だからさ、テレビ見るの()めるといいんだよ

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 睡眠不足なんだってさ、日本人は
 
 だからさ、テレビ見るの()めるといいんだよ。

 テレビって、こともあろうに、日常生活や子育てや家事や仕事や勉強にとって一番大事な時間に、一番人の目を()いてしまいそうな、面白そうな番組を狙って流すんだよ。あんなものばかり口あいてヨダレ垂らして見続けていれば、そりゃ睡眠不足にもなるだろうよ。

 精神病は睡眠の多寡に大きく影響を受けると聞く。テレビを見ることを止めるだけで、精神病が低減するはずだ。

 そして、自殺の原因の最たるものは精神病だ。精神病は睡眠を多くとらせることで低減することはよく知られるところだ。テレビを消せば悩みも減り、あたら若い命を自ら縮める人も減ることだろう。

 また、政治的な歪んだ洗脳情報を受け取ることも、テレビをやめるだけで少なくなる。

 人には一定の娯楽が必要だが、その意味ではテレビの役割はもう終わった。このIT万能の時代、睡眠時間を削ってテレビなんか見続けなくても、他にいくらでも娯楽はある。

 80歳以上の老人のために、文化及び技術保存の意味でテレビを継承すればいいのではないだろうか。「国宝・放送局プロデューサー」とか、「重要無形文化財・テレビ修理技術者」とか。

 テレビタレントは既に世襲になっているから、封建的な伝統芸能の(たぐい)に他ならぬ。そうすると番組にも新味はいらない。なつメロとか、老俳優のみが出演する渋いドラマ、落語、浪曲、歌舞伎、NHK紅白歌合戦など、粋向きなのだけ放送すると良い。かつてのトレンディドラマだって、能や狂言と同列だ。

 若者はそんなの見てもつまらないだけだから、ネット見てデジタルメッセージ交換してさっさと寝てしまう。まことに健康によいではないか。

 NHKの放送受信料を払わぬ者が若者に増えていると聞くが、いいではないか、そういう者は自ら汚れたテレビ番組など願い下げにし、睡眠するとよい。NHKなんか見ている暇があったら、仕事の残りを片付け、自宅の掃除をし、洗濯をし、料理を作り、勉強し、父母を寿(ことほ)ぎ、子供たちと話すことができる。そしてさっさと寝てしまい、朝早く起きて仕事に行くと良い。家からテレビを捨てると無駄な放送受信料を払わなくても済み、稼ぎも増え、朝の光を浴びて健康になるというものだ。

いやはや、ITストラテジストもえっらいモノと同列になって

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 私は数年前に「ITストラテジスト」という資格をとった。経済産業大臣が出す国家資格だ。ITに深くかかわる仕事をしていたので、テスト勉強を通じて、ひとつ自分の知識に磨きをかけてみようと思って受験したのである。

 なかなか難しかったが無事合格し、関係者コミュニティの「日本ITストラテジスト協会」というところにも顔を出している。日本ITストラテジスト協会に参加するようになったのは、仕事の幅を広げようとも思ったし、定年が近いので、再就職のヒントを得ようと思ったこともひとつある。……年金貰えるまで、働かないと生きていけませんからね(苦笑)。

 ところで、以前からWikipediaの「ITストラテジスト」の項目には

引用;

「IT系の資格では唯一、弁護士、公認会計士、医師、技術士等と並び、厚生労働大臣によって「専門的知識等を有する労働者」に指定されており、労働基準法において特例扱いの対象となる。」

……とあって、この資格もなかなか大したモンではあった。ただ、これは旧システムアナリストからの置き換えでそう書かれていたに過ぎないきらいがあり、従来ははっきりしていなかった。

 ところが、先日、厚生労働省のサイトを見ていると、こんな告示があった。平成27年3月18日付とあるから、去年の春の告示だ。

 これらの告示には、キッパリ「ITストラテジスト」が挙げられている。しかもなお、それこそ唯一、情報処理技術者試験で挙げられているのはこれだけだ。

 えっらいこっちゃ……。

 医者やら博士やら特許持ちやらと同列になっているではないか。

 いやまあ、この告示は、「専門家は非正規でも5年雇ったりもっと長期雇ってもいいよ」という法律の細部定義なので、手放しで「わーい、俺ってすごいや」と喜ぶようなことではないのだが、だがしかし、なんとなく偉くなったような気になるのも一種の人情だ。

先週及び今週

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 長丁場であった。大雪の1月18日(月)から1月29日(金)一杯までの足掛け2週間。23日(土)から引き続き今週1週間は缶詰め、しかも木・金には一難去ってまた一難の大事出来(しゅったい)、いやはや。昨日から一応帰宅はでき、忙中閑ありの感。土日を1回流すとこうなるから嫌だが、世の中の人々みんな、これしきの忙しさなんてヘッチャラで、誰でも大体こんなもんだろう。

○ じぶん銀行(かた)りのフィッシングSPAM

 先々週あたりだったか、じぶん銀行を騙るフィッシングSPAMが2通ほど来た。その後、一昨日あたりに今度はりそな銀行を騙る同様のものが1通来た。

 じぶん銀行騙りのほうが来たときの始末たるや、速攻これあるのみ。有無を言わさず、表題とヘッドラインを見ただけで、中身も見ずに削除した。その時には、そのメールに関する噂などは何も聞き込んでいなかったのだが、そうした。

 私のその時の判断基準は「人」であった。じぶん銀行のIT関連部門には日本ITストラテジスト協会で知り合ったSさんという方がいるのだが、「あの人のような立派な方がかかわるIT部署が、こんなフザけたメールを送ることはありえない」ということが判断要素であった。

 その後、SNSなどでその話題が出始め、やはり当節流行のフィッシング詐欺メールであることが分かった。

 りそな銀行騙りのほうはその後10日ほど経ってから来た。最初のじぶん銀行騙りのほうは、「Sさんのところ」ということの他に、「私はじぶん銀行の口座は持っていない」ということも判断基準であった。ところが、りそな銀行のほうには口座がある。株式の取引の入出金に使っているのだ。しかも、知り合いはいない。

 こういうのは、メール内に書いてあるリンクのURLとメールのソース、それからセキュリティソフトの補助表示を見ればたちどころに馬脚があらわれるので、不肖ながらこの佐藤が引っ掛かることはまずないが、それでも、最初に来たのがりそなのほうであったら、ついうっかり引っ掛かっていた恐れもないとは言えない。

 日本ITストラテジスト協会でSさんとお知り合いになっていたのは、まことに縁のあったことだな、と思った。

○ 日本ITストラテジスト協会の定例会が先週の日曜、24日にあったが、また出られなかった。最近こんなこと続きで残念である。一昨年度、昨年度と支部運営の端に加わらせていただいていたが、忙しかったために大して役に立てない体たらくとなってしまった。不本意なことであり、引き続きこういう状態だと迷惑をかけると思ったので、今年は運営には挙手せず遠慮させていただいた。

○ そんなことであったので、先週の「さえずり季題」、まだ見てない。

○ 忙しいので本は少しづつ読む。


IMG_3680 千一夜物語は3巻読了。今読んでいるところは「オマル・アル・ネマーン王とそのいみじき二人の王子シャールカーンとダウールマカーンとの物語」という題だ。題名も長いが、中身も大変長大な物語で、本のカバーの見返しには「平家物語をおもわせる『千一夜物語』中の最長篇」とある。そもそも千一夜物語自体も文庫本で13巻と言う浩瀚な昔話であるが、その中でも最長篇であるわけだ。千一夜特有の、話中話、そのまた話中話の入れ子構造にどっぷりと浸って楽しむ。

 ただ、このほどのように、暇を見つけて切れ切れに読み進めるやり方だと、話中話の最初の始まり、根元(Root)のところがわからなくなってしまいがちである。IT技術者として表現すると、「スタックに不具合があってなぜか一部が消え、復帰アドレスを失う」(謎)というようなことであろうか。

 アズィーズという若者が出てくるのだが、冷静に読むとこいつが結構「ダメな野郎」で、ダメ行動をとり続けた挙句、愛人に陽物(ちんちん)を切り取られてしまい、それなのに泣きながら詩なんか微吟しつつ家出してメソメソ泣いていたりして、ダメ野郎フルスロットルだ。ところが、何か、それが「なんてダメな奴なんだ、このバカっ!!」と、逆に愛すべきところになっているのである。これは、この古い古い物語の話中話ならではこそ、である。今こういう話を書いたり読んだりしたら、女性陣からは憤激の嵐が巻き起こるであろうて。

 次は第4巻である。

 「オマル・アル・ネマーン王とそのいみじき二人の王子シャールカーンとダウールマカーンとの物語」はまだ延々と続いており、面白い。

 本道読書経路とは別に、長女が「この漫画面白いから、お父さん読みなよ」と(すす)めてきたのがある。

 長女がたってと漫画を薦めるのは、只今大学受験の最中であることもこれあり、めったにないことで、珍事だ。そこからすると、恐らく相当面白いのに違いない。楽しみに読むことにする。

FBの「いいね!」ボタン拡張

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 もう一息。FBに病中の記事を書く人も多い。「お大事に」ボタンがほしい。「お大事に」は、今般拡張された「いいね」「超いいね」「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」の、どれにもあたらない。

 そうは言うものの、なんでもかんでもボタンを増やしゃあいいってもんじゃない。こういうのは、ほんと、コメントで「お大事に」って書くものなんでしょうな。うん。

停年が近い

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PHM01_0115 この前の誕生日で、いよいよ停年まで5年を切ってしまった。

 今は「定年」と書くのが正しいわけだが、かつては標記のように「停年」と書いたもので、いつ頃からだったか、この字面ではあんまりにも寂寥感が漂っていていけない、というような批判があって、「停年」から「定年」に書き換わったのである。「子供」が「子ども」になったようなものか。

 なんにせよ、悠々自適と言うわけにはいかないので、働き口を探さねばならぬ。

 私はいくつかIT系の資格を持っているが、それはもともと、なんとか就職に有利になればという考えもあって取ったものだ。日本ITストラテジスト協会というところに加入しているのも、無論、自学研鑽、IT業界の人たちから刺激を得て自分の仕事の質を向上させたい、という純然たる動機が主ではあるが、それにあわせて、就職情報でも得られれば、という考えが少しあった。モロに誰かに雇ってもらうとか、そこまでは考えないにしても、なにか働き口を探すきっかけやヒントでも人々の話から得られれば、という気持ちである。

 ところが、なんだか最近、迷いが出てきたのだ。IT業界の人々と付き合いを深め、話を聞いたりしているうち、「俺、ホントにITやりたかったのかしらん」と、自問するようになってしまったのである。

 このところ、ArduinoやRaspberry Piをいじっているのも、「一つ、迷いを見極めるために原点に戻ってみよう」と思ったからである。私のコンピュータの原点はNECのTK-80など、ワンボード・マイコンにある。ワンボード・マイコンやハードウェアに回帰すれば、なにかつかめるかも知れないと思ったのである。

 やってみると、やはり、ワンボードは面白い。

 こうやって子供の遊びみたいなことをしながら、よくよく考えてみると、ITと言うより、なにか、「工場で働きたい」ような気がしてきた。

 それで、妻に「なあ、おい、俺、定年になったら工場で働きたいんだが」と言ったら、妻は「ええーっ、ダメだわよ工場なんて」という。

「なんでだ?」

「だって、気の荒い、変な人がいて、イジメられちゃうわよ、『コラ爺ぃ』とか言って」

「……。ぬぅ、それもそうだのう」

「お父さん、銀行のフロア係とかやりなよ、いいよ、アレ」

妻は昔、銀行員だったので、フロア係はいい仕事だ、よく知っている、というのである。

「けどお前、銀行にだって、変な客がいて、エラそうに文句言われたりするのと違うか?」

「そりゃ、たまには来るけど、そんなには来ないのよ。適当に右から左へ案内しとけばいいんだから」

「ははあ、しかし、ワシには向かんなあ。フロア係って、人相手なんだもの。ワシは本来は狷介(けんかい)な性格で、人嫌いなんだぞ」

「人は見かけによらないって言うけど、それもそうねえ。社交的によく喋るように見えて、実はお父さん、社会不適合の変なオッサンだもんねえ」

「……自覚していても、あえてそう言われると、なんかムッと来るな……。工場は工場でも、食品工場なら、変なDQN(ドキュソ)はそんなにいないんじゃないか?」

「あー、ダメね、お父さん、鼻が悪くってくしゃみばっかりしてるから、食品に唾や痰が入って、クビになるわよ。どうすんのよ、娘ふたり、学校に行かせなくっちゃいけないし」

「うーむ。ワシ自身が中卒のオッサンだっちゅうのに、自分の子は大学出さにゃならんってのも、世の中不公平じゃのう」

「中卒中卒て、お父さん夜間大学行ってたんでしょ。ホンモノの純粋の中卒の人に失礼だわよ」

「……そ、それもそうだのう。とはいえ、夜間大学ってったって、4年通って中退しちまったがな」

 あの頃は忙しかった。自分の成人式の日だって、仕事してたんだもんなあ、俺。(遠い目)

 しかし、考えなければならないのはここだ。今の仕事だって、本当に腹の底から芯からやりたいと思って選んだのかと言うと、必ずしもそうではない。いや、やってみたい仕事ではあったが、それにも増して、当時家庭が裕福でなかったから選んだ、という理由も大きかった。IMG_3628

 だが、これからは違うぞ。これからの俺には選ぶ自由がある。人に左右されず、やりたい仕事を自由に選んで働いてよいのだ。やったー!そう考えると嬉しいぞ。自由だー!フリーダム!

 いずれにしても、言えることは、こーんな、休日に鼻栓つっこんでフザけているようでは、雇ってくれるところも雇うのをやめてしまうであろうということである。

分散は簡単なことではないが追及すべき軍事課題である

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PHM11_0904 IT妄想論者は、すぐにでも在宅勤務の延長として、首都の分散ないし疎開は可能だ、みたいなことを言いたがる。

 直ちに首肯(しゅこう)はし得ないものの、一掬(いっきく)()るところなしとしない。それは、軍事的健在性、強靭性のゆえに、物理的弱点は分散すべきという考えからである。

 人の蝟集(いしゅう)点こそがリーサル・ウェポンを叩き込むための好適点そのものであるとすれば、そこを強固に守るよりも、多少の出血はするにもせよ、分散してしまうことが合理的である。どこを叩いても大した戦果が上がらず似たり寄ったりの結果になるとすれば、核兵器もテロリズムもその存在価値を低くし、無駄が多いことから次第に行使の是非を再考せざるを得ない厄介ものということにならないか。

 原子力発電所を減らすことにとっての障害は、電力なんかではない。ずばり、核兵器開発を未来永劫あきらめるかどうかだ。核兵器の無力化は、核兵器の実質上の無意味化である。迎撃兵器の開発に血道を上げたところで所詮は如何にせん、分散弾頭の一発を取り逃がせば無意味である。だが、人口の分散は、これに対しても相当有力である。人口の分散により核兵器の意味が減殺されるとすれば、日本人が嫌う原子力発電所も削減ないし全廃が可能となる。

 極端な例は、ユダヤ人かもしれない。バビロン捕囚からイスラエル建国までの間、彼らは国境すらも超越して分散・健在した。しなくてよい苦労はしたにもせよ……。

 どうしてIT妄想論者の言う所を直ちに採れないかというと、結局のところ、物理的ネットワークを物理的2次元平面に延伸すれば、単純にそれは半径の累乗に比例してネットワークパスが増えるからである。それはそのまま、金銭的に負担が増えるという事である。分散した人口を密に結合するネットワークの維持には、莫大な金銭を要する。そのため、高度にネットワークが発達して、在宅であるはずなのに、多くの人は、大規模ネットワークトラフィック交換設備の近傍に住むしかない。畢竟(ひっきょう)大都市近傍に居住せざるを得ない。

 しかもなお、物理的労働、生産、配送、サービスなどは、家でマウスをクリックしておれば済むというわけではない。買う方はクリックしていればいいかも知れないが、売る方は客の玄関口に「ごめんくださ~い、佐川急便ですぅ~」と配達してくれる人を絶対に必要とするのである。ロボットがこれを代行する、との論も、就業保証ということを考えると単純でない。

 人口が日本列島の山に野に分散し、それら分散したノードがすべて高度に機能すれば、これにまさる防衛はないと思うのだが、思うだけに終わってしまうのはここである。

NRI楠真 強いITはココが違う – 日本のIT、「ソフトが世界を飲み込む時代」に置いてきぼり?:ITpro

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http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/060800143/110600019/?ST=smart&P=6

タイム・キーパー用スプレッドシート

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 今週末、11月7日土曜日は、私も参加させていただいている日本ITストラテジスト協会の、年に一度のいわば「お祭り」、オープンフォーラムがある。

 最近忙しく、月例会や会合などにあまり積極的に参加できていないのであるが、オープンフォーラムでは今年も当日の端役をやって、微力ながら寄与する所存である。

 一昨年・昨年に引き続きタイム・キーパーをする。講演やパネル・ディスカッションの時間は多少なりとも前後するものだが、こういった場合の当意即妙な調整が、理屈ではわかっても、分刻みできちんと管理しようとすると、計算間違いをしでかしそうになってなかなか難しい。紙と鉛筆を使って一人でやっていると、そのあたりの不安が拭えない。

 会場はお金を払って借りるものなので、時々刻々、お金が出ていく。なので、タイム・キーパーのしでかす間違いによっては責任は重大である。

 それで、今年は表計算ソフトに時間管理の表を作って持っていくことにした。まあ、手計算よりかはだいぶマシだろう。

 「=if(E3-(now() – today())<0, "終了", E3-(now() - today()))」なんぞと書いたセルが工夫点である。  多分、イベント管理などを生業にする人はたくさんいるので、もっと優れたものが世の中には沢山あるのだと思うが、まあ、拙くともエンドユーザーコンピューティングで自分が必要とするものを自分でまかなう、というのも一興である。

日本ITストラテジスト協会(JISTA) オープンフォーラム2015 | イベントカレンダー+ログ

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https://event.atmarkit.co.jp/events/25ef546a03a472db07842f5ebe40efb8