標記のことについて少し、経験したことや知っていることをメモしておきたい。
実は私は、このことについての結論めいたことを知ってはいるのだが、その結論というのが「どっちでもない」という、結論とは言えないものであることをあらかじめお断りしておく。それには、
実は自衛隊でも論争になったことがあった
私は自衛隊で40年間働き、一昨年、定年で
今の私はIT技術者として口を
オッサンは生きている。
標記のことについて少し、経験したことや知っていることをメモしておきたい。
実は私は、このことについての結論めいたことを知ってはいるのだが、その結論というのが「どっちでもない」という、結論とは言えないものであることをあらかじめお断りしておく。それには、
私は自衛隊で40年間働き、一昨年、定年で
今の私はIT技術者として口を
引き続き世界教養全集を読む。第24巻の最後「たった一人の海 Seul à travers l’Atlantique, A la poursuite du soleil, Sur la route du retour」(アラン・ジェルボー Alain Gerbault 著・近藤等訳)を帰宅後の自宅で読み終わった。
一書にまとめられているが、これは「たった一人の大西洋 Seul à travers l’Atlantique」「太陽を求めて A la poursuite du soleil」「故国への道 Sur la route du retour」という3書の
子供の頃からこの巻は私の愛読書だったのだが、読んでいたのは「アムンゼン探険誌」 “読書” の続きを読む
前から「気づき」「学び」「気づきがあった」「学びがあった」などとする書き方や言い方の流行に
語 | 学ぶ |
語幹 |
活用形 | 活用 | 下接語 |
---|---|---|
未然形 | 学ば 学ぼ |
ない う |
連用形 | 学び 学ん |
ます た(だ) |
終止形 | 学ぶ | (言い切り) |
連体形 | 学ぶ | とき こと |
仮定形 | 学べ | ば |
命令形 | 学べ | (命令言い切り) |
一言でいえば、口語文法の場合、活用語尾が「ます」「た(だ)」につながる活用形が連用形である。この「気づきます」「学びます」の語部分「気づき」「学び」を名詞として使うものが「連用形の名詞化」だ。
理屈はともかく、日本語として違和感があることは否めない。文法的な違和感に加えて「気づき」だの「学び」だのと言いたがる人が苦手だということが私にはある。こういう言い方書き方をしたがる人というのは、
引き続き60年前の古書、平凡社の世界教養全集を読んでいる。
最近、漫画を読んだりもしていて、こちらの方は休み休みなのだが、しかし、少しずつ読み進めている。
第24巻の第2作目、「人間の土地 Terre des hommes(サン・テクジュペリ Antoine de Saint-Exupéry 著・堀口大學訳)」を読み終わった。読み終わったのは東京駅八重洲北口にあるバー「The Old Station」内で一杯やりながらのことである。この全集では割合に中著の部類に入り、135ページからなる書である
サン・テクジュペリの本は、「星の王子様」「夜間飛行」を若い頃から読み
引き続き60年前の古書、世界教養全集を読んでいる。第21巻の最後、5書めの「猪・鹿・狸」(早川孝太郎著)を読み終わった。珍しく「THライナー」という日比谷線の座席指定券を買い、のんびりと座って帰宅する間に本文を読み終わり、帰宅してから解説を読み終わった。
この書は猪・鹿・狸それぞれを狩猟する話や、これら三つの獣に関する逸話を集めたものである。実に多くの話が集められているが、ところが、その話の収集元は著者が生まれ育った愛知県長篠の「横山」というところの周囲数kmの中に限られる。狭い村落にこれほどの分量の獣にまつわる逸話があるというのは驚くべきことである。
物理的な狩猟譚の他に、特に “読書” の続きを読む
引き続き60年前の古書、世界教養全集を読んでいる。第21巻のうち3書め、「北の人」(金田一京助著)、早朝の通勤往路の、秋葉原の駅構内で、歩きながら読み終わる。
金田一京助と言うと、私などが子供の時分、国語辞典の編者に必ず名前が載っていたものだが、実は私は、この人がどんな業績を残した人かはよく知らなかった。
本書は金田一京助が若い頃から没頭した「アイヌの研究」に関する思い出などを記した随筆である。
この書のテーマなど知らないままに読みはじめたのだが、この書によって金田一京助の業績の大きなもののうちの “読書” の続きを読む
引き続き60年前の古書、世界教養全集を読んでいる。第21巻のうち2書め、「山の人生」(柳田國男著)、早朝の往きの通勤電車の中、北千住と南千住の間のあたりで読み終わった。著者は前読書「海南小記」と同じ、日本民俗学の泰斗、柳田國男その人である。
この書も一体何がテーマなのかわからないままに読みはじめたのだが、読んでみてなるほど、これは柳田國男一流の民俗学小論であることがわかった。すなわち、日本の各地に、
この書はそれらを概観しつつ、 “読書” の続きを読む
引き続き60年前の古書、世界教養全集を読んでいる。第21巻、「海南小記」(柳田國男著)「山の人生」(柳田國男著)「北の人」(金田一京助著)「東奥異聞」(佐々木喜善著)「猪・鹿・狸」(早川孝太郎著)に取り掛かった。
まずは「海南小記」(柳田國男)。職場で昼休みに読み終わった。
この巻は一体何が “読書” の続きを読む
引き続き60年前の古書、平凡社の世界教養全集を読む。第19巻の四つ目、最後は「悪魔の弁護人 The Devil’s Advocate」(J・G・フレーザー著、永橋卓介訳)である。休暇中の夕刻、自宅で読み終わった。
著者フレーザー卿は江戸時代末期に生まれ、明治時代から戦前にかけて英国で活躍した学者である。英国社会人類学界の総帥と仰がれた大学者だ。特に民俗学に計り知れない影響を持った。
本書は現代の社会制度の発展に及ぼした太古の迷信の影響を取り扱ったものだ。私には、 “読書” の続きを読む
引き続き60年前の古書、平凡社の世界教養全集を読んでいる。第18巻の最後、「長安の春」(石田幹之助著)を朝の通勤電車の中で読み終わった。
著者石田幹之助は歴史学者・東洋学者であるが、特に中国の唐代について詳しかったらしい。本書は唐代の文化について徹底的に語りつくすもので、美しく端正な文章で書かれている。作品集なのであるが、 “読書” の続きを読む