秋隣(あきどなり)

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調光器絞る(ゆうべ)秋隣(あきどなり)   佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha (季語は「秋隣」)

晩夏漫歩

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 千石電商と秋月電子で買い物しようと思い、秋葉原へ行った。

 秋葉原UDX下の立体橋のあたりで、向こうから歩いてきた黒ビジネススーツ、まとめ髪にタイトスカートのOLがにわかにこっちへ走り出してきた。

 驚いて成り行きを見守っていると、私の横を並んで歩いていた「サラリーマンの普段着風」の男にはっしと抱きつき、「ありがとうー!」と言っている。多分恋人なのだろう。

「来てくれてありがとうー!」

 OLさん、人目も憚らず、本当に嬉しそうだ。残りは見も聞きもしなかったが、男も嬉しそうだった。

 ちょっと前ならこんな行動はチャラチャラした連中しかしなかったもので、今日のようないずれ劣らぬ大人の男女は街路で抱擁するなど考えられなかったものだ。

 文句を言っているのではない。逆だ。日本は平和で自由で、本当にほがらかで楽しい国になったと思うのみである。良いことだ。

 さておき、今日秋葉原をうろつくのは、LEDで遊びたいからである。それは、私淑するスタパ齋藤大先生が参加運営しておられる「武蔵野電波」で、Arduinoを使用してLEDをチカチカと光らせまくっているのに多大なる影響を受け、そのマネをするためである。

 そもそも、従来スタパ齋藤大先生のマネをするのは極めて困難であった。なんとなれば、デジタルものは、私にとっては高価だからである。スタパ齋藤大先生は数千万円を気絶のうちにつぎ込んでデジタル道を邁進している人なのであって、その求道の姿は到底私ごときにマネできるものではない。

 だが、スタパ齋藤大先生のインタレストが電子工作に指向しだしてからは別だ。炭素抵抗を1個買ったところで5円、ICを1個買っても300円とか、「お前は小学生かい!」と言われかねないほどのあさましい額の微々たる支出である。マネをすることは容易だ。

 今日はさまざまな色のLEDと、武蔵野電波のサイトで紹介されていたLEDドライブIC、テキサス・インスツルメンツの「TLC5940NT」、電圧発生用の抵抗、工具などを買う。いろいろ買っても1500円とかそんな程度の出費だ。ほんと、花火大会見物に行く小学生に渡す小遣い程度のものである。

 秋葉原のメイド通りで冷やし中華の看板が出ていたので食っていく。

 ヨドバシで珍しくカメラ売り場へ行き、買い物をした。

 上野へ寄って、アメ横で鍔広の中折を求める。夏向きの、麻風の黒いもの。

 こんなものを買った。

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 私には写真の趣味はないので知らなかったのだが、小さいモノの撮影をするにはこういうものを使うべきなのだそうである。これは小さい写真撮影ブースで、1700円ほどのものだ。傘のような仕組みになっており、テントのような形になる。

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 この中にモノを置いて撮るのである。

 で、さっそく今日買ってきたものなどを撮る。

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 なんだかガラクタをたくさん買ってきているが、まあ、2000円くらいのものである。

 今日の大ヒット買い物は、やはりこれだろう。

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 これも武蔵野電波で紹介されていたもので、ブレッドボード用のジャンプワイヤを加工するためのゲージだ。普段使っているワイヤーストリッパにネジで取り付けて使う。次のような感じだ。

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 他に、3端子レギュレータなど買い込む。

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 東芝のTA7805S。50円くらいのもの。なんでこれを買うかと言うと、ArduinoでLチカをやる際、Arduinoはできれば9Vを給電した方が良いが、LEDに9Vをかけると多少無理が大きいので、LEDには別建てで5Vをかけるためである。これで出力側にセラミックコンデンサを付けて平滑化しておけば手軽に5Vに落とせるのだ。

 次女が小学生の頃使っていた髪留めを徴発し、これに3ミリのドリルで穴をあけ、LEDを埋め込んで、この3端子レギュレータで光らせてみる。なかなかピカピカしてよい。

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ヨドバシのスタインウェイ

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 最近、秋葉原ヨドバシのスタインウェイ、「調整中」の貼り札が出たまま、人員整理リボンで塞がれてしまい、立ち寄ってもずっと弾けないままだ。

 このまま無くなってしまうかも、と思う。

 それでも、よしとするか。

 よく弾いた。弾きも弾いたり、である。

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 依然暑いが、ふとした刹那、秋の香り、秋の光と影がそこここに感じられる。

 もう暦の上では来週立秋、夕べの月が美しいのも道理である。昨夜も秋の月のようだった。