ふと、象印やタイガーなどのメーカーは、最近どうなったのかな、などと気になった。
ライバル2社とも健在であり、盛業中である。どちらも大会社であるが、知る人居るや居らずや、象印は東証一部上場、タイガーは非上場である。
それにしても、「魔法瓶」という単語は、いかにも古めかしい。
往古の人々には、満たした熱湯がいつまでたっても冷めないことが、さながら魔法のように感じられたことだろう。であるからして「魔法」の「瓶」というわけだが、では英語でこれを「Magic Bottle」と言うかというとさにあらずで、英語では「
「
一方「魔法瓶」という呼び方は日本でしか行われていないようである。
さておき、ジャーやポットが「魔法瓶」であるなら、もはや現代生活はすべてが魔法である。「スマート・フォン」なんて、「スマート」どころの騒ぎではない。「魔法板」「魔法盤」とでも言うべきである。