おお、こ、これは……。
○ 元世界ヘビー級チャンピオン モハメド・アリ氏 死去(NHKニュース)
祈冥福。
オッサンは生きている。
初夏とはいえまだ寒い北海道で、6日間にわたって行方不明だった小学生の男の子、田野岡大和君が発見された。
本当に無事でよかったと思う。ご両親の安堵のほどが思われる。
不始末をしでかし、心ならずとは言え公器をも動かしたわけであるから、ご両親が世間に向かって深く詫びるのは当然である。図らずも時の人となってしまった男の子のお父さんも無論そうした。お父さんのお詫びメッセージは真面目に述べられている。
したがって世間一般の野次馬としては、「うんうん、わかったわかった。無事に見つかって本当に良かったな。……つぎからは気を付けろよ!じゃあこれで」と言っておけばよいのだ。結果論ではあるが、「子育ての仕方が云々」という批判は、これは違うだろう。
むしろ、あのお父さんは、鍛えるときは鍛え、楽しませるときは楽しませ、喜んだり悲しんだりしつつ、健やかに、大切に男の子を育てている
叱られるようなことをした男の子に「お前なんか置いていくッ!」と、イッパツ
勿論、そうは言うものの、置いていかれてしょげかえった男の子がどこかへ見えなくなってしまい、生命が危ぶまれる事態、警察・消防はおろか、猟友会に自衛隊まで動員する騒ぎになってしまったのはとても笑い事では済まされないし、事情を聞かれてうろたえた例のお父さん、つい「いやその、山菜取りをしていてゴニョゴニョ……あっ、いや、その違……じつはその、しつけ……親父の威厳が、その……いえいえ、ぎゃ、虐待だなんてそんな」なぞと言ってしまったというのは、正しいことであったとは言えない。
だがそれでも、これらのことなど、まあ、広い世間にゃ、ありうることであって、男の子が無事であった今となっては、厳しく糾弾されるようなことではあるまい。
あれくらいのメリハリのきいた叱り方をする
あの御家族にとって、事件が早く過去の笑い話になり、後々折々の一家団欒の種にでもなるよう祈っている。お父さんよ、頑張れ、訳知りぶったタレント評論家が子育てについて何か言うかもしれないが、私はあなたの味方だ。大和君よ、お父さんやお母さんの言うこと聞いて、立派に育てよ。
以前、こんなことを書いたことがある。
○ 正義は子供の術語
どう考えたって正義からほど遠いような殺戮の嵐に正義の看板をあげたがる、そういうのが嫌なのだ。正義正義言って他人に無理強いを持って来る、そういう人も嫌いなのだ。
ところが、今日FB見てたら、いやもう、「アメリカは正義の国」という言葉が見えて、吹き出してしまった。
○ オバマ大統領の広島訪問、勇気ある第一歩(ゆるゆる倶楽部)
私流の「正義」というコトバ理解だと、「アメリカは正義の国」なんて言うのは「アメリカはガキの国」って言っているのと同じってことになるんだから。
かえすがえすも、アメリカに正義正義言われると、なんっか、ハラ立つんだよな。
ゴミ捨てよろしくそういうようなゴタクをダラダラネットに放流というか投棄していたら、ふと気づくと、この前作った核実験場訪問動画の広告収益が無効化されている。
いや、まあ、アメリカ人はバカとか言っているそばからアメリカン・システムで小遣い稼ごうという私も
ひょっとして、動画の中で「アメリカ人はバカ」って言ってるのが向うのシャクに障ったのかしらん。
そういや、以前、ツイッターでキリスト教批判をしたら、ツイート消されたことがあった。で、抗議したら、しばらくしてから「いや?消えてないですけど?」という返事が来て、確かめたらいつの間にか見れるようになっていた。知らん間に消して、知らん間に戻しやがったコイツ、と思った。
そういうシステム管理って、多分、何か名前があるんだと思う。苦情が来てから「いや、何も処置はしてないですけど?」ってすっとぼけるような。……実は、私にも身に覚えがあるのだ。……細部は書きませんが(笑)。
伊勢志摩サミット出席のため来日中のアメリカ合衆国大統領バラク・オバマは、昨日夕刻広島に立ち寄り、献花し、スピーチした。
○ ニュース(産経のコラム)
世間の評判は概ね良いようだ。
だが、私は釈然としない。
なんだろう、この嫌な感じ。
気安く詫びなんか入れてほしくない、謝罪など受け付けてやるもんか、というような気持ちに近い。近いが、何かそれとも違う。
だが、そんなごく一部の気持ちなんか米国には当然何の関係もなく、当たり前だが大統領は謝罪をしたわけでもなんでもない。用意してきた原稿に従って、淡々と感懐するところを述べただけである。また、スピーチの中で真珠湾がどうとかというようなことを持ち出す不見識なことはしなかったし、事前に騒がれたような、元米兵捕虜を推し立たせるという悪趣味極まることもしなかった。
スピーチの内容は概ね真摯かつ人道的で、万人に受け入れられるものではあった。
つまるところ、朝鮮人が日本人に求めるような種類の謝罪を米人に乞うているわけでもなければ、そんな謝罪をされたところでそれを受け入れたいわけでもなく、かつ、向うだって簡単に謝罪なんかしたわけでもない、という、なにやら中途半端な落としどころなのだ。
果たして、広島は、長崎は、中途半端な落としどころなんかでめでたしめでたしになるような、ここらで手打ちにしときまひょ、ほんならこれからはお互い
そんなことになるくらいなら、鎮魂のための永遠の静謐のほうがまだしもの救いであるはずだ。
多分、総理大臣と大統領がしたことは、幾多の
アメリカ合衆国大統領の、広島での感傷程度のことで世界の核兵器が廃絶できるなら、こんな無数の核爆弾実験痕など最初から作らないはずのものではないか。
そんなセンチメンタリズムで揺らぐ程度の覚悟で、こんな大それた文明への挑戦、自分たちが崇める神をも踏みにじるようなことをやってのけてきたのか?そんな程度の覚悟で、あんな虐殺をしたのか?広島はその程度のものなのか?それくらいの値しか、十有余万の広島県民の魂にはなかったというのか?
だったら核兵器なんか今すぐ捨てろよ。だけど、できないんだろうが。口先で言うだけで、やる気だってハナからあるまい。欧米人なんぞ、そんなものだ。
まあ、だからと言って「ええ、ええ、そうですか、そうですか、じゃあ、わかりましたよ。核兵器、捨てません。最初からそんな気持ちありません」と広島で言い放たれてもハラ立つけどな……。
世の中の人たちは、本当に、オバマの訪問で、これでよい、一歩前進した、と思っているのだろうか。
……いや、多分、思っているんだろう。新聞読んでテレビ見て、なるほどなるほどって言うような、素直で頭の良い人たちばっかりだから。学校の先生のご高説で脳味噌を染めて、それを洗脳だとは思いもよらず、自分が偏った考えを持っていない中立な人物だと信じているような、立派で賢い人たちばっかりだから。
嫌だな、一歩後退したな、と思っているのは、多分、私だけなんだろう。
私は素直に納得なんかしてやらないぞ、知性ゼロだから。オバマを広島に来させることが知性だと言うなら、知性なぞ糞くらえだ。
● 東京五輪招致で仏検察捜査 日本の銀行口座から送金か(NHKニュースWEB)
別の海外メディアによると振り込んだのは電通らしいが、さておき、もう、あほ丸出しだなあ。こんなんじゃスポーツ選手達が可哀想だ。
ニュースでこういうことを言っているわけだが……
コレは、ココである。
○
じゃ、とりとめもない感じで……。
○ アメリカにとって大事なものは、アメリカ自身だ。外国の面倒を見ているように見えるのは、実際はアメリカ自身のためである。日本の面倒を見ているように見えるが、違う。
○ 今や、アメリカにとっても日米安保なんて昔の呪い、「ビンのフタ」といわれた頃の祟りみたいなもの。
○ だから、日米安保なんて、できることならこんな面倒臭いもの、やめてしまいたい。日本の面倒なんか見たくない。人命と金の無駄だから。
○ 日本の防衛論議は、北朝鮮と尖閣の話題がない時は、その他の時間の全部が「辺野古と普天間」に終始しており、本質の論議ははっきり言って、ナイ。
○ アメリカにとっては辺野古なんて、「コイツら、ほんと、これしか言うことないんかい。もう知らん!勝手にどっちにでも決めれやボケ」ぐらいの話。
○ それが証拠に、昔の植民地で、長年面倒見てきたフィリピンだって、20何年か前、プイッと放り出してしまったでしょ?
○ アメリカにとって、日本は金と人命をかけるだけの値打ちは、あるかないかと言われれば、ある。というか、かつてはあった。反共の砦、いつでも金をせびりとることができる財布がわり。
○ だが、価値は減った。
○ 減ったとはいえ、まだ利用価値はある。日本の利用価値がタダで手に入るなら、アメリカにとってそれにこしたことはないのだ。
○ それより、中東が大変なので、そっちへ集中したい。はっきり言って、北朝鮮なんかどうだっていい。
○ アメリカにとって朝鮮半島と中国、日本なんて、「テメェら、テメェの面倒くらいテメェで見ろや、うるさいんじゃボケッ!」程度の話。
○ 「それより、オイ日本ッ!中東に兵隊出さんかいや!?」とアメリカ。いや、ムリですって。
○ だから、最大限アメリカ様のお手伝いはしますから、イザというときにはよろしくお願いしますわアメリカ様。法律だって変えましたしィ。……でもまあ、イザという時ァ、見捨てられるんでしょうね、ハッハッハ。
○ しかし、日本にとってはそうはいかない。アメリカの軍事力を借りずに、日本だけでどうにかしようとすると、兵力を増やさなくちゃいけないし、制度も整えないといけない。地獄の沙汰も金次第だが、その金が何十兆とかかる。
○ だから、なんとかして尖閣や南シナ海にアメリカを引きずり込みたい。もっとアメリカに面倒見てほしい。だが、アメリカは忙しい。
○ 日本がアメリカの軍事力をアテにしてンのは、結局、カネをケチりたいから。
○ だいたい、女性をヨイショしてもっと働け、専業主婦とは何事だ、みたいな風潮を煽ってるのは、結局のところ税収増やすためなんだぜ?政府や男社会に騙されて会社でコキ使われてる女性たちがかわいそうだ。
○ それはさておき、カネがもったいない。命よりカネ。防衛にカネ!?とんでもない!ウチの息子が死んじまうじゃないか!!……って感じですかね。
○ 幼稚園だって介護施設だって増やさなくっちゃならない。とてもじゃないけど、自衛隊の増強なんてカネのかかる話、できるはずもない。
○ アメリカが面倒見てくれないとなると、日本としては、どこか
○ そんなときに、ふと「お隣」なんか見るでしょ。
○ 韓国は、あの小さな半島の更に半分の地域に、実に70万人もの地上兵力を詰め込んだ強力な軍事国家である。しかも徴兵制だから、動員をかければ兵役が済んで予備役になっている街の八百屋や魚屋のおっさん、セールスマンやら営業のニィちゃんたちまでが兵隊に変身し、150万人もの巨大兵力に膨れ上がる。
○ 日本としては韓国の強大な軍事力をアテにしないテはない。
○ しかし、日本と韓国は、感情的に仲が悪い。日本の安全を保障してくれなどと韓国に頼んだって、「アホかお前らは。それより従軍慰安婦の件はどうすんねん!?謝罪と賠償を要求汁ニダーッ!」と激昂されて話にもなんにもなりはしない。
○ 一方、日本の自主防衛なんて、フヌケでヘタレ、根性なしで男らしいところの一つもない甘えた日本人には、もはや無理。なんせ、兵隊なんて「憲法で禁止された苦役」ですからな。
○ 何?核武装!?アホかい。日本に罪と罰と業を背負うような根性あるかっつーの。
○ へ?憲法?……ああ、多分、憲法変えようが捨てようが、なんにも変わんないよ。だって、憲法が足かせになったりしてるわけじゃないんだから。憲法がどうとかなんてのは、隠れ蓑と言うか、言い訳みたいなモン。問題は憲法じゃなくて、日本が「ヘタレ国」で、日本人が根性なしだってこと。だから、憲法なんか改正したって無駄だよ。
まあ、この先どうすんだ、って話ですわ。
もう一息。FBに病中の記事を書く人も多い。「お大事に」ボタンがほしい。「お大事に」は、今般拡張された「いいね」「超いいね」「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」の、どれにもあたらない。
そうは言うものの、なんでもかんでもボタンを増やしゃあいいってもんじゃない。こういうのは、ほんと、コメントで「お大事に」って書くものなんでしょうな。うん。
謹んで冥福を祈る。
左右が私とは違ったが、ファンだった。
後に代表作とされた「火垂るの墓」は勿論の事、「アメリカひじき」「エロ事師たち」「ラ・クンパルシータ」「死児を育てる」「プア・ボーイ」「焦土層」等の短編中編を、中学生の頃貪るように読んだ。読んだこと自体が懐かしい。
むしろ、悲しい悲しい「火垂るの墓」よりも、その表裏一体作の「アメリカひじき」のほうが好きだった。また、「火垂るの墓」にしても、アニメになったのは部分部分でしかなく、アニメには描かれていない少年らしい描写などが原作にはあって──例えば、幼い妹を抱きしめて、思いがけず柔らかく丸い感触になにやら
トルコとロシア。
ここであらためて、シリアのややこしさをすごく雑に書くと、
こんなグチョグチョなことになって、それで、シリアもう何年も前からこんな惨状でしょう?
で、さ。な~んにもしてないし、政府や国や外国なんてものにどうしてほしいわけでもない、普通の弱いオッサン・オバハン・子供たち、ぼろ雑巾みたいに扱われて踏みにじられてバタバタ死んでンだよなあ。
思うに、日本の、意識の高ぁ~い、時事に詳しい人だって、そういう弱い一般人の痛み苦しみをどうしたいとか、あんまり言ってねえんだよな。これは左右どっちもそうなのよ。
だからさ、そういうトコ、アメリカ人も反省しろ、って思うワケなのよ。だいたい、もともと話をややこしくしてる張本人って、アメリカなんだぜ?