがする。

 紅白それぞれの沈丁花は、はや、なかなか大きな芽をつけている。春が楽しみだ。

(みぞれ)(ぼう)

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 昨夕の退勤路では(みぞれ)が降った。まだまだ冬はこれから、というのが正直なところだが、気づけば来週ははや立春である。

 通勤経路上にある道路の植栽に紅白の沈丁花があるが、その芽が既に大きく膨らみ、赤や白に色づいている。去年の秋に植えた我が家の庭の沈丁花も、よく見ると芽が膨らんでいる。

 新越谷駅駅ナカの「VARIE」に出店している「澤光青果」の店先には、早いうちから菜の花が並び、昨日(きのう)一昨日(おととい)にはもう(たけのこ)の若いのが出た。

 疲れて帰宅する間の霙にすら、そんな(はる)(どなり)の感が深い。

 今日の退勤路は昨日とは打って変わった澄んだ冬夜で、東から大きな大きな月が昇ってきた。今日の暦は旧暦十二月十七日、月は十七夜なのであるが、天文学上の(ぼう)は今日の早朝、午前4時16分で、したがって望は今日と言うことになるようだ。

 月を眺めながら、明日は庭に植えた草花にそろそろ「(かん)()」を施してやろうかな、と思う。

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 涼しくなったので、庭木に「お(れい)(ごやし)」をやることにした。

 庭には皐月(サツキ)躑躅(ツツジ)沈丁花(ジンチョウゲ)馬酔木(アセビ)百日紅(サルスベリ)などを植えたが、思いがけず見事な花をつけた百日紅(サルスベリ)などは急激に葉を落とし、まるで枯れ木のような趣になってしまっている。体力を消耗したのであろう。

 化成・有機の混合肥料、5kg入りのものを一袋(もと)め、それぞれの株の周囲に()き込み、タップリと水をやった。

(ジン)(チョウ)()

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 (かね)て庭に(ジン)(チョウ)()を植えようと思っていた。香りもよいし、わりあいに頑丈な木本性で、育てやすいようだ。ただし植え替えを嫌うという。

 植え時を調べると「9~10月から翌梅雨時頃まで」等とあり、それならまさしく今頃である。

 近所の園芸売り場などへ電話して「沈丁花の苗はありますか?」と聞いてみた。ところが、どこにもない。三郷のスーパービバホームのガーデンセンターに問い合わせたら、「季節柄、いまはちょっとありません」と言われた。

 なるほど、そうか。園芸店などは花(どき)に店頭に並べるんだな、ということを薄々知った。そりゃ、そのほうが客も買うだろう。しかし、花時は植え時ではなく、植物の側から言えば店に並べられるのは迷惑なのだろうな、と感じた。

 こういう時はネットに限る、というわけで、Amazon で探すと、赤花と白花の沈丁花を2株組で出しているところがあった。これを購入した。

 木曜日、大きな箱に入って届いた。天気予報を見ると、土曜日はわずかに雨、とあり、あまり降らない予報だったので、土曜日に植えるつもりでいた。

 しかし生憎、土曜日の今日になってみると、天気予報は変化していて、一日雨である。

 しかし、いつまでも暗い箱の中に閉じ込めておいてはいけないから、多少の雨は厭わず植え付けてしまうことにした。以前白花の馬酔木を植えた奥の花壇に赤花の沈丁花を、逆に赤花の馬酔木を植えた中央の花壇に白花の沈丁花を、それぞれ植えた。

 来年の春の花時、うまく咲けばよいが。

 これでだいたい、庭に植えたいと思っていたものは、8割ほどは植え終わった。あとは中央の花壇に皐月(サツキ)を植えようと思っている。花木はそれくらいで終わりにして、あとは低いところに龍の髭などを少しずつ植え、気が向いたら1年草の花などを植えるつもりだ。

庭の緑を物色

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 やっと手入れが終わった庭に、緑を増やそうと思う。今日はホームセンターの園芸売り場や、園芸専門店を一回りしてきた。

 家の庭は裏のお宅が建ったため、日陰になった。ただ、まったく日が差さぬというわけではなく、日の当たるところも多少ある。そういう庭にはそういう庭に向く植物があるそうで、ちゃんと選んで植えるとなかなか濡れた風情のある、それはそれでよい庭になるのだそうだ。こうした庭のことを「シェード・ガーデン」などと言って珍重する向きもあるらしい。

 よその植栽でよく見かける「龍の髭(リュウノヒゲ)」(蛇の髭(ジャノヒゲ)とか、玉龍(タマリュウ)白龍(ハクリュウ)などというものも、だいたい同じものだそうな)などは、こうした日陰の庭のグランドカバーの定番であるらしい。自宅に近い「トマト園芸」という専門店では5センチほどのポッド入りのものが60円~90円であった。同じく近所の「ケイヨーデイツー」というホームセンターの園芸売り場では、5センチポッドの「黒龍」「白龍」が298円、「タマリュウ」が98円である。

 折鶴蘭(オリヅルラン)という、龍の髭に似た姿の宿根草の花があって、これはトマト園芸で198円、三郷のスーパービバホームで248円。

 半日陰に向く低木に「馬酔木(アセビ)」があるが、これがケイヨーデイツーでポッド入り498円。

 日陰向きではないが、ひと夏の間色よく咲く「百日紅(サルスベリ)」を植えてみたい。ケイヨーデイツーで6号(18cm)鉢が1480円。

 但し、いずれの植物も植え付けに向くのは9月以降の少し涼しくなってからがよく、現在のような盛夏は駄目だそうである。折鶴蘭だけは強く、真夏でも植え付けできるらしい。

 次のような植物類を物色した。

植物 値段
スーパービバホーム 百日紅(サルスベリ) 6号鉢 \960-.
百日紅(サルスベリ) 8号鉢 \3800-.
()入り青木(アオキ) 15cmポッド \980-.
いろは紅葉(モミジ) 7号鉢 \2980-.
紅葉(モミジ) \1980-.
藪蘭(ヤブラン) \298-.
折鶴蘭(オリヅルラン) \248-.
トマト園芸 コニファー ポッド入り \198-.
折鶴蘭(オリヅルラン) \198-.
玉龍(タマリュウ) \60-.~\90-.
ケイヨーデイツー 馬酔木(アセビ) ポッド入り \498-.
玉龍(タマリュウ) \98-.
白龍(ハクリュウ) \298-.
黒龍(コクリュウ) \398-.
久留米(クルメ)躑躅(ツツジ) \498-.
皐月(サツキ) \498-.
百日紅(サルスベリ) 6号鉢 \1,480-.

 他に、日陰向きの植物として、紫陽花(アジサイ)梔子(クチナシ)万両(マンリョウ)八手(ヤツデ)沈丁花(ジンチョウゲ)などに興味がある。

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 5月の末頃から長い間かかって家の周囲の砂利の下に防草シートを施工し、ジャングルのように荒れ放題だった庭の雑草を全部抜いて砂利を除け、こっちにも防草シートを施工し、砂利をふるい分けて敷き直した。荒れ放題だった花壇をきれいにして、防草シートを敷き、バークチップや砂利で覆った。

 煉瓦(れんが)やモルタルを買い込んできて、新しい花壇を3つ積み、(ふる)った土を入れた。余計なところには砕石を詰めて突き固めた。

 今日の午後までかかってやっと考えていたところまでできた。結構な重労働で、一人で運び入れた砂利やセメントは合計300kgほどにもなり、反面、私の体重は5キロも減って56kgほどになってしまった。まるで中学生だ。タニタのヘルスメーターで計ると、体脂肪が9%くらいになってしまった。

 余談だが、ダイエットに悩む向きは、めしを食わずに庭でもいじるといいと思う。

 長年空き地だった庭側の裏によそ様の家が建ち(写真の左)、庭は日陰になった。庭づくりには今一つ面白くないが、こういう庭はシェード・ガーデンと言って、日陰だからこそ楽しめる植栽もあるという。

 八手(ヤツデ)や龍の髭、雪ノ下、石蕗(ツワブキ)沈丁花(じんちょうげ)馬酔木(あせび)など、日陰ならではの植物があるというから、ひとつ今度はこれらを試してみよう。

躑躅(つつじ)春雪(しゅんせつ)

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 三春九十日と言う。立春以来(このかた)はや45日以上を過ぎ、仲春らしい仲春だ。

 沈丁花(じんちょうげ)(しお)れ、桜が咲いた。靖国神社の基準桜樹は観測史上最も早く花をつけたという。そればかりか、先週末は気温が緩み、3月27日(金)の仕事帰りには、通勤経路上のホテルの植栽の躑躅(つつじ)が咲いているのを見かけた。

 ところが今日は冷え込み、太平洋側に低気圧が現れて、思いもよらぬ春の雪となった。昼にますます気温が下がり、手先が冷える。それと共に雪の(ひら)はどんどん大きくなる。まさしく牡丹雪である。

 躑躅に春の雪、とはなかなか(おもむき)豊かである。しかし、コロナウイルス蔓延のための禁足、()()めて家にいるより仕方(しかた)がない。

梅と死

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 2月の関東は天気が崩れると大雪になることが多いが、反面、晴れると真っ青な空が広がり、淑気(しゅっき)引き締まる気分の良い日もまた、多い。

 通勤路の植栽に沈丁花がある。臙脂(えんじ)色の濃かった蕾の群れが、次第に色薄く白くなり、ちらほらと咲き出している。

 住まいの近所の庭丹精なお宅では、梅が良く咲いている。

 私の住む埼玉県越谷市は、有名な宮内庁埼玉鴨場に隣接してこれもまた有名な梅園がある。300本もの梅が毎年見事な花を咲かせ、イベントも開かれるが、今年は猖獗を極めるコロナウイルスの為に中止なのだという。

 早春の気持ち浮き立つ今時分に外出するのは楽しいものだが、感染防止のため外出は控えるべしとの政府見解が出ている。やむを得ぬこととは言いながら、どうも面白くない。

 ますます猛威を振るい始めたこの悪性肺炎ウイルス、恐らく鎮静化などしないのではあるまいか。こうなってみると(むし)ろ、はしか、風疹、水疱瘡同様、免疫獲得のため、体力のあるうちに貰いに行っておいた方がまだましかも知れない。

 なあに、死になどすまい。

 だが、仮に死んだとして、だから何であろう。病を得て死ぬことは、殺されたり奇禍に遭って死ぬことに比べると、普通の人生であると言えないだろうか。

 と言って、今回の感染で亡くなった方を悼まないなどと、そんなことを言いたいのではない。心より哀悼を申し上げたいのだ。だからこそ上記の如き述べようにもなる。

沈丁花(じんちょうげ)

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