梅雨の半ば過ぎ

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 暑い。

 今日などさながら梅雨明けだとでもいうような晴れ空にむくむくと大きな入道雲が育って天を囲み、はて、このぶんだと午後は夕立ちになるのでは、と思わしめるものがあった。しかし、今年の梅雨明けはまだまだ、来週以降の予想だそうで、今日は夕立ちにはならなかった。

 庭の砂利敷き小径を手入れし、防草シートを敷き込む。猫の額ほどの庭にもかかわらず、ようやっと四半分ほど。家の東側の防草シートは先々週からとりかかってやっとこさ全部終わった。南の一番端に設置してあるエアコンの室外機の下に敷き込むのが一番の難渋で、あれこれと工夫して敷き込んだ。砂利の嵩が減ったので、ホームセンターで20kgばかり買い込んで足す。

 腰が痛くなった。

 時疫は収まらず、東京の感染者は未だ200人を超す。しかし新コロの死者は全国通算でも0人~2人程度で推移している。検査を受ける者が増えていると言うだけのことだから都内だけでも200人を超すのだ。東京では感染者に給付金を出すなどと言う区も現れたと仄聞するが、そういうカラクリであれば、我も我もと検査に手を挙げるのは自然の流路とも言える。有象無象のあさましさに憫笑すら漏れる始末だが、責めるわけにもいくまい。

 風呂に入る。肌脱ぎになって冷凍庫の氷の塊を割ってたっぷりカチワリを作り、それでウィスキーを一杯。涼味が咽喉(のど)を転がり落ちていく。汗が引いていき、酩酊がやってくる。シャツの胸元に扇風機の風が入る。ウィスキーに少し垂らすライム・ジュースの味が鮮やかだ。

 たとえ沈滞していても、そんな生活の楽しみだって、ある。

時事

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訃報

 朝鮮戦争の英雄、白善燁(はくぜんよう)大将が亡くなったという。

 満州帝国軍官学校(士官学校)出身で、日本語が大変堪能・流暢であった。白大将の著書「朝鮮戦争一千日」という本を読んだことがあるが、これなどはたしか、韓国語の翻訳ではなく、白大将が直接日本語で著したものであったはずである。

 朝鮮戦争当時は韓国軍の師団長であった。師団長と言えば1万人近い将兵の長であり、通常は幕営の奥深く参謀とともにあって采配を(ふる)うものだが、白大将は前線に進出し、怯えて退く兵を叱咤して、自ら突撃号令をかけて先頭になって突撃し、失地を奪還するなど、破天荒な師団長であった。

 享年99歳と言う。祈冥福(めいふくをいのる)

ボタニカル

 最近シャンプーの成分などをうたって「ボタニカル」という言葉をよく聞く。「植物性」ということらしいが、しかし、昔から「植物性シャンプー」なんてものはいくらでもあった。「植物性」って言えばいいのに、なんでわざわざ「ボタニカル」とか言うかなァ。