買い物

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 写真の趣味はないので専門的な写真用品を買うことは滅多にない。

 だが、今日は珍しく秋葉原ヨドバシで変わった写真用品を買った。「無反射ガラス」というものだ。

 これは書画やカタログのページを撮影するような場合、綺麗に撮るため、被写体の上に乗せて平らに伸ばし、かつ反射を抑えるのに使われる。定価は2600円だが、実売は税込1540円だ。

 これを買って何をする気かというと、図書館で借りてきた本の一部をコピーするのに使うのだ。資料として後で引用などしたいことも多いが、図書館の本は返さなければならない。さりとてコピーはお金がかかる。

手で押さえる場合

 フラットベッドスキャナを使えばいいようなものだが、スキャナは綺麗にコピーできる反面、スキャンに時間がかかり、また借り物の本を無理に拡げて押し付けるので綴じが傷むことが心配だ。一方、デジカメなら、ページをパチリと撮るだけだから、格段に速い。しかし逆に、光が反射して読めない字があったり、本をいい加減に拡げるから波打って歪みが出たりする。

無反射ガラスを乗せた場合

 そこで、この無反射ガラスを本などの上に乗せて撮るわけだ。

 写真用品の「無反射ガラス」は、いわゆる「()りガラス」をもう少し上質にしたようなものだが、昔の木枠窓に(はま)っているようなものとは違い、絶妙の透明度になっている。

 写真は適当に載せて撮ったので、両端が不鮮明だが、しっかり押さえれば鮮明に写り、光の反射も少ない。このままPDFにしてOCRによる文字認識も可能である。

名刺を整理

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 方々(ほうぼう)で頂く名刺。お客さんや人脈などを広く持たなくてもよい仕事をしているので——というか、幅広く人脈なんか持つと、むしろ(クビ)になってしまう——、それほど多いわけでもないのだが、それでも数百枚にはなっており、鞄の中で随分かさばってしまっていた。

 意を決して電子化することにした。名刺管理ソフトも世の中には色々ある。クラウド利用のものもあるようだが、アプリケーションや機材、ネット接続環境などを選ばずシンプルに見られるよう、PDFにすることにした。勿論、OCRをかけて検索可能にする。

 問題は、名刺に一枚一枚付箋を貼り、その方と会った日付や状況などを忘れないよう書き込んでいたことだ。直接書き込んであるのならそのまま電子化すればよいが、付箋を貼ったままスキャナには入れられない。付箋で情報が隠れてしまうし、スキャナのシートフィーダがジャムってしまう。これは容易に電子化できない。

 付箋の手書き情報は打ち込むしかない。

 付箋を1枚1枚はがしてはスキャナに入れ、付箋に書いておいた内容を入力するようなことをしていると、非常に時間がかかってしまうことは明らかだ。思案した末、見開きの名刺バインダーに名刺が付箋とともにずらりと並んだ状態で写真を撮った。こうすると貼り付けてある付箋も一緒に写真になる。それから一斉に付箋をはがし、名刺をまとめてスキャンする。次いで写真を見ながら、PDFの「注釈ノート」に付箋に書き込んでいた内容を打ち込んでいく。

 2~3時間の作業で、数百枚の名刺を始末できた。PDFだから、スマホでも見られるし、PCでも見られる。特に名刺管理アプリケーションの導入も必要ない。検索もできる。