刻々と夜の梅酒は重く濃く 佐藤俊夫
#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha
オッサンは生きている。
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さえずり季題【502】は「梅酒」です。梅の実は薬効ありと信じられているようで。この夏は仕込んだ人も多いとか。子どもの頃、梅酒の梅は1個だけね。などと言われながら楽しみに食べていました。 とろとろと梅酒の琥珀澄み来る 石塚友二 #saezuriha_odai #saezuriha
— boubun (@boubun) July 18, 2020
そろそろ梅雨も終わる感じがするが、気象学上のアナウンスは関東甲信越地方にはなかなか来ないようだ。しかし今日一日など、日中は青空が広がり、雲の峰高く、実質既に梅雨明けだろう、という気がする。天気図には梅雨前線も見受けられないようだ。
妻は青梅を沢山仕込み、梅酒と梅シロップを漬け込んだ。梅干は姑を手伝って、今年もたくさん分け前にあずかる。
これらの中でも使い勝手が良くて旨いのが「梅シロップ」だ。香りも味もよく、梅酒とは違って子供が口に入れるのにも心配がない。
梅シロップは、昔は浸透圧を使って果汁を吸い出すのにわずかにアルコールを添加したりしたものだが、今は昔と違って手早い作り方がある。
すなわち次の如しである。
このシロップは、そのまま味わっても旨いし、ゼリーや寒天などの菓子の味付け、清涼飲料として冷水で割ったりかき氷にかけてよし、製氷皿で凍らせればなお珍しい氷菓、ウィスキーや焼酎に割り入れてよし、まったく飽きることのない口舌官能の楽しみとなる。
但し、漬け上がったあとの梅の実は、梅酒を漬けた後のうまい梅と違って、完全に果汁を搾り取られたカスのような姿になり、食ってもあまり旨くないので、その点注意が必要だ。