アレッ、これ読んだんだった(笑)

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 千一夜物語を読み終わったので、7月17日から古川ロッパ昭和日記に戻ったつもりでいたのだが、読み始めてすぐに、「アレッ、これ、読んだことあるなあ」と、すぐ気が付いた。去年の6月に読み終わっていたのである。

 でも、せっかくだからというので、そのまんま再読してしまった。

 最近、「再読」が多いなあ。

 古川ロッパ昭和日記の昭和16年以降を早く読みたいのだが、青空文庫の発表によるとまだ作業中である由である。

古川緑波昭和日記

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 古川緑波昭和日記、なかなか浩瀚で、読みごたえがある。

 今日現在のところ、Kindleで読めるのは昭和14年まで、青空文庫では昭和15年までである。

 青空文庫の昭和15年まで読み終わる。日米開戦の、ちょうど前年で、食べ物などが戦時統制になっていく様子が克明に書かれている。






今朝のエントリ

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 今朝、「犬入札」という記事を書いたのだが、なんであんなアホな夢を見たのかと一日不思議でならなかった。

 一方、最近古川緑波の昭和日記を読んでいて、これがけっこう面白いのだが、「毎日観客を沸かせて、劇場に『大入札』が出た」というような描写がしょっちゅう出てくる。

 なにっ、「大入札」!?

  •  大入札(おおいりふだ)
  •  犬入札(いぬにゅうさつ)

……。

 ぬぅ、夢の原因はコレかっ(違



引き続き

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 引き続き「古川ロッパ昭和日記」読む。

 面白いのは、2.26事件の騒然たるその日も、なにやら驚き、かつなんとはない不安を覚えながらも映画に出演し、おでんを食って寿司を食って、その帰りに戦車とすれ違ってびっくりしている、というようなところだろうか。

古川緑波昭和日記 昭和13年

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以下引用

(昭和13年)十月十六日(日曜)

 晴れなら近郊ロケの筈だが、雨、で今日は撮影はお流れ。ひどく寒くなった。三時近く家を出る、歌舞伎座へ。三円以上の芝居は一軒もないのに此処は六円半で、満員補助出切りだから面白い。道子僕他堀井夫妻と柳。羽左と菊五郎でいゝ役は一手になっちまふので他の役者はほんの一寸宛。幕間に支那定食を食ひ、放送局へ。七時半から二十五分、物語「大番頭小番頭」、たゞ読むのだから、楽だが、面白くもなからう(60)。又歌舞伎へ引返す。菊五郎の女形は何か大きな間違ひをしてゐるやうな気がする。すべて六代目はジミすぎたので羽左の印象が強い。帰りに千成へ寄りすしをつまみ、屋台のホットドッグを食って帰る。

 三時から十時まで、七時間といふもの、兎に角見てゐられるといふ「忠臣蔵」ってものゝ偉大さ、こればかりは洋楽のない物足りなさも忘れて、面白く見終った。結局「忠臣蔵」の作者と、そしてショウマンシップの勝利である。判官と勘平の切腹に泣いてゐる女客が大分あった。それはお婆さんか、若くても花柳界の女らしかった。モダン娘は、ちっとも悲しがってゐないのだ。こゝんとこが面白い。