当季テーマ詠「着物」など

投稿日:
襟巻(えりまき)墨染(すみぞめ)めくや(つと)めある
マスクにも洒落(しゃれ)気遣(きづか)(おみな)()
角巻(かくまき)とトレンチのペア老いながら
ケッと低声(ひくごえ)ブルゾンとウイスキー
穴開(あなあき)手套(しゅとう)引鉄(ひきてつ)引絞(ひきしぼ)

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha #jtbt

 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

時雨(しぐれ)

投稿日:
仕事なむありて自転車ゆく時雨(しぐれ)
しぐるゝや中折帽(なかおれぼう)(ぬれ)るまゝ
弁当と(かばん)時雨(しぐれ)(すご)す午後

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha

字題詠「漢数字」

投稿日:
一掬(いっきく)()らず別るゝ友の霧
茸飯(たけめし)二番出汁(にばんだし)でと亡母の()
三脚を立てて老父の紅葉狩り
四の五の(シノゴノ)と論に暮るゝや秋燈(あきともし)
六方に見入る銀座や銀杏(いちょう)散る

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha #jtbt

 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

林檎

投稿日:
車窓越し一つ()れにし林檎かな
到来の林檎箱ごと(かお)りけり
林檎ある絵を上野へとたづねけり

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha 

字音詠「かけ」

投稿日:
訪人(まろうど)()柚味噌炭火にかけて()
人生をかけるべけんや蚯蚓(みみず)鳴く
かけと(もり)蕎麦と白髪の秋深む
かけっこを校舎(まなびや)抱きしむる秋は
掛け投げを(ほこ)る相撲や太々(ふとぶと)

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #jtbt

 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

投稿日:
仰向(あおむ)きて(すすき)天へと深呼吸

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha #俳句ポスト365

 「俳句ポスト365」令和4年(2022)8月20日週の兼題「芒」で、中級者以上の部「並選」でした。

一字抜き詠「月」

投稿日:
(なれ)耳朶(じだ)白し良夜(りょうや)のバルコニー
落雁(らくがん)三日(みっか)(ゆうべ)仄明(ほのあかり)
(ついたち)や地球の裏の秋如何(いか)
残菊(ざんぎく)も照り()ゆる()の家路かな
十六夜(いざよい)は美酒こそ良けれ退官す

佐藤俊夫

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 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

胡桃(くるみ)

投稿日:
(あるじ)なき手沢(しゅたく)胡桃(くるみ)そのまゝに
胡桃てふもの(いにしえ)は何ぞかし
網切りて引き散らかすや胡桃割る

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha

一字詠「龍」または「竜」

投稿日:
(いず)れ虫(へん)なるよ秋の虹
むさし野や龍神(りゅうじん)弥陀(みだ)蕎麦(そば)もあり
(つた)ふ鍾乳洞の秋深し
龍ほどに根性あらば(かり)(たか)
(めし)ものゝ洒落(しゃれ)ておはすや龍田姫(たつたひめ)

佐藤俊夫

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 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。