動画が一本、新しく追加された。猪と鹿の解体の続き。
ホント、スゲェわ、この人。
オッサンは生きている。
動画が一本、新しく追加された。猪と鹿の解体の続き。
ホント、スゲェわ、この人。
事情によりゴールデンウィークというのに
まあ、しかたがない。仕事は仕事である。
どこにも行けないので、Google Mapで旅行をする。めったに出来ない旅行をしよう、というので、標記「世界核実験場探訪」と題した架空旅行をして、動画にした。
「花」や「早春賦」をYoutubeで聴く。
ああ、明治時代の詩は、どうしてこうも美しいのだろう。なんで、文語体でないとこの美しさが出ないんだろう。
というか、多分、そんなふうに思う私は変人なんだろう。
多くの人は文語体なんてクソだしダメだし理解不能だし死んでしまえ、それより英語サイコー!……と思っているに違いない。
近所の
最近ますます億劫がるようになってきて、寝てばかりいる。猫の語源は「寝子」だというが、いかにも、である。
基本的に野良なのだが、上がり込んできては人様の座布団の上で気ままに寝たりする。
今日もなんだか、眠っているのかなんなのか、ニギニギもみもみと変な行動をとるので撮った。
驚いた。最近はここらへんの名曲もアップロードされてる。……どうも違法臭い感じもするが。
Facebookのタイムラインで流れてきたのが「
暁照夫と言えば、「宮川左近ショー」!
宮川左近ショーと言えば「玉川カルテット」!
玉川カルテットと言えば「横山ホットブラザーズ」!(横山兄弟の父の横山東六が出演している映像もYoutubeにはあって、その至芸に驚愕)
リコメンド・リンクに寄席映像がいっぱい出てくる中に、女道楽師の「内海英華」の舞台が。
と思って見惚れていたら、三味線漫談の「玉川スミ」が。
堪能していたら、「俗曲師の『うめ吉』」という人が出てきた。この人、誰!?なんか、可愛らしいし面白い。
うめ吉の動画は他にもいくつかあって、コレなんか、もう、ミスマッチ感と言うか、なかなかエエじゃないの。
檜山うめ吉というらしい。こんなのも何年か前にはある。アメリカで公演したそうな。
この人の本業らしさが出ているのはむしろ次のようなステージの動画である。
ネット情報によればこの人は私と同い年、昭和41年生まれ。白塗りのせいか若く見え、とても今年50歳には見えない。
〽梅は咲いたか 桜はまだかいな
柳ャなよなよ風次第
山吹ャ浮気で色ばっかり
しょんがいな
〽浅蜊とれたか 蛤ャまだかいな
鮑 くよくよ片想い
さざえは悋気で角ばっかり
しょんがいな
〽柳橋から小舟で急がせ
舟はゆらゆら棹次第
舟から上って土堤八丁
吉原へ御案内
〽梅は咲いたか 桜はまだかいな
柳ゃなよなよ風次第
山吹ゃ浮気で 色ばっかり
しょんがいな
〽梅にしようか桜にしよかいな
色も緑の松ヶ枝に 梅と桜を咲かせたい
しょんがいな
〽銀座八丁 行こうじゃないか
山の狐が七化けて黒い眉引く袖を引く
しょんがいな
〽恋の浅草 二人で行こかいな
何を
しょんがいな
平成28年2月
JISTA ML リレーコラム 第1回
会員 関東支部 jista1197 佐藤俊夫
このところ、若い方やDIYなどを楽しむ一般の方向けに、ワンボード・コンピュータが売られています。しかも、相当な売れ行きであると
「Arduino」や「Raspberry Pi」、「IchigoJam」「Intel Edison」「mbed」と言った製品名を聞いたことがある方も多いでしょう。秋葉原を歩くと、店の表にこれらのカラフルな箱が山積みになっています。また、イタリア人マッシモ・バンジ氏の「TED」スピーチを見たことがある方もたくさんおられると思います。
数年前から、普及価格帯の3Dプリンタが出現してきたことにより、一般人でも小規模の製品を作り、それを世に問うようなことが可能になってきました。そこから、「Makers Movement」と言われる流行が盛り上がりはじめました。これはオープンソース・イノベーションの自然な興隆ということに加えて、出版と連携した一種のマーケティングの成功であるとも言われているようです。ちなみに、この「Makers Movement」について著書を出し、流行に火をつけたのはクリス・アンダーソンと言う人ですが、この人の名を覚えている方もJISTA会員の皆さんには多いことでしょう。そう、かの「ロング・テール」の著者その人です。
古くから言われる「DIY」と、最新流行の「Makers Movement」との違いは、そこに「ネット」が介在するか否かだ、と言ってもよいと思います。物を作る上での発想やハウ・トゥ、設計図、使用感などは、インターネットを通じて迅速に共有され、改良が加えられ、更に共有されます。
こうしたことを背景に、3Dプリンタを使用してものを作り、作ったものへデジタルやITのパワーを盛り込むことが広く行われるようになりました。ものへデジタルやITのパワーを盛り込むのには、廉価なワンボード・コンピュータがうってつけだというわけです。
実際、巷間ではArduinoがこれまでに100万台、Raspberry Piが700万台売れたと言われていますから、これらのワンボード・コンピュータは、ITのプラットフォームとして無視できない勢力になっていると言えます。また、これらは安価に数を得られることから、「IoT」流行の趨勢とも関連する雰囲気が濃厚に感じられます。
私は仕事の上ではこれらと関わっておりません。しかし、その一方で、ITストラテジの道というものは、ITワールドを形作るもののうちの何が将来の影響要素としてつながってくるかわかりません。そうしたことから、これらワンボード・コンピュータを体験しておくことが何かの足しになることもあろうと思い、ArduinoとRaspberry Piを少しばかりいじってみておりましたところ、ちょうど今般リレーコラム執筆の機会を頂きました。
そこで、この機会をお借りして、ArduinoとRaspberry Piについて、その状況などを簡単に紹介させていただきたいと思います。
「Arduino」はイタリア人のマッシモ・バンジ氏を中心に、平成17年(2005)から開発が始められたワンボード・コンピュータです。バージョンアップや派生を含め、既に数十種類の製品があります。現在店頭で入手可能な製品には、代表的な「Arduino UNO」があり、これは本日(平成28年2月7日)現在、税込み2,940円で手に入ります。
その特徴に、次のようなことを挙げることができます。
○ ハードウェアが「オープンソース」であること。
仕様も設計もオープンで、一般人がネットから基盤のパターンなどをダウンロードしてそっくり同じものを製作することも可能です。また、そのため、世界中にArduinoのクローンを作っている企業やグループがあり、それら自由なクローンの種類を数え上げることはもはや不可能と言う状況にあります。
○ 開発環境が無料で配布されていること。
開発環境は統合環境(IDE)になっており、これも無料です。様々なライブラリが日々提供され続けており、一般に入手可能なほとんどのハードウェアやIC、電子素子などを扱うためのライブラリがGitHubなどですぐに手に入ります。
○ アナログ入出力、デジタル入出力が簡単に可能であること。
「Arduino UNO」の場合、基板上にはデジタルI/Oが14本、アナログINが6本、アナログOUTが6本あります。これにさまざまな電子部品をつないで制御することができます。
○ C++で簡単にプログラミングできること。
従来の「マイコン」はアセンブラ一辺倒でしたが、ArduinoはC++でプログラミングでき、しかも、ややこしいハードウェア・アクセスはC++のクラスの中にすべてカプセル化され、手軽に扱うことが可能になっています。ユーザはオブジェクトを生成し、入出力ピンを開いて読み、書くだけでさまざまなことができます。
こうした特徴があるため、Arduinoを使用すると、一般人がデジタル・プロダクトを簡単に製作することができます。
かく言う私も次のようなことを試しました。
「スマート・ファン」
安物の扇風機にArduinoとEtehrnetインターフェース、温度センサをとりつけ、Webサーバをこの扇風機に実装してブラウザから制御できるようにし、温度によって風量を変え、1/fゆらぎ送風ができるなど、ものすごく無駄にリッチ化した扇風機です。
1980円の安物扇風機をめっちゃ高機能化(笑)して、結構遊べました。
「メールサーバ監視ランプ」
メール来着状況を監視し、ランプの色で教えてくれるもの。昔はISDN用のルータにこうした機能があり、パソコンのスイッチを入れていなくてもメールチェックのタイミングを教えてくれて便利だったのですが、今はこういうものがなくなってしまったので、意を決して自作したわけです。実は、今はスマホでこれは出来てしまうのですが、LEDの輝度のパルス幅変調などを試して遊ぶのに格好の題材でしたので、あえて試してみました。
「多機能リモコン」
赤外線リモコンのある電化製品を、Webで制御するようにしたものです。パソコンからでも、スマホからでも操作できます。赤外線LEDは秋葉原などで100円ほどで手に入りますので、これを試す人は非常に多いようです。
「モーターで動くおもちゃの類をデジタル・パワードにする」
おもちゃにArduinoを積み込むと、男の子などは大変喜びます。ここでは、モーターで動く自動車に超音波センサをとりつけ、自律制御させるとともに、その自動車にデジカメを乗せて動画を撮影しています。
私には男の子供はありませんが、私自身が男の子じみた中年(笑)ですので、みずからこういうことを試して遊びました。
このように、Arduinoを使うと、手軽にさまざまな機器を制御したり、デジタルパワーを盛り込んだものを作ることが可能です。
伝統的にArduinoにはAtmel社のマイコン「AVR」シリーズが使われていましたが、最新の製品「Arduino 101」にはIntelのCurieが採用され、Bluetoothや6軸の加速度ジャイロセンサーが搭載されるなど、大変高機能化しています。
さて、目が離せないArduinoですが、昨年ごろから、長年Arduinoを牽引してきた5人の人たちが仲違いし、分裂騒動を起こしてまだ決着がつかず、もめているようです。Arduinoコミュニティは既に大きなものになっているので、この騒動は残念なことであり、かつ、目が離せないところです。
「Raspberry Pi」はイギリス人のイブン・アプトン氏を中心に、Raspberry Pi財団というところが開発しているワンボード・コンピュータです。SONYなども深くかかわっていると聞き及びます。
平成24年(2012)に最初のモデルが発売され、バージョンアップ等で数種類の製品があります。現在店頭で入手可能な製品の代表的なものに「Raspberry Pi 2 Model B+」があり、これは本日(平成28年2月7日)現在で税込み5,000円です。
次のような特徴があります。
○ れっきとした「PC」であること。
前述のArduinoは「マイコンボード」であり、OS等は載っておりません。しかし、Raspberry PiはSoCを利用するれっきとした「パソコン」で、OSを載せて作動します。主としてRaspberry Pi用に最適化されたLinux(「Raspbian」というディストリビューション)が作動するほか、マイクロソフトからは「Windows 10 IoT core」というWindows製品が、なんと無料でコントリビュートされています。余談、最近のマイクロソフト社の変革ぶり、オープンソースやフリーへのコミットぶりには驚くばかりです。それだけ、IoTにからむ製品に注目しているということでしょう。
また、HDMI端子やUSB、Ethernetの端子を基板上に標準で備えているので、キーボードやマウス、ディスプレイをつないでPCとして利用することができます。
○ あらゆる開発環境が利用可能なこと。
「Linuxマシン」なので、Linuxで利用できる開発ツール類は全て利用できると言って過言ではありません。Raspberry Piになじみの良いのはPythonで、入門本などにはPythonの作例が多く載っております。他にRaspberry Pi向けに最適化されたビジュアル言語の「Scratch」などもあります。しかし、別にこれらにこだわる必要はなく、GCCが走りますから、C/C++も使えますし、他にシェル、PerlやPHP、Ruby、Javaも扱えます。極端な話、g77をインストールして「FORTRAN」でハードウェア制御を行うことも可能でしょう(聞いたことはありませんが……)。私などは、RubyやPythonに暗いので、CやPHPでRaspberry Piのプログラムを書きました。
エディタやIDEも、自分が使い慣れた好きなものが使えます。私はviが好きなので、Raspberry Pi上でももっぱらviを使っています。
○ 簡単にデジタル入出力が可能なこと。
「GPIO」と呼ばれるデジタル入出力端子を豊富に備えていますが、これらは、ユーザからはUNIXで言う所の「ファイルシステム上にあるスペシャル・ファイル」に見えます。ですので、このファイルをオープンし、読み、あるいは書くだけで外部に入出力ができ、ハードウェアの制御が可能です。
○ あらゆるミドルウェア等が利用可能なこと。
Linuxであるがゆえ、Linuxで使えるミドルウェアなどはほとんどのものが利用可能です。例えば、MySQLやPostgreSQLなどのRDBも扱えます。また、ApacheなどのWebサーバ、sendmail、DovecotなどのPOP/IMAPサーバなども走ります。
こうした特徴があるため、既存のオープンソース・ソフトウェアを用いて、相当複雑なことも可能です。
Arduinoと違って、Raspberry Piは単体ではアナログ入力ができません。そこで、私はRaspberry PiにADC(アナログ・デジタル変換)のICを接続し、これにサーミスタを取り付け、Apache+PHP+C言語を使用して「ウェブ温度計の製作」などを試してみました。
また、PHPでハードウェア制御もできます。私はこんなふうに、PHPを使用して、Webインターフェイスにより家電製品のスイッチをオン・オフすることなどを試しました。
Arduinoに比べてRaspberry Piの歴史は浅いのですが、その出荷台数などから見ても新進気鋭の勢いを持っており、躍進中であると言えます。
もともと5,000円ほどの値段で、高価ではないRaspberry Piですが、昨年(平成27年(2015))11月に流れたニュースでは、なんと650円(5ドル)という驚くべき価格の製品「Raspberry Pi Zero」もラインナップに投入されました。
この値段と大きさでLinuxが走るのですから、驚きです。さすがにEthernetはついていませんが、USBの無線LANドングルを接続すればネットにつながります。
「Raspberry Pi Zero」は、この値段と大きさのゆえに数量を稼ぐことができますから、IoTにからむ何らかのブレイク・スルーをもたらす可能性も相当にあると言えるでしょう。
私などが若い頃には、ワンボード・コンピュータというとNECのTK-80にとどめを打ったものです。一定の年齢層の人には大変懐かしいものの一つです。
他方、ここまで触れましたように、現在のワンボード・コンピュータは長足の進歩を遂げており、ますます興味の尽きないものに変貌しております。
今回紹介したものは一般向けのものなので、エンタープライズでの応用については、別途考察と検討、研究が必要であると思われますが、既に一般向けには広く普及していることから、早晩業務用途にも応用が広がることが想像されます。
根岸、と言えば、私なぞには正岡子規、子規庵、と言ったあたりがどうしても思い浮かぶが、人によれば根岸と言うと次の記事あたりになるのかも知れぬ。
それにしても、いいな、この記事。行ってみたくなるじゃないの。
○ 松任谷由実 海を見ていた午後(Youtube)
私は埼玉県越谷市に住んでいる。越谷の子供たちの運動会や、盆踊りなどで必ず流れる民謡音頭の一曲に、「越谷音頭」がある。
運動会や盆踊りでこの音頭がかかる際には、録音や放送の音質があまりよくなく、歌詞がほとんど聴き取れない。レコードも古いため、音がくぐもって聴こえるのだ。私の子供たちも聴き取れておらず、しかもなお、それを「♪はぁ~ァア~ぁああ、はが~ぁげ~ふぅぐ~ぅほ~え~ほひはゃ~ほだぁ~ひ~ぃぃぃ……」と聞こえている通りにモノマネするので、おかしくてたまらない。終わりのほうのメロディで「♪ヘェ~~~ぇえ、え~ぇえ……」と唸るところがあるのだが、そこで声を裏返し、狂ったように「へぇえェエエエェエエェエッええっええッ!!」と目を血走らせて唸ると特に面白い。
さておき。
この越谷音頭のこと、特に気にもしていなかったのだが、ふと思い付いてネットで検索してみた。
驚いた。
○ 「越谷市のはなし」(まとめておられる方のサイト)
あの聞き取りづらい録音、男女がかわるがわる歌っているのはなんとなくわかるし、男声がなんっか、聞き覚えがあるな、とは思ってはいたのだが、上掲ページによると、それがなんと、かの林伊佐緒なのである。
歌手・林伊佐緒(明治45年(1912)~平成7年(1995))と言うと、作詞作曲もこなし、日本の「シンガー・ソング・ライター」の先駆けとして知られる。
で、この林伊佐緒の最も有名な曲と言うのが、実はこれなのだ。
この「出征兵士を送る歌」には逸話が二つほどある。
○ この軍歌(戦時歌謡)は、陸軍省が公募したものだった。林伊佐緒は、この曲に優れた腹案を持っていたが、当時既に音楽家で、有名な歌手であったため、応募しても別枠になってしまうと思われた。そこで、変名・匿名で応募し、見事に1等で当選したという。しかも、他にも公募で1等を取って大ヒットした曲は数多くある。
○ 放送録画時、林伊佐緒の声量はすさまじく、Youtubeの動画を見ると、マイクを口から大きく離しているにも関わらず、バックコーラスのマイクが声を拾って、バックコーラスのボニージャックスを遥かに圧倒していることがわかる。
……という、そういう名歌手・名曲だ。
越谷で親しまれる、あののどかな音頭を林伊佐緒が歌っていたとは、実に感慨の深いものがある。このギャップ感。
で、越谷音頭の正確な歌詞が前掲のページで明らかになったので、それを見ながら歌っていたら、これまで耳で聞こえたとおりにモノマネをしていた次女が、
「もうっ、お父さん、あの全然意味の分からない聴こえ方をマネするのが楽しかったんじゃない。無粋に歌詞を明らかにしないでよっ!面白くなくなっちゃうじゃないよぉ~!」
とヌカすのである。
ぬぅ。もって瞑すべし。
それと、越谷音頭と一口に言っても、戦前に作られた「越ヶ谷音頭」と戦後作られた「越谷音頭」、旧節と新節の二つがあることも、越谷市民としては弁えておかなければならないところだろう。