今週のさえずり季題

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読書

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 引き続き60年前の古書、世界教養全集を読んでいる。第21巻、「海南小記」(柳田國男著)「山の人生」(柳田國男著)「北の人」(金田一京助著)「東奥異聞」(佐々木喜善著)「猪・鹿・狸」(早川孝太郎著)に取り掛かった。

 まずは「海南小記」(柳田國男)。職場で昼休みに読み終わった。

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テーマ詠「地元愛」

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名にし()ふ里をちこちに百舌鳥(もず)(にえ)
たがやすや大和し(うる)はしく()(なた)
()(ささぎ)(ほり)河童(かっぱ)あり蝌蚪(かと)もあり
春雨も(すい)()に今や()がるらん
ほつ〳〵と(しゅ)二会(にえ)は星の()る如く

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #jtbt

 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

庭の沈丁花と梅林公園の梅見

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 春だ。

 自宅の庭の沈丁花が咲き始めた。

 今日はよく晴れている。青空が広がり、微風が心地よい。(そぞ)ろ浮足立つ気がして、そうだ梅見頃だな、と思い立つ。

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観梅

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花梅(はなうめ)へ風の(たわむ)れ共に落つ
臨御(りんぎょ)ありけむ鴨場には竹の秋
花弁ふと亀の看経(かんきん)よそに散る
一樹への()はくつきりと蝶逃げよ

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha

今週のさえずり季題

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テーマ詠「細長いもの」

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むずがゆし耳に紙子縒(こより)を春の風邪
いかのぼり二次曲線の糸かなた
右大臣矢軸の細き(ひいな)かな
長々と紐の(くど)さや(ひな)(おさめ)
(しじみ)(うり)天秤棒をつかへつゝ

佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #jtbt

 「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。

靴の踵を鋼鉄にする

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 通勤で大して多くの距離を歩いているのではないのだが、しかし毎日のことともなると年間数百kmは歩く計算になり、靴が減る。

 特に踵の減りが激しく、靴の他の部分は何ともないのに、踵の減り上がりのためだけに靴を買い替えるようなことをしょっちゅうしていた。

 昨年から履いている靴はホーキンスのプレーン・トゥで、安いが本革で気に入っている。滑りにくい工夫が靴底に施されていていいのだが、その分 “靴の踵を鋼鉄にする” の続きを読む

読書

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 引き続き60年前の古書、平凡社の世界教養全集を読む。第20巻「魔法―その歴史と正体― The History of Magic」(K.セリグマン Kurt Seligmann 著・平田寛訳)を土曜日の夜、自宅で読み終わった。

 昨年の暮れも押し詰まった12月29日から読んでいたわけで、随分とかかった。2か月だ。

 前回のエントリにも書いたが、この本は私の大阪の実家の本棚に、私が子供の頃から並べられていたもので、この全集の他の巻と共によく開いたものだ。特に “読書” の続きを読む