一部のマニアックなユーザ様(誰?)(笑)の声にお応えし、もうすこし一生懸命に物品を作ることにする。
取り出だしましたるは、媒体のチープ化によりどこのご家庭にも余っているCDのケースでござい。
これをば、プラカッターでごりごり切断するので御座候。
そうすしますと、こういう美しいスチロール板が手に入るわけでござるよ。
コイツに、細いマジックで寸法を入れる。
マジックで入れた線を切り抜く。いろいろな方法がある。金工ドリルの細いやつでたくさん穴をあけて割り抜いたり、「ハンドニブラー」でかじったりするやり方があるが、私の場合、世のプロ電子工作派が「なんてことをするんだ!工具が傷むじゃないか!!」と怒り出すという樹脂加工の邪道!!(笑)、「半田鏝で溶断」という方法をよく使う。
線の内側を溶断したら、やすりで削り拡げてきれいな穴にする。
次に、ネジ穴をあける。アクリル板と違ってスチロール板はすぐにヒビが入ったりするから、やさしく工作しなければならない。なので、電動工具もよいが、ここは一番、ピンバイスに2ミリの歯を噛んで、ウリウリとやさしく切る。
最後に、ちょいと大技。このスチロール板を曲げる。凝る向きはニクロム線の曲げ工具などを持っていると思うが、私はめったに樹脂工作をすることはないので、持っていない。そこで、余っているアングルを適当に木の台にネジ止めし、これをガストーチで炙る。
で、ほどよく温まったら、これにえいやああ、とスチロール板を当て、曲げる。
さて、これで完成。これは何かというと……。
ハイ、サーボモーターの取り付けブラケットですよ。ええ、Arduinoで遊ぶために作ったんです、朝っぱらから(笑)。