SOBA満月

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 このところ天候が不安定である。今日は晴乃至(ないし)曇だったが、明日の関東は所により雪が降るという。

 まだまだ寒い。しかし、通勤時、皇居外濠の桜の芽が色づき、ぷっくりと膨らんで芽吹きそうになっているのを見ると、間もなく春かな、と思う。靖国神社の梅など、気の早いものはちらほらと咲いている。

 今日も自宅近くの蕎麦店、「SOBA満月」へ、読みかけの本を一冊持って一杯やりに行く。ここ最近、大の気に入りの蕎麦店である。

 この店は本当に美味しい。酒はいいものを選んであり、肴もシンプルで飽きのこないものがいろいろある。

 今日の蕎麦前は新潟の銘酒「吉乃川」をぬる燗で二合、肴に「穴子の天婦羅」を頼んだ。この店の天婦羅は先代が揚げていて、年季が入っている。

 対馬~長崎の穴子で、身がしっかりしているのに固くなく、旨い。

 天(つゆ)に漬けてしまう前に、塩を少しつけて食べる。穴子の身の滑らかさと脂、香り、揚がり方も申し分なし。生姜おろしと天汁を交々(こもごも)つけて、やおら吉乃川のぬる燗を(あお)れば、至福と言うほかはない。付け合わせのししとうも(いろど)り鮮やかで、良いアクセントである。

 蕎麦は今日も「生粉打ち」十割の「もり」にする。繊細に打ってあり、香り、歯応え、味、喉ごし、どれをとっても申し分なく、優しい味の蕎麦(つゆ)によく合う。

 この店独特の濃い蕎麦湯をゆっくりと飲むと、本当に満足する。

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