空漠、索漠

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 祝日の夜にもかかわらず、空漠たる不安、索漠たる思いにとらわれ、沈鬱な気持ちで入浴し、牛乳飲んで、戸棚を見るとジンジャエールの缶があったから、それでハイボールを作って飲む。

 で、筆のすさびに書いてしまってから「はて、『空漠』『索漠』って、どういう意味だっけ」と、検索する。

くう‐ばく【空漠】

[ト・タル][文][形動タリ]
1 果てしなく広いさま。茫漠(ぼうばく)。「空漠とした大洋」
2 漠然としてとらえどころがないさま。「空漠とした不安」
[名・形動]
1 1に同じ。
2 2に同じ。
「此―の荒野(あらぬ)には、音信(おとずれ)も無し、影も無し」〈上田敏訳・海潮音〉
「如何に―なる主人でも」〈漱石・吾輩は猫である〉

さく‐ばく【索漠/索×莫/索×寞】

[ト・タル][文][形動タリ]心を満たすものがなく、もの寂しく感じるさま。荒涼として気のめいるさま。「冬枯れの―とした風景」「―たる思いにとらわれる」

 まあ、もうすぐ正月休みだから、気の休まる間もあろう。