勤労感謝の日

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天皇陛下万歳

 祝日「勤労感謝の日」である。自宅の軒先に国旗を掲げ拝礼する。

 もとは皇室行事であり、その起源を古くは日本書紀の神武天皇紀にまでさかのぼる「新嘗祭」の祝日であった。国の(もとい)である農業生産物を帝が押し頂くが如く食し、天神地祇に捧げ奉るということは、ひるがえって勤労への感謝とも言い得るのであり、古式の新嘗祭と現代の勤労感謝の日はその根本において全く矛盾しないのである。

テーマ詠「仕事」

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板敷(いたじき)に眠りの浅き(かん)(づくり)
一つきり(しわぶき)響く(いん)()かな
二階家の書道教師や()()(がみ)
かんなぎの(みそぎ)(つら)(やく)(もうで)
霜焼(しもやけ)木地(きじ)(ひき)()(じゅう)無口なる

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #jtbt

 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

Google Pixel 4aの修理

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 去年の9月にGoogle Pixel 4aを買った。性能も良く、気に入っている。Googleストアで直接買ったものだ。

 Amazonで買ったプラスチック製の手帳型カバーに収めて使っていたのだが、先月頃だったか、そのカバーの背面に妙な傷があることに気が付いた。シュッとこすったような傷である。ひびにも見えるが、傷にも見える。

 何かでカバーをこするかどうかしたんだろうと思い、そのまま “Google Pixel 4aの修理” の続きを読む

牡蠣(かき)

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荒肌の内に慈悲の身牡蠣するり
牡蠣四つ()(たり)に買はん(ひん)(ひん)
つゝましく牡蠣()られけり(つき)(しょく)

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha

今週のさえずり季題

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読書

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 引き続き60年前の古書、平凡社の世界教養全集を読んでいる。第18巻の最後、「長安の春」(石田幹之助著)を朝の通勤電車の中で読み終わった。

 著者石田幹之助は歴史学者・東洋学者であるが、特に中国の唐代について詳しかったらしい。本書は唐代の文化について徹底的に語りつくすもので、美しく端正な文章で書かれている。作品集なのであるが、 “読書” の続きを読む

テーマ詠「料理名、料理法」

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蕎麦(そば)(がき)水神(すいじん)()して寺社の領
激論や箸で人()(くすり)(ぐい)
()(こごり)や母も一口サントリー
弾薬(だんやく)(そな)ふる(やま)()(たぬき)(じる)
ちゃんこ鍋部屋は総出のゑびす講

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #jtbt

 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

 少し推敲しました。(『弾薬を備ふ山家や』→『弾薬を備ふる山家』『水神おはす』→『水神()して』)

寒月

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寒月や()(きゃく)の背中何時(いつ)までも
酔ひぬれば寒月西へ落つる街
過ぎゆきを(うべな)ひくれよ寒月よ

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha

今週のさえずり季題

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読書

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 引き続き60年前の古書、平凡社の世界教養全集を読んでいる。第18巻の三つ目、「敦煌物語」(松岡譲著)を朝の通勤往路、JR秋葉原駅の中央線ホームへ上るエスカレーターの上で読み終わった。

 はじめ、題名などから往古の史跡敦煌に関する論説かなにかなのかな、と思ったのだがさにあらず。読んでみると、敦煌遺物の、いわゆる「敦煌経」(『敦煌文献』とも)の流出をめぐる珍妙な物語である。Wikipediaなどで「敦煌文献」を探すと、当時の関係者がほとんどタダ同然の対価で貴重な敦煌文献を売買し、欧州や日本に拡散してしまったことが簡単に書かれているが、 “読書” の続きを読む