ビブラスラップとクイーカ

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 テレビなどで「愕然(がくぜん)とした」というような場合の効果音によく使われている、あの「っかーッ!」っていう音のする楽器、アレは、「ビブラスラップ」と言うのだということを、今知った。

 ちゃんとMIDIにも入っている。

 買えばピンキリで、千円台のものから6000円以上するものまであることもわかった。

 ふと連想し、あの、ブラジルのカーニバルなどで使われている「もっけけもけもけ、こきこきこきゅこきゅ……」と鳴る楽器、アレはなんというのかな、と調べてみると、これは「クィーカ」というのだそうな。

 この「クイーカ」もMIDIに入っている。


ウクレレやギターや

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 時疫(じえき)(ごも)りの無聊(ぶりょう)(まぎ)らわすためとて、妻がウクレレのセットを買い、長女がフォークギターのセットを買った。楽しそうに(つま)()いている。

 妻がウクレレを弾いているのを見ていると、自分も触ってみたくなり、「オイ、俺にもちょっと貸せ」と借りてみた。

 弾きたい曲のメロディーが根音かどこかに混じった和音を弾けばコードになることがわかった。C、F、G7、その他少しのコードを覚えると、「海行かば」(大伴家持作詞・信時潔作曲)が弾けることもわかった。

♪ ( C)(Dm)(Em)
 (G7)(C)くかば(G7)
 ( C)(E7)(F A7)
 (DmG7)生すか(C)(C7)……

……おおっ、こ、これは面白い。歌いながら弾くと楽しい。弦楽器ってこんな面白いものだったのか。

 ひょっとすると、この調子ならギターも弾けるかも!?というわけで、「オイ、お前のギターをちょっと俺にも貸せ」と、長女のギターを借りてみた。

 だが、「F」のコードのところで挫折した。……指が変になりそうだ。ギターを弾ける人はスゲェ。どんな指してるねん。指に骨が入ってないのとちゃうやろか。あんな変な指の形、変態やないとでけへん。

 などと吐き捨てつつも思い返すに、ピアノが少し弾けるようになった頃、そのことを人に話すと、「あんな左右の手や足がバラバラに動くようなことは常人のなしうるところではない。キチガイだ」というようなことを言う人がいたことを思い出す。

 キチガイでもなんでもない。相当上級の曲を弾く人のことは別として、ピアノの手足は、実はバラバラになんか動いていない。一定のリズムと規則で動いており、バラバラではないのだ、ということを、ピアノを1年ほど弾いてみているうちに実感・納得したことを思い出す。

 だから多分、ギターにも音楽のルールがあって、Fコードも多分なんてことはないのだろうと思うが、しかし、門外漢には極めて難しいのである。

妄想・ピアノIoT

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 以下妄想。ヤマハあたりがとうの昔にやっていそうなことだが。

 アコースティックピアノに、小さい器具を取り付ける。脚とか、響板の裏とか。大きさは10センチ×10センチ程度で。

 その器具はネットにつながる。

 弾けばその音を拾うし、弾かなければ沈黙したまま。

 で、ピックアップした音からその狂いを検出し、調律の必要性を判断して送信する。弾かない音はピックアップできないが、弾かない楽器に調律の必要はあるまい。しかし、アコースティックピアノは、弾かない弦も共鳴するから、ピックアップのやりようでかなり幅広く音の狂いを検出可能であるはずだ。

 そうすると、虚栄でピアノ買ってるだけのめったに弾かない家に調律師は行かなくて済むし、熱心に弾く家には度々調律師が行くことになる。熱心に弾かない家は調律師を呼ぶのを面倒がっているはずだし、逆に熱心に弾く家は、調律師を呼ぶのに元々(やぶさ)かではなかった筈だろうから、行く時期を読んで調律師のほうからやってきても文句を言わないだろう。

 私のような素人がふと思いつくぐらいだから、実は楽器メーカーではとっくに構想していて、だが、コスト的に見合わないから事業化しないだけのような気もするな。