本を読みながら酒を呑む、という動画を作っている。
先日、50年前の古書、38巻からなる全集・平凡社の「世界教養全集」を入手したが、その第1巻、「哲学物語」を読みつつ呑んでいたら、読むのに時間がかかり、第1巻を読むためだけに、ついに動画9本(1本あたりだいたい6~7分)を費やした。
面白いからそれだけで「動画リスト」にまとめた。
- 動画リスト「酒肴と哲学物語」(YouTube)
オッサンは生きている。
本を読みながら酒を呑む、という動画を作っている。
先日、50年前の古書、38巻からなる全集・平凡社の「世界教養全集」を入手したが、その第1巻、「哲学物語」を読みつつ呑んでいたら、読むのに時間がかかり、第1巻を読むためだけに、ついに動画9本(1本あたりだいたい6~7分)を費やした。
面白いからそれだけで「動画リスト」にまとめた。
先日手に入った60年前の古書、平凡社の「世界教養全集」。先々月、1巻の哲学物語から読みはじめた。
ちょうど先ほど、読み終わった。
この本は戦前にアメリカで出版され、空前のベストセラーとなったものだ。哲学を一般の人にわかりやすく、しかも的確に紹介した名著である。
原題は「The story of philosophy, The lives and opinions of the greatest philosophers 哲学物語 ~偉大な哲学者たちの人生と示唆~」という。文字通り、哲学のみならず、哲学者の人生について触れ、その人間的魅力を味わうことができるように書かれており、それが面白さを際立たせる。
ソクラテスから語り始められ、プラトン、アリストテレスが語られる。時代は飛び、フランシス・ベイコン、スピノーザ、ヴォルテール、カント、ヘーゲルが語られ、ショーペンハウエル、スペンサー、ニーチェが語られる。最後に近代ヨーロッパの哲学者、ベルクソン、クローチェ、ラッセルの3人と、近代アメリカの哲学者、サンタヤーナ、ジェイムズ、デューイの3人が語られる。
引き続き第2巻、「随想録/箴言と省察/パンセ/覚書と随想」を読み始める。それぞれモンテーニュ、ロシュフコー、パスカル、ブーヴの著作である。
夕刻。十四夜の大きな
退勤帰路、都会の喧騒。意外にスッとする月の青光に照らされて、花の散った桜の木々が緑ゆたかに葉を張り始めている。反対側の舗道には企業や官庁が立ち並び、その植栽の
1時間半程の通勤電車の手慰みは読書だ。先月からウィル・デューラントの「哲学物語」を読んでいる。ようやく半分ほど読んだ。ソクラテス、プラトン、アリストテレス、時代は飛んでベーコン、スピノザ、ヴォルテール、カント、ヘーゲル。今夕、やっとショーペンハウエルまで来た。
50年以上、60年近く前の古書だ。赤い布表紙のそれを手に持ったまま電車を降りる。はや春月は中天にある。周囲の匂いも色も明度も、ベッドタウンらしいものとなってゆく。
春燈ゆらめく住宅密集地の
珍しく中華風に炒め物を作ってそれで呑み、例によって動画を作ってYouTubeに上げた。
動画の中で呑んでいる酒は「古越龍山銀龍」という紹興酒である。
動画の中で読んでいる本は、「平凡社 世界教養全集 第1巻 哲学物語」である。
筍が店頭に並ぶようになった。春も盛りというところだ。
買って帰り、「土佐煮」を作って一杯やった。
例によって動画に撮り、YouTubeに上げた。
動画の中で呑んでいる酒は、いつもと同じ、「会津ほまれ」紙パック入りの純米である。
動画の中で読んでいる本は、「平凡社 世界教養全集 第1巻 哲学物語」である。